お久しぶりに

なってしまいましたが


ごきげんはいかがですか?



私は元気です。

その後、微熱もなく、

普通に出勤を続けられています。


頑張ってるね。

自分を褒める甘ちゃんな私。



さて

これは先週の出来事。



疲れた。


粘着質な問い合わせの電話に

どっぷりハマってしまった。


不明なことを確認することが目的の

連絡ではないことに気がついたのは、

話し始めてすぐ。


聞かれた質問に答えたら

別の事案を抱き合わせて

再度の質問。


一般的ではない事象や

イレギュラーなことは、

ここでは答えられないと、

遠回しに質問を打ち切っても、

それはスルー。



わからないんだよ


と言いながら

同じことを繰り返す。


その事案が現実なら、

連絡先はここではない。

個別に相談するように伝える。


それもスルー。


何を答えても話が戻ってしまう。

30分が経った頃、沈黙してみた。


潮時だと思ったのか、

ようやく話が終わった。


通話中、

辛抱強くなった自分に驚いていた。


電話を切った後だって、

平然としちゃうもんね。

舌打ちなんかしないもんね。


だって私はクールな大人だから。


なんて、

別のことを思いながら、

相手の言葉を聞いていた。


間違えたことを口にしないように

気をつけながら。


単純な言い間違いですら、

面倒な展開になりそうだった。


繰り返される話の内容に

吐き気をもよおしそうなくらい。


だった。


電話を終えたら、

ほぼ終業の時間だった。


よかったよ、おしまいの頃で。



サクッと帰ろうと

会社を出る。


隣を歩く男性が進路を塞ぐ。

同じスピードで並んで歩いている。

左に行こうとしている私の左側を

全く同じスピードで歩く。


スピードを速めても緩めても並んで歩く、

あなたは何?



信号を渡るのを諦めた。


あなた様のおかげで、

なんで渡りたい信号を

見送らなくちゃいけないのさ。


少し前の粘着電話がよみがえってきて、

またむかむかする。



だめだ

イライラする。



信号待ちの目の前を

バイクのお兄ちゃんが、左折待ちをしている。


お兄ちゃんの靴下には

縦に大きく


赤い字で




なんで?

なんでその文字?


ニヤリ


少し緩んだ。


シウマイを履いたお兄ちゃんは

あっという間に走り去っていった。


信号を渡り終えると


小柄なおじいちゃん


しょぼいおじいちゃんが

(ごめんね許してね)

右手に真っ赤な薔薇の花束。


らしくなくて


クスリ


気持ちが綻んだ。



帰りの山手線


目的駅に着く前に、

車掌さんの素敵なアナウンス。


夕方、雨が降りました。

傘のお忘れ物にお気をつけください。

朝晩は冷え込みますお体に気をつけて、

本日もお疲れ様でした



なんだかすっかり優しい気持ちに

なっちゃった。



世の中は愛で溢れている。



嫌な奴もいる。

けれど

周りの全てをそんな嫌なことで

染めてしまうのはもったいない。


大切なメッセージをもらった。


信号を渡れていたら

シウマイも

赤い薔薇も出会えなかった


そう考えたら

進路を塞いだあの男性にも

意味があったように思えた。


良い日にするのは意思だ。

今日は気づいたこと、

実行してみる日にしよっと。



さて

あなたにも私にも

今日も良い日にしましょうね。