「オペラ」と聞いて皆さんはまず何を思い浮かべますか

私は、ちょっと前に映画にもなった一条ゆかり先生の漫画
「プライド」を思い出します

あの漫画は、オペラ業界?の裏側が結構わかって、
なかなか面白かったです。

でも、オペラは高いので、まだ一度も見に行ったことは
ありません。

それに、東京ならともかく、愛知県ではオペラを見る機会なんて
滅多にありませんし、原語で歌われたら何を言ってるのか
さっぱりわかりませんからねえ

そんな私が、古本屋さんでこの本を見つけて、なぜ手に
取ったかと言えば、ひとえに著者の「中島啓江(なかじまけいこ)」
さんのお人柄に寄るところが大きいです。

あの大きな体で、いつも明るく元気なお姿を見ていると、
どんなことが書いてあるのか読んでみたくなりますよね

今日も元気だ、オペラがみたい 中島啓江 著
1995 発行所 株式会社メトロポリタン

20年も前の本ですから、お勧めオペラのコーナーは、
CDとLD(レーザーディスク)とビデオです

でも、オペラの演目というのは不朽の名作揃いですから、
20年ぐらいでは少しも古くなりません

題名だけは聞いたことのある「カルメン」や「蝶々夫人」
などは「へーっ、そんな話だったのか」と改めて
びっくりします。

オペラが高い理由も書いてあって、確かに総合芸術だから、
費用がかかるのはわかります。でも、やっぱり庶民には
手は届きません

その理由に「一度作った舞台を、1日か2日でこわすから
高くつくのです。常設のオペラハウスがあれば、もっと
安く出来るはず」と書いてありました。

確かに、歌舞伎は「歌舞伎座」がありますし、地方公演でも
1ヶ月ぐらい続きますから、1万円ぐらいでなんとか見れるように
なってますよね。

ミュージカルも、最近は常設の劇場があります。
名古屋にも確か「名古屋ミュージカル劇場」とか言うのが
あったはずまだ、見に行ったことはありませんが。

この本を読んで、一度はオペラに行ってみたいなあと
思いました

日本の政治家の皆さん、道路を作るのもいいけど、
常設のオペラハウスを作って、私の財布でも
オペラに行けるような、文化度の高い国に
日本をしていただけないでしょうか。

まずは手始めに、レンタルDVDでも探しに行こう