現実が近づいてきた日
総合病院初受診の日。紹介状で妊娠を中止したいという内容が引き継がれていたので中絶の前提でお話が進んでいきます。経膣プロープで赤ちゃんの状態を確認逆子になっていないか胎盤の位置を確認して問題ないとのこと。血液検査で血液型を確認や感染症にかかっていないかの確認をして費用は1万円とちょっと。入院のスケジュールは月曜日に入院。火曜日までにラミナリアという棒状のもので子宮口を徐々にひろげていき水曜日に子宮収縮剤をつかって分娩木曜日は1日様子を見て金曜日午前中に退院というスケジュールでした。入院中の病衣レンタルや、レンタルを利用すると無料支給となる歯ブラシセット、ティッシュなどの説明をうけました。そして、妊娠4ヶ月以降の中絶手術なので加入している健康保険から給付される出産育児一時金も対象になるとのお話がありました。突然のことで費用のことも心配だったのでありがたく使わせてもらうことにしました。同意書を記入すれば健康保険から直接医療機関へ必要な分を支払いてしくれる直接支払いの制度があるのでとても助かります。支払いをして余った分は健康保険へ請求することでわたしに還ってきます。お金の心配は少し和らぎましたが、約20年ぶりのお産になるのでどこか不安で緊張は続いていました。救われたのは蒼生がお腹のなかで元気に動いてくれていたこと。ポコポコうごいているのが愛おしくてこの元気ぶりは男の子だよねってakiさんとお話ししていました。そして想定していなかったのが赤ちゃんの棺、棺にいれる洋服やお花など出産した赤ちゃんは退院の日までに役所に死産届をだして埋火葬の手続きが必要とのこと。病院へ許可証を提示して斎場の予約が行われていることも知らせる必要があります。色々と現実的になってきて自分が今しようとしている決断への揺らぎも出てきました。akiさんにそのことを伝えたら「絶対に一人にしないから一緒にいるからね」と話してくれてすごく心強かったし揺れてもいいんだなって思えるようになりました。それくらい蒼生のことを大切に思っているということだなぁって。蒼生は、短い時間の中で、たくさんの愛を教えてくれました。そして私自身も、「そのままで愛されていい」を、少しずつ受け取れるようになってきた気がします。