これは潤智妄想物語です。腐要素有。潤智好き、大ちゃん右なら大丈夫な雑食の方向き。勿論、完全なフィクションですので、登場人物、団体等、実在する人物とは無関係である事をご了承下さい。尚、妄想ですので苦情は受け付けません。以上を踏まえてからどうぞ下差し


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拾伍之巻


想像以上に広い渓谷である。対岸までは二十乗(約60メートル)程もあるだろうか?まるで大地の裂け目の如く深い渓谷の中には、尖った大岩が地底からニョキニョキと生える様に突き出しており、霧の様な靄(もや)が立ち込めて、まるで底が見えなかった。

 


渓谷のイメージイラストですニコニコマダガスカルの世界遺産ツィンギ・デ・ベマラの画像に夕暮れの背景を合成して加工しました♡下のほーうに靄(モヤ)もつけてみましたよ~😉だいぶ広く見えるかもですが💦対岸まで60メートルくらいだと想像して下さいね~😅


「これだいぶ広いですよ~♭羽民の長老から羽毛を分けて貰ったのはいいですけど、こ~んな場所飛び越せます~?♭♭」渓谷の広さを見て底を覗き、怖気た二宮麒麟之守和也が、相葉緑龍之守雅紀を押し出しつつ「雅紀さんは龍の化身なんですから試しに先飛んで下さいよ~♭♭」と、先発させようとする。


「それを言うなら朱雀之守殿だろう?何せ朱雀は火の鳥だ♭鳥なら飛べるじゃないか♭♭」雅紀が先発の役目を櫻井朱雀之守翔に押し付けて、「行け行け♭♭」と囃し立てた。「朱雀の化身だからと言って人である私が空を飛べる筈が無いではないか?♭それに私は高所があまり得意では無いのだ♭♭」


翔は潤に視線を向け、「そう言えば潤殿は先程跋(ばつ)を倒した時に見事に虚空へと飛び上がっていたな?どうだろう?あの潤殿の瞬発力と羽民の羽があれば確実にここを飛び越せると思うのだが、先に行ってはくれまいか?♭」


羽民の長老を信じていない訳では無いが、さすがにこの渓谷は覚悟を決めるのにかなりの胆力が必要だ。それ程深く広い渓谷なのである。恐らくここに架かっていた橋を落とす事で、金妖帝飛は五人がそれぞれの能力を使って橋を架けようとすると考えていたのであろう。


だが、ここに橋を架けるとなると、先ずは潤が骨組みを作り、和也が石で土台を作って雅紀が丸太と植物の蔓で…等々、かなりの段階が必要とされ、相当の時間(とき)を費やす事になってしまう。嘉子姫を鬼化から救う為にはここで長時間を浪費する事は出来ないのだ。


「なぁに心配無用じゃ。先ずは儂が先発を務める事にしよう」そこで頼もしい声を上げたのは大野玄武之守智である。智は錫杖を水平に肩に担ぎ、そこに両手を掛ける様な格好で微塵も躊躇う事無くポンと渓谷の中に飛び出した。ハッとした潤が直ぐにその後を追い掛ける。


するとたちまち半透明の羽根が二人の背中から現れ、両者の体をふわふわと空に浮かせた。智の黒の僧衣の裳裾と茶色の髪が、潤の白の包衣の裳裾と濡れ羽の黒髪が優美に舞い上がり、まるで黒い揚羽と白い揚羽が戯れながら渓谷の上を飛び進んでいる様に見える。


「下から強い風が吹き上がっておるのぅ~潤♪上手く風に乗れた様じゃ♪」「これは結構快適だな智♪どうやら羽民の羽根が凧の様な役割をして風に乗りやすくなっているらしい」


そんな呑気な会話を交わしつつ、気持ち良く渓谷を渡って行く二人の姿を見て、和也が唖然として「智さんにしても潤さんにしてもお寺で修行した人ってのはこー言う時強いですねぇ~♭」と感心した。


「特に玄武之守殿には恐れと言うものがまるで無いなぁ~♪あの肝の据わり方はもう菩薩の域に達しているぞ♪」雅紀がニコニコして「俺も行くぞ!♪」っと渓谷に飛び出して行く。すると雅紀の背中にも半透明の羽根が現れ、雅紀の苗色の狩衣の裳裾を舞い上げた。


「おおっ!♪まさしく凧に乗っている様だなっ!♪」両手と両足を広げ、吹き上がる風を全身に受けて潤や智よりも高く浮き上がった雅紀はアヒャヒャヒャ♪と高笑いしながら渓谷を駆ける様に渡って行く。


