東京文化会館でのリサイタルにお越しくださった皆様💕

コロナによって皆様自粛なさっている中、ご来場頂き、応援励まし有難うございました。
今回のコンサートは私の歌人生において特別な公演となりました。

少しコロナが流行り始めた一年前の2月ごろ、神田さんや東京労音様からこの有難い企画のお話を頂き、とても嬉しい気持ちと、格式ある東京文化会館でのソロリサイタルなんて恐れ多い!という気持ちの半々でした。そのような中で神田さんから背中を押して頂き、一年準備を重ねて参りました。

1部は“薔薇🌹と月🌕に願いを込めて”とテーマを決め、美しい歌曲やオペラ、オペレッタから選曲しました。
桜🌸も散り、私の大好きな薔薇の花🌹が咲き始める季節。
日本、中国、イタリア、ドイツ歌曲、から薔薇のテーマで選びました。神田さんから中国の「三つの薔薇の願い」をお勧め頂き、中国語にも初挑戦。

2部は月をテーマに、ベッリーニの歌曲、オペレッタ、ルサルカのチェコ語、荒城の月など。
神田さんのエレクトーンでオケのような多彩の音色、和楽器によるアレンジ、そして幻想的な夢のある世界をイメージしながら、表現しました。

神田さんのソロは、私をイメージしてくださり、バレエ「眠りの森の美女」からワルツ🩰、月の光、大河ドラマから「翔ぶが如く」。
生き生きとした迫力の演奏は客席からもブラボー👏でした!

テーマや曲が決まり、衣装も薔薇の花のドレス、花💐の髪飾り(優子さんお手製)、マリーアントワネットの中世の衣装。
母と二人で張り替えたお揃いのロココ調の椅子、そして神田さんの偶然持っていらしたの王子様のようなお衣装。
それに合わせて、パルテノン神殿の柱も労音様がご用意下さり、照明✨で素敵な空間を作り上げて下さいました。

また来月古希になる母は、趣味で描きためて来た日本画の作品をロビーで皆様に見て頂くことができ、喜んでおりました。

アンコールでは、私が時折歌わせて頂いている「熱き口づけ」と「ひらがなの生き方」を歌いました。
「ひらがなの生き方」は元NHKアナウンサーの村上信夫さんの作詞で、作曲は長森かおるさん。
村上さんもいらしてくださりご紹介させて頂きました。
50音順の「あ~わ」までを順番に使って歌詞が書かれており、
「あいしています、いまここに、うんでくれて、えらんでくれて、おかあさん、あいしています」と。
村上さんがお母さまに向けて、村上さんの人生と生き方を重ね合わせて書かれた感動的な詩です。私も涙をこらえながら歌わせて頂きました。😭

文化会館は本当に響きが良く、最高のホールで、以前数曲歌うコンサートに出演ありましたが、今回2時間のソロリサイタルをさせて頂けましたことは、本当に財産となりました。♪

この日の為に、本当に細かくご指導頂きました先生、当日まで準備を手伝ってくれた家族、お友達の皆様、労音のスタッフの皆様、録音、撮影の方、本来は無観客や中止もありえたかもしれないのに、応援に駆けつけてくださいました多くのお客様。
そして、たった一日の公演の為に、何か月もかけて私の為に素敵な音色を作り上げ、演奏もさることながら色々な面で支えてくださった神田将さん。

この一つの公演に何百人もの皆様の愛に支えられて無事に公演を終える事ができ、感謝の気持ちでいっぱいです❤️

自分の反省点も含め、込み上げる思いが
一杯でこの2日間涙が止まりませんでした。

また皆様に少しでも成長した姿を見て頂けるよう、今後も精進して行きたいと思います。