こんにちは。そらです晴れ

 

 

官僚を辞めると決めたとき、官僚を辞めたと言った時、反応はみんな同じです。

なんで!? もったいない!!

 


 

わたしもこの世界を知らなければそういったと思います。


 

ではなぜ官僚を辞めたかというと…4つ理由があります。

 

 

 

  ①激務過ぎる

 

官僚が激務という話は、世の中に浸透していると思います。

 


世の中のイメージ通り、激務でした。悲しい悲しい悲しい

 


月100時間の残業?そっちの部署の方がまだマシだから異動したい…という思考になるほどに。

 


シャワーを浴びるためだけに朝5時に帰る、土日や夜中の呼び出し、23時まで待機させられた上でやっぱり明日にリスケします(そしてまた次の日に夜中まで待たされる)、1週間の合計睡眠時間15時間(昼寝含むゲロー

 


そうして心・体を壊す人が続出。

 


上司の多くは年齢以上に老け込んでいる。

 


まだ私が若くてギラギラしていた20代前半の時は、自分の努力で日本という国がよくなるのであれば本望と思っていましたが、もう国民より自分の心と体の健康が大切だと思いました(ごめんなさい驚き)。

 

 

 


  ②給料が労働時間に見合わない

 

給料は、入省数年で600万(※)には届きました。

※残業代込

 


でもこの時は、家は単なる荷物とシャワーを浴びる場所と化しており、残業時間は月に200時間でした。

 


なのに残業代は全額つかない…

 


省庁や部署にもよりますが、どんなに働いてもわたしはMAXもらえて80時間分でした。

 


あとは文字通りのサービス残業です。

 


コンサル、外銀などに就職した同期・同級生から話をきくと、

わたしも同じくらいかもっと働いているのにコスパ悪すぎない!?

と思ったわけです。

 


官僚になると決めた時から覚悟はしていましたが、いざ現実となると、感じ方は違いました。

 

 


 

  ③ロールモデルになる人がいなかった

 

今はかなり落ち着いてきたと願いますが、わたしが現役の頃は、パワハラが横行していました。

 


愛ある指導、見放されたらここまで言ってもらえない、本当はいい人だから、なんて周りから言われましたが、

 


そんなん知らんがな!! 

同じことを伝えるのにこんな言い方あります!?

と思っていました。

 


当時は、なんでこうなるんだと罵倒される、作った資料を破り捨てられる、など、どう考えてもパワハラを受けていました。悲しい悲しい悲しい

 

 

そして、働き続けている女性も少なく、働いている女性を見ていると、自分の将来像がなんとなく見えてきました。

・仕事一筋独身女性

・役所での出世をあきらめ、衛星ポスト(主流の出世コースを外れて、外部団体や出向先などを回る)で働く

・育児仕事も両立するが旦那は専業主夫

何をしても優秀なスーパーウーマン

 

 

わたしは、スーパーウーマンでもないし結婚もしたいし自分で子供も育てたかった。

 

 


 

  ④仕事が好きになれなかった

 

ここは大きな決め手になりました。

 


もともと興味があって入った世界ですが、やっていても好きになれない。。。


 

2年近く働いてようやく分かってきて面白くなってきた時に異動の繰り返し泣

 


もともと好奇心が旺盛で興味の幅が広いので、一つのことだけできないわたしにとってはピッタリでしたが、あまりにも覚えることが多すぎる。



その分野の専門家と議論するレベルにまで勉強するよう求められます。


 

また、仕事なのでもちろんやりたくないこともたくさんありました。


 

受け持った中には、担当者同士・省庁間で争っている(押し付けあっている)案件、国民の皆さんから厳しいご意見をいただく案件もあり、誰かと戦う(当時の心境は"戦う"でした)のは本当にしんどかった。


 

そんなこんなもあって、毎日ストレスが多く、結婚して子供ができたら辞めよう、と独身時代から心に決めていました。

そして、有言実行で産休に入るタイミングで辞めました。チョキ




今はテレワークも進み、かなり柔軟な働き方ができるようになったと聞きます。




国のために献身的に働いている役所の人たちのために、もっと待遇が改善されることを祈りますお願い





ではまたルンルン