昨年の東大の入学式での上野千鶴子先生の祝辞が話題になりました。賛否両論あるとのことですが、私は賛同する方です。特に後半、素晴らしい祝辞と思いました。
ただ
"東大女子が実質的に入れず、他大学の女子のみに参加を認める男子サークルがある"
あたりには、私が感じることと違うものがあるように思いました。
娘が就職してすぐ、新入社員の時、
うちの会社は飲み会のとき、男も女も割り勘なんだよね。東大では女は払う額を少なくしてくれていたのに
同じ額の給料もらってるんだから当然じゃない?
男と女じゃ飲む量が違う。
そりゃそうかもしれませんが。。。
そんな娘を見ていますから、上野先生の "実質東大女子は入れないサークル"の話も、
他大学の女子のいるサークルは居心地が悪そうだからやめよう
と判断しているだけではないかと。。。
男と女はそもそも違うので、平等が本当に平等かというと、そうでもない場合が多いのではないかと思うのです。
男は子どもを妊娠することも産むこともできないし、母乳を与えることもできません。分かりやすいです。
女のできないことは?
また、上野先生の祝辞では、東京医科大などの入試で男女差別があったことをお話しされていました。
一方でお医者様の現場では、女医が多くなるとたちいかなくなる、という声をよく聞きます。確かにキャリアの途中に出産・育児があるかもしれない女医は、それを前提としない男のお医者様より難しいことは、よくわかります。まして命を預かる現場なのですから。
それでも私は女医さんにも活躍して欲しいです。できるはずです。
私は入試で男女平等に合格させるより、まずこの現場の体制を男女が違うことを前提に変えていくことこそが、平等と考えます。
お医者様の世界だけではありません。
女は出産・育児があるから、ではなく、男女とも人生の中に子どもの誕生があるから、という前提が叶う社会が私の大きな夢です。