事務所のホームページでもお話しましたが、
私は「着物」と「詩吟」が大好きです

でも、最近着物を着ている人を見かけることが、
本当に少なくなりました。

その上、「詩吟」と言ったら、お笑い芸人さんの
お陰で「エロ詩吟」しか知らない人ばかり。

本当に嘆かわしい状態です

そこで、少しでも着物や詩吟に親しみを感じてもらおうと
思って、「着物と詩吟」のテーマを始めることにしました

さて、6月2日(日)まで名古屋市美術館で開催されている
「上村松園展」に先日出かけました。

私は、お出かけは基本的には「着物」で行くことに
していますので、この日も着物を着て行きました

「上村松園」は、美人画を描く女流の第一人者です。
その繊細な表現や、髪型、着物、風俗等の時代考証
の素晴らしさは、右に出るものがいません

私は、上村松園が大好きで、作品の展覧会には
ちょくちょく出かけています。

今回の展覧会は、日頃なかなかお目にかかれない
「個人蔵」の作品も多数展示されていて、見応えが
ありましたよ

で、着物の話です。

この展覧会、着物で行くと100円引きになります。
それは、知っていたのですが、入口に入って
びっくりしました

「着物を着ている方は、写真を撮らせていただ
きたいのですが」

いきなり、係員に声をかけられました。何かと思ったら、
撮った写真を、会場の入口付近に展示してありました。

私も、一枚撮ってもらいましたが、本人には
いただけません。今頃、名古屋市美術館に
飾られているかなあ。

もし、これからお出かけになる人がいたら、入り口付近の
写真をよく見て下さい。

この日着ていった着物は、クリーム色地にオレンジ色の
単衣の小紋です。

まだ、5月ですから、本当は袷の着物の時期ですが、
当日は30度超えの暑い日。季節先取りで単衣に
しました。

着物が夏物になれば、帯も夏帯です。
水色地にあじさい柄の絽の名古屋帯を結んで
行きました

会場には、たくさんのお着物の方がいらっしゃったのですが、
展覧会ですので気軽な感じで、単衣の紬の方が多かったように
思います

「着物は好きだけど、着て行くところがない」
と言う方がよくいます。

美術館や博物館は、とても着物が似合う空間です。
ぜひ、今度は着物でお出かけくださいね