風雲かぼちゃの馬車さんの『二都物語~A tale of two cities~』

初回見てきましたー!!!
一番前で見てきました・:*+.(( °ω° ))/.:+

いやー、なんというか
ネタバレしないようには頑張りますがネタバレになっちゃったらすみません

なんというか、2時間45分と歴代かぼちゃさんのミュージカルの中で最長の二都物語、あっという間でした…

開場後の時間、世界観説明と会場の注意事項みたいなのを毎回やられてるんですが、今回注意事項の方が大人しくて(?)ちょっとびっくりしました(笑)
「SELVA!」の時とか「殿が音痴!?」の時はめちゃくちゃ笑ったのに…今回の公演作品がシリアスだったからかな…?
そしてTwitterでもツイートしましたが、今月誕生日の人にかぼちゃの馬車さんの前説組の4人の方がバースデーソングを歌ってくださいました(*´ω`*)
私一人だったら挙げずにいようと思ったんですが、みなたんが私の腕を上げるんですよ…
それに抵抗してたら
「大丈夫いじったりしないから」と言われてしまいました(笑)
いやこの歳になると、家族に祝ってもらうことはあっても、歌まで歌ってもらうことはなかなかなくて…ちょっと照れただけで嫌だったわけじゃないんです…
私を含め5月生まれ3人いました(*´ω`*)

余談ですが、小学生の頃は家族で祝う時に私も妹もピアノ習ってたので、どちらかが弾いてました(笑)

さてここからは本編についての感想です

なんていうか、愛憎の激しさも穏やかさもあって、こんな恋の形もあるんだなー、と
ありきたりな言い方しかできないんですけども(;´・ω・)もっと語彙力つけねば…

1つ言えるのが、風間さんのカートン、本当にかっこいいです…泣かされます…

私もカートンみたいにあれだけ想える相手に恋をしてみたいなー、と思いました
恋の形ってほんとそれぞれで、大学の心理学系の授業でやった「アガペー」
本当にそのものだなって

…ちょっとだけ、CCさくらの知世ちゃんが脳裏をよぎりました。

黒の時代のあるオディロン・ルドンが結婚した後、恋愛した後かな?
色彩鮮やかな絵を描いたのは私的に恋をして世界が色付いたのかなー?と個人的に思ってるんですが、カートンも同じように、ルーシーに恋をして光が見えて、あんなにも穏やかになったのかなーって

そしてアレクサンドル・マレットの須佐さん
『SELVA!』の時にもお父さんの役だったんですが、またタイプの違うお父さんで
温かくて、優しくて…穏やかなお父さんで素敵でした(*´▽`*)
でも、最後のあのシーンは、切なかったです…相当ショックだったんだろうなぁ…

続いて西堀さんのルーシー
天使か女神だと思います(*`・ω・´)
美しくて、優しかったです…
でも、なんていうか箱入り娘、じゃなくて「恵まれてた側」なんだなぁってのがとあるシーンで突きつけられてて、切なくなりました…
本当にお父さんも、旦那さんも大切に思っていた、優しい人なんだなぁ…

そして村井さんのミス・プロスと南雲さんのロリー
ルーシーのことを本当に大切に思ってるんだなーっていうのがすごくわかって、とあるシーンでは思わず笑ってしまいました(笑)

眞野さんのジェリーのとあるシーンの懺悔がめちゃくちゃ面白かったです…でも、まさに藁にも縋りたい気持ちだったのかなって

そして尾木さんのサン・テフレモンド前公爵夫人
本当に大切なものを知っていた人なんだなって
本当に大切な財産は、宝石やお金じゃなくて、人なんだって
あんな優しいお母さんならダーニーも、いやシャルルもあんないい子(人)に育つはずだよ…

西村さんのダーニー…いやシャルル…
ほんと人の足を引っ張ったりとかじゃなくて、正義感に溢れる、誠実な青年でした…最後の最後まで、人のせいにしない、それって本当にすごいことだと思います…彼は、許せる強さを持ってる人ですよね
そして、感謝できる人

高橋さんのサン・テブレモンド伯爵怖かったです((((;゚Д゚))))
まさに貴族様…ひいい…となかなかガクブルでした
だからこそ、前公爵夫人やチャールズ達の優しさが際立つのかなって

