乃木坂４６が１２日、名古屋市内で握手会イベントを行い、７月に東京・神宮球場と、隣接の秩父宮ラグビー場でコンサートを同時開催することを発表した。２つの会場で同時にライブを行うのは史上初となる。
会場全体が「？」の空気に包まれた。イベント後半、スクリーンで今夏の全国ツアーを発表。１万２０００人のファンから大歓声が湧き上がる中、スクリーンには「特報」として同時開催が明かされた。
キャプテンの桜井玲香（２３）が「え？」と目を丸くすれば、白石麻衣（２５）も笑うしかなかった。神宮球場と秩父宮ラグビー場は直線距離で１００メートル足らず。西野七瀬（２３）は「両会場を行ったり来たりするってことじゃない？」と推測すると、ファンも理解したのか再び歓声が上がった。
関係者によるとライブは７月６～８日に両会場で同時刻に行われる。メンバーを１、２期生、３期生などに分けるなどして代わる代わるパフォーマンスする。動員数は神宮の３万５０００人と秩父宮の２万５０００人を合わせて６万人。３日間公演で計１８万人。「これまでに前例がない」（関係者）という。
演出は未定だが最新曲の題名が「シンクロニシティ」だけに、両会場で同時披露する可能性もある。一方、関係者は「距離が近いため、同時にバラード曲とダンスミュージックをやると曲同士がぶつかるかも知れない」と危惧もする。
桜井は「神宮でライブするとは聞いていたけど…マジか」と興奮冷めやらぬ様子。「今年の夏もいろいろあるってことですね。（乃木坂が）成長してきたってことかな」と無理やりまとめていた。
〇…イベントではグループ初となるドーム＆スタジアムツアーも発表。７月２１、２２日に福岡ヤフオク！ドーム（３万５０００人）、８月４、５日に大阪・ヤンマースタジアム長居（５万人）、８月２６、２７日にナゴヤドーム（３万８０００人）、９月１、２日に、ひとめぼれスタジアム宮城（５万人）の４か所８公演で３４万６０００人を動員する。神宮・秩父宮ライブを含めると５２万６０００人の規模。桜井も「全員で力を合わせて頑張ります」と意気込んだ。