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渋谷立てこもり事件で露呈、日本の特殊部隊はテロに対応できない?
- 2015年02月17日 06時00分
- 提供:週プレNEWS
- 2月7日午後、渋谷の高層マンションで、拳銃らしきものを持った男(探偵事務所元代表・伊藤博重容疑者)が立てこもり、現場付近やニュース報道で一時、騒然となった。
男は20時45分頃に突入した警察特殊部隊に身柄を確保され、一般的には任務成功、となっている。しかし世界の特殊部隊に詳しい、『SATマガジン』編集長・浅香昌宏氏は、こう指摘する。
「今回は警察特殊部隊の実力を知らしめ、対テロのデモンストレーションとする絶好の機会でしたが、失敗です」
具体的にどこが失敗か? まず、最初に左から突入した隊員は、ロープを使ってベランダに降下した瞬間、ベランダのガラステーブルに引っかかって右に転倒。降下用ロープに絡まり、突入まで11秒かかった。人質がいて容疑者が銃を所持していれば、この間に射殺されてしまう。
一方、2番目の隊員。まず、降下用ロープからの離脱に手間取り、続いてロープに結ばれ“別便”で下ろした特殊警棒を受け取って突入するまで7秒が経過。相手が武装していたら、やはり射殺だ。
実は、被疑者の身柄を確保したのは、この1秒前に玄関を突破してきた3番目の隊員だった。
「パリで事件を起こしたようなテロリストが相手だったらと思うと不安が残ります」(浅香氏)
今回の部隊は、警察庁が特定秘密保護法に基づいて特定秘密に指定した極秘チーム。すなわち、平時は一切の取材が不可能となり、こうした事件に出動した時のみ、その能力を確認できる存在なのだ。
しかし今回、対テロという点ではあまりに大きな不安を残した…。大丈夫ですかぁ? 日本の特殊部隊。
(取材/小峯隆生) 【関連記事】
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