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エコラン、Ene-1GP、インホイールモータ、手作りEV、電気自動車、ロードバイクについて

さて、苦難の道を乗り越えて(?)走れるようになったRolf PRIMA Ares3 LSですが、私にとって価値あるものなのでしょうか?

 

 


評価基準は2つあるのですが、先に結論を言います。平坦でも峠でも速いホイールでした。ではその詳細レビューです。

 

1. ロングライドは快適か?
 これまでロングライドはZONDAにラテックスチューブを入れてタイヤはミシュランのPower Roadを選んで走っていました。空気圧は6.5barくらい。乗り心地も転がりも良くて満足していましたが、これが更に良くなるのでしょうか?

 

 

試しにクリンチャーとして走ってみました。(ラテックスチューブ、ミシュランPowerRoad)

上り坂はハブの性能が良いのか激坂になるほど軽さを感じます。特に気合を入れていないのにSTRAVAのセグメントで自己ベストを更新する勢いでしたので明らかに速い。乗り心地はZONDAと比べると硬いです。それなりに高性能なホイールですので高剛性なのだと思います。チューブレスレディにしてエア圧低めで走れば快適になると思います。

平坦は空力が良いのか速いです。特に40km/h超えで巡航すると維持が楽に感じます。ただ、貧脚の私では数分しか持ちませんので体重の4倍程度が常時出せる人のための道具と感じました。鈴鹿サーキットエンデューロなどでは有効な武器になると思います。

 

2.もう一つの評価ポイントはヒルクライムで速いのかどうか。毎年Mt富士ヒルクライムにエントリーしてブロンズ(90分切り)を目指している私。普段の練習では愛知県の三ヶ根山を中心に4つほどの峠を繋いで走っています。三ヶ根山は3.8km平均勾配6.4%の峠で冬が終わる頃20分近くかかるタイムが6月には16分台に入ります。これまでの決戦ホイールのむラボ5号+軽量クリンチャー(今年はブリジストンR1SとR-Airの組み合わせ)で16分59秒を出すのが精一杯の状態でRolf PRIMA に換装。タイヤは自称世界最速タイヤCORSA Speed TLRです。

 

 

結果は16分37秒となりロングライドでも感じた通り急勾配で少し楽に感じました。確かに峠でも速いです。

ところで速さとは関係ありませんが、このホイールとCORSA Speed TLRの組み合わせは組むのが大変です。

ホイールが若干小さ目、タイヤが大きめに出来ているのでしょう。とにかくビードが上がらない!

他の方も苦労しているようですが、私の場合次のような流れで何とかなりました。

 

1.普通にフロアポンプでやってみる。全くダメ。

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2.CO2ボンベでやってみる。全くダメ。

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3.工業用エアーコンプレッサーを借りて直噴。何とダメ!

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4.ようやく難しいことに気づく。どうしてもダメで諦めた方もいることを理解する。

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5.シーラントを入れてみたらある程度塞いでくれて上手く行くのでは?とトライするがダメ。

 シーラントが抜けたエアーと共に飛び散り汚しただけだった。

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6.どうもバルブ付近の隙間が大きく抜けてしまうため全体に圧がかからない感じ。初心に返りタイヤを一度外して位置を変えて嵌めなおす。また、ビードに石鹸水をたっぷり塗る。すると今までで一番惜しい感じ。石鹸の泡を出しながらビードが上がろうとしているが上がり切らない。

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7.あと少しなのでエアーの供給量を増やしてみる。コンプレッサーの大元に近い所から出来るだけ太くかつ短いホースを繋ぎバルブコアを外して直噴。上がった!!

 

 ホース部分の配管抵抗でエアーの流量が落ちていたのがダメだったようです。あと石鹸水は必須です。それにしても普通の自転車屋さんにある小型のコンプレッサーではダメなんじゃないか?これ。タイヤレバーなど全く必要なく手で簡単に脱着できるあたり、かなり緩いのだと思われます。逆に考えれば出先でパンクしてもチューブさえ持っていれば簡単にタイヤを外してチューブを入れてクリンチャーとして走らせられるので安心して出かけられるとも言えるのですが。

 

以上、Rolf PRIMA Ares3 LS と CORSA Speed TLR のインプレッションでした。