皆さんおはようございます。
今日は北風が強いです。
最近何かとイスラムが話題となっておりますが、イスラムと聞くと、私は#ハラル、#ハラールという言葉が頭に浮かびます。
先月もある会社さんの通訳として東京のビッグサイトで開催されました、インバウンドビジネス展示会へ参加して参りました。
その中で、はやりハラル関連のブースがありました。
では最近なぜ、このハラルが話題となっているのか。
それは、イスラム教徒の方は宗教上の理由から豚関係の原料およびアルコールなどが含まれている食材を口にすることができません。
そのためにイスラム教徒の方が「この食材は豚肉、アルコールははいっていませんよ。安全ですよ。」としたものがハラル認証です。
世界の人口比率で言えばこの「ハラル」は決してそのままにしておくにはもったいないということで、日本の化粧品、食品、その他多くの企業がこのハラル認証を取得するために試行錯誤をしています。
例えば、化粧品でいうと、ハラル認証の商品を作る場合、その製造過程において、一切豚肉とかかわってはいけません。
このかかわりというのは、例えば、同じ製造ラインで豚肉を原料として使用した道具を使ってはいけない。調味料で言えば発酵過程でアルコールを使用してはいけない。
とにかく豚とは一切かかわってはいけないということです。
知人のOEMメーカーの社長さんは、何十年も前から、このハラルに注目して、ハラル認証を何とか自分の工場でも取得しようとしましたが、豚とかかわれないということで、まるまる工場を新しく建てたほうがよいとの結論となり、結局断念しました。
実際に大手の化粧品会社さんを見てください。
ハラル認証の化粧品を作っている会社ってどうですか?
なかなかないと思います。
そのため、出てきた言葉、それが、ハラル認証でなくハラル対応なんです。
つまり、自社でその基準を満たし、認証を取得しないで、対応してますよということなんです。
また、ハラルは国によってもその基準が違います。
現在では、マレーシアが「マレーシアのハラルを国際基準」にしようと動いていますが、実際はどうでしょうか。中東、アラブの国がマレーシアのハラルを国際基準にすることを承認するでしょか。 まず難しいでしょう。
このハラルの基準も国により異なるのは、どこまで豚とのかかわりをなくすかです。
例えば、厳重な管理のもと、製造工場では一切豚とかかわりを持ちません。しかし、そのあとの運送です。その運送会社の車が豚を運んだことがある、豚の食材を運んだことがある。
また、その製品を例えば海外へ運ぶ場合、それこそ専用で、飛行機をチャーターしないと厳格なハラル認証は取得できなくなります。
また日本の食材、その他、(例えば建築で使用する資材、豚の毛のはけ、塗料(インク)
ありとあらゆる分野でハラルに対する動きがありますが、
なんでもかんでもハラルの認証を取得しないといけないか?となるとそうではりません。
全く豚と関係ないものに関してはわざわざハラル認証を取得する必要がないのです。
でもテレビは雑誌ではハラル、ハラルと言い一種のビジネスチャンスのように言われていますが、ハラル認証はその土地、国の文化や成り立ちによってできています。
ハラル認証を取得する場合、しっかりとその背景も勉強して、まずは知識を深め、その上で、ハラルの認証を取得するのか、ハラル対応にするのか、もしくは、必要ないからあえて認証を取らないのか判断する必要があります。