2006 四川省成都・臥龍 パンダの旅 その41 ~9月3日 赤ちゃんパンダが!!~ | Dreams Come True ~私の旅行記~

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全さんに促されてその先に進むと建物が見えてきた。近寄ると、入ってすぐのところにあった赤ちゃんパンダ誕生の看板と同じものが置いてあった。

そして、その建物の中に入っていくと…。

建物の中心部分がガラス張りになっていて、ガラスの向こうには何匹かの赤ちゃんパンダが保育器の中に入って眠っていたのである!

もう、見えるところは押し合い圧し合い状態。

 

私は急いでフラッシュ禁止設定にしたけれども、そのままパシャパシャと構わずにフラッシュを焚いて写真撮っている観光客も…(怒)。

NO FLASH」と書いてあるじゃないのよ~!赤ちゃんパンダのことも考えようよ~とムカムカしてきた

ルールを守れない一部の人間が居るお陰で、キチンと守っている人間まで被害を及ぼすことになるんだけどなぁ。下手したら、そのうち「赤ちゃんパンダは撮影禁止」ってことになりかねない。

 

目の前で余りにもフラッシュを光らせている女性が居たので「Excuse me, ma'am. NO FLASH please!」と言ってしまった。可愛いから写真を写したいのは判る。私もそうだもの。だけど、最低限のルールは守ってあげないと相手は無防備な赤ちゃんだもの。

するとその女性は気まずそうな顔をして出て行ってしまった。相手の気まずさも判るけど、言った方もあんまりいい気持ちはしないんだけどね。でも、少なくても書いて貼ってあるんだから、悪いことを言ったんじゃないと思い直した。

 

赤ちゃんたちはどの子もうつ伏せで寝ていた。

たま~にピクピクって動いている。

中には保育器のガラスにくっついて眠っている子も。

どの子も白黒がハッキリしているので生まれて2~3週間は経っているみたい。

全身が見えた。


ふと気がつくと、いつの間にか飼育員が保育器の傍に立っていた。水色のスモックのようなものを着て、帽子を被っていた。一瞬そこは病院の集中治療室かのような感じがした。そのまま彼女を見ていたら、無造作に置いてあったかのように見えたタオルをそっとずらしてくれた。

見ると、そこにはまだ白黒のハッキリしていない、うっすらと白い毛だけが生えていて、ピンクの肌の赤ちゃんパンダのお尻の部分が見えた。2匹いる。頭の部分はタオルを掛けたままだったけれど、赤ちゃんの頃はまだまだ長い尾っぽも見えた。これって産まれて1週間経つか経たないかくらいじゃないのぉ~!ビックリ~!!日本じゃ考えられない!

それにしても、産まれたばかりのパンダの赤ちゃんって、しっぽが長くてネズミみたい。それがどうして大きくなるに従って、目立たなくなるんだろう?

子パンダ達のお尻を見ると、長いしっぽではなくて、短く逆三角にくっついているだけって感じだったし。不思議~!ポワポワとしか生えていない産毛を見ると、絵本で読んだ因幡の白兎を思い出してしまった。そう、まさにあの絵本の皮を剥かれた白兎と同じような感じだった。

また、間もなく産気づくだろうと思われるパンダはモニターで24時間監視されていて、産気づくと飼育員達が駆けつけるようになっているとのことだった。現にモニターでパンダの様子が見学者にも見えるようになっていた。

いつまでも見ていてもキリがないし、ある程度見たので満足したので、次へ向かうことにして建物を出た。