昨夜、双子たちを伴って

お通夜に参りました


双子たちの小学校で

教務主任をされていた先生が

亡くなられたのです


1月19日 午前7時 バイクで出勤中

同じ方向に走っていた バイクに

接触 頭を強打されたそうです


享年46歳


私はPTA実行委員なので

子どもたちよりも 早く

連絡がきました


直接、授業に入られることは

ないけれど、

昨年夏の林間学校では

ビデオカメラ撮影を

してくださっていました


息子たちによると

いつも「ダジャレ」を言う

面白い、子どもたちの目線で

話してくださる方だったようです


風貌はいわゆる「高木ブー」さんタイプで

イケメンではありません

でも、とっても 人気があったようです


特に長男は「飼育委員」

先生は

担当してくださっていたようで

訃報を聞いた時は

膝を抱えて 黙り込んでいました


お通夜は夜なので

子どもたちを置いて行くか?

行かないか?と一瞬迷いましたが

子どもたちから

先生の学校での様子が

次々話されているのを聞くうちに

「一緒にお別れを言いに行こう」と

なったのです


会場に着くと

やはり 大人ばかり

意外と子どもたちが少ないことに

驚きました


生徒らしき子は うちも合わせて

5人ほどでした


5年生はうちだけ


お焼香の番になって、

それまでは 神妙にしていただけの

私だったが やはり

遺影を拝見して・・・


涙がとまりませんでした

「やんちゃな この子たちがお世話になりました。

本当にありがとうございました。

しっかり、育てます。

これからも 天国から見守ってやってください」


親ばかな一人よがりで

通り一遍な 言葉だったが

かなり 手を合わせていた、と思う


いつもなら

「この子ら、ちゃんと できるやろうか?」とか

考えてしまうところだが

この時は先生が 天へ帰られることを祈っていました


気づくと、長男が目に涙をいっぱい

溜めて ハンカチで拭いていました


あとで「どんな思いだったか?」と

聞くと

「写真を見たとたん、先生としゃべったことが

いっぱい 出てきた」らしい


最後に 希望者だけが

先生のお顔を直接 拝見することに・・


ほとんどの参列者が、拝見せずに帰られたが

双子たちに確認して

おそばに行かせていただいた


事故に合われたとは思えないほど

とても綺麗なお顔で、

ただ、寝ておられるようなのに

子どもたちは とても驚いていました


「お世話になりました。

ありがとうございました。

さようなら」


そう、手を合わせました


帰宅して

長男が一人で まだ寂しげな顔をしていました


「先生が亡くなったことは 悲しい

でも、先生は天に行きはる。

見てくれている。

肉体は無くなったけど、

先生とのいい思い出がある。

あんたらが 覚えていることで

先生のしはった事に無駄はなかった。

いい人生やった。

そのことが 先生にとって何より嬉しいはず。


おじいちゃんが あんたらに いろいろ教えてくれるのも

お金よりも何よりも 思い出や自分の技術とかを

残していってくれるんや。

それが こころの財産や、とお母さんは思う。」


長男は 

「お母さんの話は分かりやすい」

と 言ってくれたので

その場にいなかった次男にも

「伝えといて」と言っておいた


すると・・・

たまたま、そばを通った風呂場から

ボソボソと長男の声が・・・

先ほどの話を次男に話しているのです


次男も静かに聴いていました

そして、「なるほど」


次男は「先生の死」が理解というか

信じられずに お通夜に行ったので

お顔を拝見して、長男と話して

受け止めれたみたいです


子どもらがお通夜に 行くことで

「子どもが行くところではないから」と

言われた子もいたそうです(学校での話題で)



価値観や事情は違うものです



でも、私は

子どもたちが 

こうした「死」というものに

向き合うことは 大切だと思っています



実行委員だから

子どもの学校だから


または


親戚だから(私の祖母のお葬式など)


と言うのではなく、


双子らが決めることを

優先しました


最後のお顔を拝見でき、

先生への感謝を伝えることができて

本当によかった、と

思いました


その夜は

レイキで 先生に 感謝の

思いを

静かに届けることが

できました