10月3日岡崎市南部市民センター定期講座
「いきいき!シニアライフ」の最終回でした

5月から10回シリーズで講師を務めてきた
講座も、とうとう最終日となりました

前半は相続や遺言のお話、後半は悪質商法、
ライティング、社会貢献、NPOとバラエティに富んだ
内容でお話してきました。

最初の自己紹介の折に「着物が好きなので
講座に着物を着てくるかもしれません」とお話して
ありました

前回は、第4回7月に真夏の着物を着て行きました。
そこで、今回は秋らしく辛子色の紬の着物にしました。

10月に入っているので、着物の業界では本当は
「袷(あわせ)」といって、裏地付きの着物を着る
時期です。

でも、今年もまだ暑いそこで、裏なしの単衣(ひとえ)の
着物に、藤色に秋草模様の夏帯で出かけました。

帯揚げ帯締めなどの小物も、長襦袢も全部夏仕様
でしたから、着物にうるさいおば様方に見つかったら、
文句の一つも言われそうでした

さて、私が詩吟のお稽古をしていることも講座生の
皆さんにはお話してあったので、講座の最後に
詩吟を詠わせて頂きました

吟題は「偶感」作者は西郷南洲(西郷隆盛のこと)
私が一番好きな漢詩です

「偶感」という題名は、「たまたま今感じていることを書いた」
という意味ですから、同じ題名で他の作者の漢詩もよくあり
ます。

この詩の最後に次のような言葉があります。

「児孫の為に美田を買わず」

自分の家族や子孫のために、財産を作ることを
よしとは思わない。

同じ志で明治新政府を作るために命をかけてきた仲間が、
新政府の高官になった途端に私腹を肥やすことに躍起に
なっている

そんな姿を嘆いている西郷隆盛の心がかいま見られます。

いつもこの詩を吟じる度に、西郷さんの心意気を感じ、自分も
そうありたいと思いながら詠います

講座生の皆さんにも、私がこの詩を好きな理由を説明してから
詠わせて頂きました。

たくさんの拍手を頂いたのは、西郷さんのこの詩の素晴らしさの
お陰と思います

幕末前後の漢詩には、日本人の心意気があふれているものが
たくさんあります。

興味の湧いた方は、一度調べてみてくださいね

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