・・・あくまでも私の意見をかきます。


多数の医療のプロから絶対に無理ですと言われても

成功することもある。

もちろん失敗に終わることもあります。

絶対は世の中にないかもしれませんね。


でも私は奇跡的に無輸血での抗がん剤治療が

成功におわったケース

お話をかきます。


そんなこともあるんです。



通常抗がん剤治療と輸血はセットですが

私は無輸血での治療を希望しました。


医学的な知識が普通の人よりは勉強した分あります。

なので、輸血をすることでおこりうるリスク

一般の方よりは知っています。


幸い医療に詳しい友人もたくさんおり、やはり輸血をすることで

生じてしまう無駄な心配、合併症のリスク、感染症のリスクの

怖さ、回復の遅さを知っています。

私も知識をもっていなければ

なんで輸血しないの?死にたいの?と思っていたとおもいます。

現代では輸血という治療法が普通の生理食塩水の点滴並みに

浸透していると思います。


でも輸血ひとつするのに、同意書が必要なんです。


まるで手術前のように同意書が。


なにかあっても知りませんよ。いいですね。


というような同意書です。


ただの点滴では同意書なんて書きませんよね。

ただの点滴と同じくらいのレベルでみられている輸血って実は…

同意書がでるレベルの治療法なんです。

それだけリスクが裏には、ついているんです。


輸血はとても簡単でリーズナブルな治療法ですが

リスクは高いものです。

ほとんどの人が輸血に対してリスクなど感じておらず

輸血=最善=助かるという見方をもっていると思います。


ある雑誌によると

輸血した患者の48%、

輸血しなかった患者の74%が約5年間、生き延びた
という実例も挙げられています。


私には、輸血=助かるというイメージは鵜呑みにはできません。


危険性を深く知らないのに命にかかわる治療法として私は、安易に

人に輸血を勧めることはしたくないと思い、勉強しはじめました。


もちろん輸血をして時間をかけて助かった人も

幸い合併症にもかからず助かった人もいるかもしれません。


でも逆に長い年月合併症で苦しんでいる人もいます。


事実、輸血をしないせいで助からなかった人は

輸血をしたとしても助からないくらいの

深刻さなことが多いそうです。



そういう意識が常日頃からあったので突然のガン宣告にも

私の意志はゆらぎませんでした


今は海外では日本以上に無輸血での代替治療が開発、浸透し

良質の医療として認められています。

日本では前例は少ないことでも前例は作り出せます。

だれかが作らないことには「例」ができあがりません。


現に、知識のある方、医療関係の地位ある方や

お金の心配のない高い地位の方たちは

あえて輸血なんていう治療法はとりません。

お金がかかっても無輸血で最善を尽くします。


無輸血での抗がん剤治療を希望したため、受け入れてくださる病院を

探すのにもちろん少しだけ時間がかかりました。


もちろんだめだった病院に関しては、そんなリスクの高いことは

患者さんのためにならない上にみすみす若い命を死なせたくないという

優しさからの拒否だったのは理解しています。


でも、ちゃんと熱意とか私の気持ちをくんでくださる先生もいらっしゃいます。

入院できなかった病院含め、関わった先生方、病院の方

同意してくれた家族、友人すべてに感謝しています。


これはどんなときにも言える言葉かもしれませんが

希望を捨てないことは大切です。

念のため、という軽い気持ちで血液検査を終え

家に帰り、いつもどおり就寝し、朝を迎えると

昨日のクリニックから電話が。


「すぐきてください」


とだけ言われて、やばいのかな?なんか見つかったのかな?

という不安を胸にしながらクリニックへ。


案の定、、、


「白血球の数が異常に多いのですぐに大学病院へ行って

精密検査をうけてきてください。」


と。


親についてきてもらい、近くの大きい病院へ行ってぎりぎり受付してもらい

血液腫瘍内科へ。


そこの先生は、まあ淡々としたさっぱり先生。

あんまり好きじゃない。


だって精査の結果見て、すぐに


「はい、もう大人だから言っていいですね!

白血病です。急性骨髄性白血病が正式な病名です。

まあ、治る病気だから治療をがんばりましょうね。」


と、笑顔もなくさっぱーーーーりとした口調でいってくださいました。


親とふたりでボー然。


え?白血病ってガン?