そして民衆側、J3の宮内さん、本当にイケメンでした…かっこいい…
公演後に「素敵でした!!」って言いに言った時とのギャップがすごいです…宮内さんの姉御が本当に毎回好きです…

そしてもう1人のイケメン、というかかっこいい女性!
宮崎さんのマダム・ドファルジュ
先陣を切る奥様かっこよかったです…
いや勿論旦那様の兵藤さんのドファルジュさんもかっこよかったんですけれど、女ながら先陣を切っていくのがかっこよすぎて…
とあるシーンの、魂の叫びが、切なかったです…

兵藤さんのドファルジュはなんていうか賢いというか、頭脳派リーダーだけど先陣を切っていくのがかっこよかったです…
仲間のために、自分も悔しいはずなのに止めようとしたり…

でも、私民衆側はバスティーユに攻め込むまではすごくかっこいいなって思ってたんですが、その後すごく怖いなって

いや殺陣とか戦闘シーンとか、本当にかっこよかったんですよ

でも、いくら虐げられてきたからといって
人が傷つくところや、
人が死ぬところをみんなで嘲笑っていくところ

まるで、それが当然であるかのようにたくさんの人が嘲って

きっと、今の日本でもあるんだろうね
やっぱあれかな、物とかが豊かになるだけじゃダメなんだろうな
「心が豊かに」ならないと、無くならないというか、減らないというか
二都物語の時代に比べたら今の日本は恵まれてると思いますけど、でも人間のそういうとこって変わってないんだろうなって
みんながみんなじゃないだろうけど

本当に、怖いなって思いました

人間は、時代や国が違っても、やっぱり同じなんだなぁ…って
同じ人間の愛憎の物語なんだなって

今まで虐げられてきたから、同じように人を傷つけていいなんてことない、と綺麗事かもしれないし、自分もできてないかもしれないけど切に思いました

憎しみは、本当に憎しみしか呼ばないんだなって
そして、正義ってなんだろうなって
それはきっと、人それぞれなんだろうけども

自分がされて嫌なことを、人にしちゃいけないってよく言いますよね
「嫌なことをされて、単純にやり返したら、その人と同じになっちゃうんだよ」
と、当然のことだけれど、改めて思いました

私は今回、二都物語予習せずに行ったんですが、一緒に行ったみなたんは知ってたようで、とあるシーンが「まさかあー伏線になるなんて…!!!」と話した時に、彼女が見たものには無かったらしくて
今度機会があれば原作を読んでみたいと思います

正直、カートンとダーニー、ルーシーを見ていてとあるシーンで『オペラ座の怪人』を彷彿としてちょっとハラハラしちゃったんですが、はい
カートンの愛が本当に深い…

できたら、ラストシーンのその後が気になります…原作に無いとしても、「風雲かぼちゃの馬車さんの二都物語」としてオリジナルシーンとして見てみたいです…!これクラウドファンディングの非売品DVDにはついてたりするのかな…?なんてね(笑)
ほんとについてたらどうしよう('ω'三'ω')

本当に涙が止まらないので
これから見に行く方、ハンカチ必須です…!
あとコンタクトの方はお気をつけて…!

長々と感想書きましたが、「アンケートに書けばいいじゃん!!」って思われる方もいるとは思うんですが、時間が限られてるからできたら終演後は役者さんとお話したいんです…!!許してください…
アンケート書いて時間終わっちゃうの結構悲しいんです…(何度がやったことある)

かぼちゃさんの役者さんは、割と公演見に行くと覚えててくださるのでそれも嬉しかったり(*´ω`*)

かぼちゃさんのお芝居を見るとすごく元気が貰えるし、何より自分もお芝居したくなります(❁´ω`❁)
今度のワークショップ行けたら行きたい…

そんな素敵なひとときでした…
今回二都物語、もう完売の回ばかりらしいので、また再演の際にも是非…!
というか、かぼちゃさんのミュージカルはどれも元気もらえるのでとってもオススメです!
明日以降観劇のお客さん!
楽しんでくださいね!!

…素敵は広めたいけど、チケット戦争には負けたくないのでちょっと複雑な気持ちはありますが(笑)

すごく熱量があって、笑いあり涙あり
歌って踊って人を斬る!
風雲かぼちゃの馬車さんの次回作が気が早いかもしれませんがとても楽しみです(*´ω`*)

CDの到着も楽しみです(❁´ω`❁)

Enjoy your play!
みのりでした