私は全く将棋がわかりません

幼い頃に、回り将棋をした記憶はあるのですが、将棋の
駒の進み方が覚えられなくて、一度も指したことはありません。

チェスは、初心者用の駒には、裏に進み方が書いてあるので、
何度か遊びでしたことはありますが、将棋は全くの素人

そんな私でも「羽生善治」さんのお名前は知っています。

大局観ー自分と闘って負けない心  羽生善治 著
株式会社角川書店 角川ONEテーマ21 2011

将棋のお話ばかりだと、今ひとつピンとこないから、
面白くないだろうなあ・・・と思いながら手にとって見た

面白い、面白い、どんどん引き込まれて行きました

将棋という勝負の世界は、人生の縮図のようなもの。

「リスクを取らないことは最大のリスクである」
「負けは変化のきっかけになる」

将棋を全く知らない方が読んでも、十分人生のヒント
になる言葉が散りばめられています

また、将棋とチェスの比較のお話や、コンピュータ
プロ棋士の対戦のお話など、とても興味深いです。

「大局観」という題名だけ見ると、なんだか難しそうですが、
一つ一つの項目が短めに区切られているので、通勤電車
の中や、昼休みの休憩時間に気軽に楽しめる1冊ですよ