その後間髪いれずに


「骨髄液を採取しますからこちらにどうぞ」 と

呼ばれて処置室的な場所へ。

そう、この病気ではおなじみの骨髄穿刺です。


アシストのナース、おどおど


なんだか不慣れな方だったみたいで「え?」を先生に向かって

連発してました。


そのたびに先生がジェスチャーと擬音を使って説明。


ていうか今考えると輸血部の人もなしでドクターと

おろおろナース二人でやってたな~。

私はうつ伏せ状態で周りが見えない上に腰に注射とか

私にとって前代未聞の怖い体験だったし、その上信頼したい

ナース、ドクターがおどおどしてて不安が増しました。


結果、麻酔の量はほとんど増やしてくれず≪痛い≫って言ってるのに

強行突破的な感じでスピーディーにされました。


あまりの痛みと恐怖で、冷や汗かいて目の前がクラクラして

極限状態に追いやられたかと思って…


しばらく止血して、今後の治療について話すと私が希望する治療方針とは

そぐわない病院だったので、紹介状を書いていただき

一刻も早く病院をみつけ、治療を始める努力をすることを約束して

ひとまず家に帰りました。


あ、この日運転して帰れるほど

本人のほうが親よりもシャンとしてました。w


親はやっぱりショックで…


まだまだ私はなんだか、人ごとのような気がしてたまらなかった。

白血病ってなに?ガン?え?手術?レベルですもん。w


で、家に帰って速攻まずは会社に電話して事情話したりして

知り合いのドクターにお話聞いてもらったり…



診断される前はごく普通に日常生活をおくっていて

まさか自分なんかがガンになるなんて思ってませんでした。覆面


1リットルの涙とか世界の中心で愛を叫ぶとか

TVのストーリーの印象と「死」の印象しかありませんでした。ガーン


だってTVじゃ必ず最後は死んでしまうから…


でも、必ずしもそんなことばかりじゃないんですね!

私の場合は寛解し、治療が終わりましたし!ハート


急性骨髄性白血病と無輸血治療で完治するまで

診断される前を思い返すと、そういえば少し疲れやすくて

異常なむくみなんかに悩まされていました。

仕事中も足が痛くて痛くてたまりませんでした。

毎日マッサージして着厚ストッキングはいてごまかして・・・なみだ


それに、ちょっと歩いただけで息が切れていました。

でも、私もともとヘタレだし運動嫌いだし

すぐ疲れるタイプだったんで

「私いっつもすぐ疲れるもんね~w」

くらいに片付けてました。涙*m


でもまあ、仕事から帰ると夕飯も食べず化粧したまま

ぐっすりこんこんと眠ってしまい朝方に目が冷めて

慌てて化粧をおとす、、という毎日が続いてました。


・・・一番最初の異常は10月末。


朝起きると人生初めてのひどい眩暈におそわれて

起きあがれず、吐いてしまうという一日。


夕方にはウソみたいに治っていて

疲れがたまってたんだろう、と片付けてしまったこの症状。


この時に血液検査しとけばよかった…なみだ


・・・2番目の異常は11月。


2012年11月友達と国内旅行にいく約束をしていて

弾丸で遊びにいってきました!飛行機


ただ疲れがたまってるだけかと思ってたけど。

旅行中、おかしかったです。

今思えば。

一日目歩き回った夜、ブーツを履いてた足が

(ふくらはぎと足首)異常にむくみ

痛くて痛くて紫斑がかゆくてかゆくて。涙


お見苦しいふくらはぎさん。。。


(帰宅してから撮った写真ですが

旅行中は実際これよりひどくて)


急性骨髄性白血病と無輸血治療で完治するまで


これはやばいと思ってお風呂でも足あげて

夜も足たかくしてメディキュットはいて寝て・・・・


急性骨髄性白血病と無輸血治療で完治するまで


二日目もなんかだるくて。

ショッピングモール的なのをぐるぐる見て回ってると

とてつもなく、だるくなってきて息が苦しくて

途中座って様子を見ることに。

「こんなのはじめて。

なんかいな!?」とびっくり。。。ガーン覆面


飲み物を飲みながら、じっとして様子を見ていると

ましになってきたので買い物再開!ハート


そしてお昼をたべるとかなりましになってきたので

ウソだったとおもい、すっかり観光に専念。wスマイル


そして帰宅。ホーム


・・・同時に風邪がなかなか治らず近くのなじみの病院で

もらう抗生物質たちを飲んでも

なかなか治らず何度か通っていました。

薬持って旅行にもいってたし・・・


もうほっといたら治るだろうし何度も通うの面倒くさいから

次薬なくなったら病院行くのもうやめよう、と思ってたんです。


でもリンパが首の周りぼっこぼこ相当腫れてて抗生物質を飲んでも

それでもなかなか腫れが引かず

そのうち足に紫斑がたくさんでてきて

よく見ると腕なんかにも打ったはずのない場所に痣が・・・

(のちに典型的な白血病の症状とわかる)


念のためにという軽い気持ちで近所のクリニックで

血液検査をしました。


注射大嫌いで本当はしたくなかったけど

親が心配してて診察料出してくれるってことだったんでw



そして翌朝・・・・どんより雨