今年度も、岡崎市の南部市民センターで
定期講座の講師をしています

講座のテーマは「いきいき!シニアライフ」
この講座では、前半に相続や遺言のお話、
後半は社会貢献やNPOのお話をします

平日の午前中ですから、参加者は60代から
80代のシニアの皆さんです。

先日、講座の中で遺産分割協議について
お話しました。

遺産分割協議は、遺言が無かった場合、
相続人全員で相続財産の全てについて
話し合いで分け方を決めるものです

と、口でいいのは簡単ですが、実際にその
話し合いともなれば、相続人それぞれの利害や
感情が絡まり合って、なかなか大変です

その大変さを講座の皆さんにも実感して
貰うために、事例研究をしました。

「羽柴 太郎さんの遺産分割協議」という
題名で、羽柴太郎さんの相続財産と相続人、
さらに相続人の現在の状況や、それぞれの
思惑をドラマのように設定しました

そして、4つのグループに分かれて、それぞれの
考えをまとめて発表してもらいました。

事例研究ですから、10分で話し合ってもらおうと
設定したのですが、皆さん喧々諤々の議論に
なって、なかなか話し合いがまとまらず、本当の
遺産分割協議のようになりました

4つのグループ、それぞれが全く違う考えで
発表してくれたので、非常に参考になりましたね

次回、その事例を書きますので、あなたも相続人の
一人になった気分で考えてみてください。

相続人は5人います。自分がどの人の立場だったら、
どういう主張をするだろうかと、一人ずつ考えてみるのも
面白いですよ

つまり、遺産分割協議には、正解がありません。
だからこそ、結論がなかなかまとまらなくて
大変なのです

それでは、次回の事例研究をお楽しみに