「詩吟」と聞いて、「ああ、アレね」と思う人は
大抵、数年前に流行った「エロ詩吟」を
想像するでしょうね。

でも、あれは、ただ「詩吟風」の詠い方をしただけで
詩吟とはいえません

まあ、あのブームのお陰で、ちょっとだけ「詩吟」という
言葉が世の中に広まったのですから、有り難いとは
言えますが・・・

普通「詩吟」というと、「漢詩」をメロディに乗せて
詠うことです

ただ、メロディと言っても、決まったものはなく、
詩吟の流派によって詠い方も様々です。

また、歌謡曲なら1曲1曲メロディが違うのですが、
詩吟の場合は、大体のパターンが決まっていて、
ほとんど同じように聞こえます

元々は、自分の作った漢詩を自分で朗々と詠った
のが始まりですから、特に楽譜もなく、口伝えで
詠っていました。

私たちがよく詠う漢詩は、中国の李白や杜甫など
漢文の教科書にのっていたような人々の作った詩

また、幕末の坂本龍馬や西郷隆盛などが、国や自らの
将来を憂えて詠った詩などがあります

ブログでは、メロディはお届け出来ませんが、漢詩を
紹介しながら、詩吟の楽しさをお伝えしていきたいと
思っています