「さっきまでビビっていた癖に何なんです?あの人は♭♭」一番乗りで対岸に到着し、続いて辿り着く智と潤を満面の笑みで向かえる雅紀を見て、和也が呆れた様な顔付きで「さぁ、私達も行きますよ翔さん。怖いなら私が手を引っ張ってあげますから目を閉じてて下さいね」などと面倒見のいい事を言って翔の手を取り、渓谷へと引っ張り出す。


たちまち和也と翔の背中にも半透明の羽根が現れ、二人の体をふわりと浮かせた。和也の梔子色の狩衣の裳裾と、翔の濃紅色の狩衣の裳裾も吹き上がる風を受けて軽やかに舞い上がり、おぼつかないながらもそれなりに安定した状態で前進する。


前の三人からだいぶ遅れて対岸へと到着した和也と翔は「はぁ~やれやれ♭♭」と、大きな大きな溜め息をついた。全員の背中に現れた半透明の羽根はいつの間にか消え、羽民の長老から貰った羽毛も消滅している。


「本当に一時だけの羽根だったんですねぇ~♭」袂を探って羽毛が消えたのを確認した和也が残念そうに呟く。


「しかしおかげでこんな広い渓谷を短時間で無事に渡り切る事が出来た。考えてみれば私達はこの魔道に来てから多くの者に助けられてばかりだ。


私はここに来るまで、魔界や魔道と言う場所には凶悪な異形の物しか住んでおらぬと思っていたが、魔道には魔道に棲む物達の安穏とした普通の暮らしがあり、互いに心を通わせる事も出来るのだと知った。


魔道もまた人の住む人界や、私達の住む神獣界とも何ら変わらぬ生活環境があり、そこで懸命に生きている善良な物達も居るのだ。だからこそ金妖帝飛の様に己の身勝手な欲望のままに善良な者達の生活を脅かし、傍若無人に振る舞う輩を許す訳にはゆかぬ。


猩々や羽民達のつましやかで穏やかな日常が彼奴を倒す事で取り戻してやれるのならば、是非ともそうしてやりたいものだと此度の道中でつくづく思い知らされた気分だよ」


先に進みながらしみじみと語る翔に皆が同調して口々に相槌を打つ。白澤の力強い声が響いた。〖その通りだ。ここに来てからも学びを忘れておらぬ様だな。そんなお前達に朗報だ。


あの渓谷を越えた今、南山越えはほぼ終了した。ここからは緩やかな下り道になるから妖狐魔殿まではあと少し。無論約束の巳の刻までは充分に間に合うだろう。あと一息だ〗


白澤の声に励まされ、五人は満足そうな笑みを浮かべ、互いに健闘を称え合っていたが、続く白澤の〖アイヤー~♭また面倒臭いやつが…♭♭〗と言う言葉にたちまち顔を曇らせた。


「白澤大師♭どうしました?♭この先に何か危険な魔物でも待っているのですか?♭♭」皆を代表して翔が尋ねる。〖いや、危険な相手では無いが、いささか面倒臭いのだ♭その道を暫く進むと三ツ辻に出るのだが、そこに三首人村(さんしゅじんむら)の村長が坐禅を組んで待っている♭


三首人とは三つの頭を持つ種族だが、大層好奇心旺盛な種族でな。その三ツ辻に旅人が通り掛かる度に三つの頭でそれぞれ違う質問をしたり、あれこれと注文をつけたりして実にややこしい♭


三つの頭それぞれに個性があり、どんな返しをすれば喜ぶのかは私にも予測がつかんのだ♭特に三首人村の村長はそれなりに知恵もあるからな、三つの頭が満足出来る様な返しを果たしてお前達が出来るのかどうかは運次第だぞ♭♭〗


「それはまた厄介ですね♭時に白澤大師。もし私達に三首人を喜ばせる事が出来ない時はどうなるんです?♭」〖三首人村に連れて行かれて村人達の手伝いをさせられる。決して悪さはせぬ連中だが、到着が遅れるかも知れん♭〗


翔の質問に対し、困った様に返答を返す白澤に、和也が早速「えぇ~~♭面倒臭い~~♭♭」と文句を言った。「白澤殿。まさかそれも金妖帝飛の仕掛けなのか?♭」


雅紀の疑問に白澤が答える。〖いや、金妖帝飛はお前達がこれほど早く山越えをしているとは思っておらぬだろう。もし彼奴がお前達の山越えに気づいておれば、三首人なんぞよりももっと危険な魔物を送り込んだ筈。


