カリュウシコウ、ウチダタツル
「下流志向」内田樹著
ふらりと本屋をさまよい、お目当ての本がないなぁとウロウロと哲学のところへ何故か吸い寄せられるようにして…。最近は引きこもりの問題も社会問題になっており、私もいつドロップアウトして孤立するかという淡い危機感とともに手に取りました。内田さんの本と言いうことも大きいです。私は本を20分は立ち読みしてから買いますが、読めば読むほど、「これ!」という思いを強く持ちレジヘ。
これは哲学の世界の論壇で活躍されている内田樹さんの、学力・学校問題とニートに対する考察です。
そこにはある価値観、言い換えるとイデオロギーがあるとのこと。
経済至上主義の弊害、自己責任というものや共同体としての機能という社会論、ひいては人間というものについての論説がとても府に落ち、己に自然に身についた社会観、人間観に大きな波紋を呼んでくれました。