こんにちは、そらです
たまたま、以下のYouTubeをみました。
このYouTubeも含めて、官僚のブラック労働を問題視してくれているメディアも増えてきました。
それ自体はとても良いことだと思います。
しかし、わたしとしては1つ懸念を持っています。
それは、国会答弁ばかりがブラック労働の原因として注目されていることです。
国会答弁に当たると、確かに朝までコースになりがちです。
ただ、朝までコースになるのは質問者が野党(特に共産党は正直しんどかったです)の場合が多く、与党の場合は可能な限り事前に通告してくれますし、どんな意図でどんな回答が欲しいのかまでシナリオを教えてくれる方もいました。
もちろん与党でも、直前に質問が決まれば直前の通告にはなりましたが…
補足しておくと、国会答弁までの流れは以下の通りです。
委員会の開催が決定
→質問者(国会議員)が決定
→質問者(国会議員)から各担当省庁の国会担当部署に質問内容を通告(連絡)
→担当部署が必要に応じて質問者へ質問内容の確認
→担当部署が答弁を書く
→答弁者(担当省庁の大臣、副大臣、政務官、局長など)にレク
野党(しつこいですが、特に共産党)の場合は、委員会の前日夜8時に、実はこんな質問したいんだよねー、と言い出したりするので、次の日の午前中に開催される委員会の答弁を夜8時から書き出すことになり、朝までコースになります。
なお、答弁者に大臣が指定されることも多いため、夜中に大臣に答弁書をメールで送ったりします。
担当部署が答弁を書いてすぐに大臣に届くわけではなく、担当部署の局長、大臣秘書官のチェックも入るので、担当部署が朝までフル稼働という状況も想像に難くないと思います。
話はそれましたが、しかし、毎日こんな日々を過ごしているわけではありません。
国会閉会中はもちろん答弁はありませんし、国会議員の先生方も地元に帰られる方も多いので、急に呼ばれることも少ないです。
にも関わらず、月に200時間残業している…という人も存在します。
それだけ残業している理由は各省庁によって様々です。
大きなイベントが控えている部署もありますし、とにかく様々な業務を抱えている部署もあります。(体調不良者が出てフォローをしている方も…)
一概に、特定の業務が原因でブラック労働になっているとは言えない、というのが、私の所感です。
では、どうしたらいいのか…
わたしは、部署ごとの残業時間を踏まえて、とにかく人を増やすべきと思います。
1人8h✖️20日で160h労働と仮定して、部署の残業時間合計が320hなら、その部署に2人増やしてあげてほしいです。
とにかく、未来の日本のために、各省庁の労働力を増やしてほしいと思います。
ではまた