今年の1月に書いたつもりがうまく投稿されていなかった、というのもあるが。
今のところ母は元気。癌細胞が消えたわけではないけれども、
まだ体が勝っている状況。
さて、昨年母は10月までにFOLRINOXを10クール(もしかしてプラス1-2回?)行い、
そこから約半年、抗がん剤治療をしてこなかった。
健康に気を付け、食事に気を付け、玉川温泉に行ったり、サプリをとったり、と
楽しく過ごせる生活を中心にしてきた。
膵臓がんと告知されてからもう2年半。
普通だったらこんなにのんきにすることが叶わないことも多いと考えると本当に感謝でしかない。
とはいえ、肺に転移した癌細胞はここのところ少しずつ大きくなっているのも事実。
それを見て、主治医の先生はジェムザール+アブラキサンでの治療を勧めてきた。
オプジーボなんて言う話も一時出たけれども、転移性の肺がんへの適応がない状況では自由診療ができる先が限られているだけでなく、コストが高いだけでなく、データとして転移性の癌への効果は不明瞭な気がしたので、私としては賛同せず。
ジェムザール+アブラキサンの組み合わせを進められてから1-2か月。
母は必ずしも100%効果があるとは言い切れないけど効果がある薬を使って副作用を我慢すること。
それに対して、
効果は薄いかもしれないけど、副作用がないと考えられているサプリや民間療法。
その両者を天秤にかけていた気がする。
その中で、免疫療法についても聞きにいった。
もちろん、これは現在自由診療なので、コストはかなりかかる。
なんだろう。
抗がん剤治療が、敵に対しての攻撃力を高める兵器を導入すること(味方にも少し被害が出ちゃうのだけど)と表現するとしたら、免疫療法は味方の人数を増やしたり、味方の攻撃力増強するといった表現方法だろうか。
もともと自然的な食べ物や治療に興味がある母であったので、セカンドオピニオンとして、データを持参して聞きに行った。その中では、免疫療法をするとしても、武器の輸入のために抗がん剤治療を一緒にしたほうがいいということや、もちろん免疫療法が解決できるとは必ずしも限らないし、とはいえ、研究も進んでいる、といった話を聞いてきた。
正直なところ・・・
自由診療ってそれなりにコストがかかる。そういう点で、そこにいる先生も営業的な立場であるように感じてしまう自分がいた。
でも、母が納得し、治る方法として前向きに取り組むのであれば応援をするつもりでいた。
母は、現在の主治医がとても好き。
最終的には、先生に言われた通り、抗がん剤を再開することだけに焦点をあて、今週から再開。
その判断で私はいいと思っている。検討した結果、信じて進めることが一番な気がしている。
迷いを一時は捨て、治ることを信じて治療をするしかない。
そして、今週。結局ジェムザール一本でスタートすることになった。開始して3日。気持ちの悪さはそこまでないみたい。よかった。
とはいえ、3週間連続でやると、体内への蓄積も出てくるから副作用がどうでるか。
そして残念なニュース。母が大好きだった主治医の先生が異動。
どうやら本人が本当にやりたい道に進むようだけど、我が家にとっては大打撃?
後任の先生がどんな先生なのだかわからないけど。
まずはジェムザールが母と相性がいいことを願う。