8日は診察日でした。
この日は、OT後の診察で11時半からだったのだけれど、
実際に呼ばれたのは、12時過ぎだった。
診察は、先生が急いでいるのが感じ取れた。
頻繁に診てもらっていると、
先生のそんな様子がわかるようになってしまって。
ちょっと複雑です。
なので、わたしも手短に話をした。
長く話をしたいけど、他にも患者いそうだなと思って。
3年前くらいに、
わたし!先生と話がしたいんです!
(くだらない話も含めてね)
って言ったのがきっかけで、
先生と少しだけ長く話せるようになったの。
その年の入院中から、
長々と生い立ちなどを聞いてくれてたのだけれども。
退院をすると、また5分とか10分とかで終わっちゃう診察。
話をしたいと長年、思っていたのに、
自分のワガママだと思っていたので言えなかった。
どうしても家族がいると
話せる時間も限られてしまうし。
話したいと先生に言ってからは、ひとりで通院することに。
先生にもひとりで来れるでしょって言われたから。
信頼関係って些細なことから始まるんだなって
今は思っていて、わたしが言わずにいたら、
今の関係はないわけで・・・。
子どもが生まれた時からブランクありでも診てくれてるのに、
先生の事を何も知らずに診てもらい続けるのもどこか悔しくて。
だから、わたしは先生の事も知りたいと言った。
今は、他の患者には話してないようなことも
もしかしたらだけど話してもらえているのかなと思っている。
わたしは先生の事を知ってるんだなって思えるようにもなった。
普通の精神科医なら、自分の事を教えてって言ったら
断る嫌がるのかな~なんて思うと、
先生は普通じゃないのかもね。
わたしは、素性の知らない人に、
自分の重い話はしたくないと思ってたから。
そもそも、精神科がそういう話をする場所って知らなかった。
だから、自分の身の上話なんて1度もしたことなかった。
ご飯食べてる?ちゃんと寝てる?
困った事ある?気になる事は?
一言二言三言で済んじゃう月一の診察で何がわかんの?
ずっとそう思ってた。
どうせ患者(わたし)の事なんてたいして覚えてないくせに
そういう反発心もちょっとあった。
でも、ちゃんと話すようになってからは、
あの時の胸中はどこへやらです。
ある時、覚えてもらえてないと思うなら、
今からでも覚えてもらえばいいと思ったから。
そういうのもあって、たぶん先生に言ったのだと思う。
去年の入院の時に、先生自身、わたしに対して
自分の事をわかってもらえてる患者のひとりには入ってる
って言ってたから、そういうの聞いて、嬉しくなった。
わたしは先生の事をわかってあげられてるんだな~って。
話せばわかりあえることもあるんだって最近思ってる。