皆さん、遺言って言うと、「年寄り」っていうイメージがあると思います。
たぶん、このブログを見た人も、「私には関係ないよね」って思ってる人がほとんどでしょう。

でも、遺言って15歳になったらもう、書けるんだよ。

えーっ

本当ですあっ、でも、みんな、勘違いしないでね。
「遺言(ゆいごん)」であって、
「遺書(いしょ)」じゃないからね。

ちょっと待ったそのややこしそうな話は何なの「遺書」も「遺言」も一緒でしょ

…ごっちゃにしてる人、多いよね

じゃ、説明します。ここ、試験に出るからしっかり聞いておいてね

まず、遺書は死を目前にした人が残す最後のメッセージです。
ほら、よく刑事物やサスペンスで出てくるでしょう。

「全部私がやりました。申し訳ありません。死んでお詫びします。」
なんて、パソコンで打ってあると、大抵主人公の刑事が言うのよね。

「パソコンの遺書なんて、本人じゃなくても書けますよ。真犯人は他にいるんじゃ
ないですか」

は~い、皆さんよくわかりましたね「遺書」は、死を選ぼうとする人の、人生を絶望した
後ろ向きのメーッセージです。

もちろん、書き方に決まり事はありませんし、いつどこでどんなふうに書こうとも自由です。

ただし、法的に効力はありません

もし、遺書に「私の財産は全て、私が殺した人の家族にあげて下さい」なんて書いて
あったとしても、なんの効力も発生しません

それでは、遺言はどうなるのかという話は、また次回にお届けします。