恐らくたまたまお前達五名の旅人の噂を何処からか聞き及んだのであろう。大和からの客人などここでは珍しいからな。村長が待っておると言う事は村人達にお前達がどんな連中なのかを話してやりたいからに違いない。


だが、お前達が村長の三つの頭の全てを喜ばせる事が出来れば、妖狐魔殿への道のりに必要な良い方法を教えて貰えるかも知れん。私がこの段階で伝授してやれる知恵は、三首人は頭は三つだが、体は一つだと言う事だけだ。


そしてその一つの体はこちらから翠眼玉(すいがんぎょく)で確認する限り、どうやら六博(りくはく)を両足の間に置いている様に見える。六博と言うのは大和の国の双六と手順がよく似ている遊びだから双六が得意な者が立ち会うと良いであろう。恐らく真ん中の頭の奴が六博の勝負を持ちかける筈だ。


他の二つの頭については話してみなければ分からぬが、これまでの例を考えると、どちらか一つの頭は何か言葉遊びの様な物を仕掛けて来る可能性がある。これには朱雀翔、お前が立ち会ってやれば良い〗


恐らく白澤は初めに翔と出会った時の論語対決を思い出しているのだろう。それだけ白澤は翔の博識振りに絶対の信頼を置いているのだ。「分かりました白澤大師。もし言葉遊びを仕掛けられた時は私が対峙致しましょう」


手首にある時読みの腕飾りに視線を落とし、未だ巳の刻までには充分な時間がある事を確認した翔は、白澤に頼もしい返答を返すと、和也に向かって「確か和也殿は双六が得意であったな?」と、聞いた。


「まぁ、得意っちゃ得意ですけど?♭但し、唐国の双六はやった事ありませんから詳しい手順は白澤先生がこっそり教えて下さいね♭」渋々ながらも了承する和也に白澤が〖任せておけ。その代わり必ず勝てよ麒麟和也〗と、発破を掛ける。雅紀が「俺も応援してやるぞ!♪」と、元気に言った。


白澤の言う通り、山道は次第に緩やかな下り道になって行き、周辺の気温が心なしか暖かく感じられる様になる。微かではあるが硫黄の匂いが空気に混じっており、それは妖狐魔殿の近隣にある溶岩道に近づいているであろう事を示していた。


〖いたぞ。あれが三首人村の村長だ〗白澤が警告をする。山道が急に拓け、先が三ツ辻に分かれた草原に到着した五人の前方では、半裸に質素な腰布を無造作に巻いた、やや肥え気味の髭面の男が、平たい岩の上で静かに座しながら一同を待ち構えていた。


坐禅を組んだ男の両足の間には箱型の小卓めいた物が置いてあり、恐らくそれが白澤の言う六博なる遊戯盤であろうと思われるが、それが無ければ、高く立ち上がった髪と言い、福福しく品の良い三つの顔と言い、その様子は誰か名のある仏師が彫った仏像の如く風情である。


男は五人の姿を確認すると、三つの頭で同時に「待っていたぞ、大和のお客人達よ」と、愛想のいい笑顔を見せて手招いた。真ん中の顔が早速箱型の遊戯盤を押し出し、「どうじゃ、誰か儂と六博の勝負をせんか?」と、持ちかける。


すると向かって右の顔が「儂は対句じゃ。儂の言う言葉と対になる言葉を答えるんじゃ。良い答えを返してくれたら褒美をやるぞ」と、誘う。ここまでは先に白澤が想定した範囲内だ。自然と六博勝負は和也が、対句勝負は翔が担当する事になった。


問題は向かって左の顔である。この顔に関しては白澤にも予想が出来なかったらしく、潤と智、雅紀の三人はこの三つ目の頭が何を言い出すだろうかと、固唾を飲んで見守っていた。


その間も真ん中の顔は和也との六博勝負に興じており、「アイヤー♭強いなおぬし♭♭」などと愉しげだ。六博は賽子(サイコロ)の代わりに六本の細い竹棒を投げ、出た目の数だけ一人六枚づつの直方体の駒を動かして勝敗を決める、平安時代の双六に似た盤遊戯である。


道具は違えど、白澤のこっそり説明ですっかりこの遊戯盤の手順が分かった和也は、清々しいほどの勝負強さで真ん中の頭に連勝していた。そもそも和也は体力を使わないこの手の盤上遊戯に強いのである。その顔つきはまるで手練の博徒の如く、生き生きとしていた。


向かって右の顔と翔の対句勝負もなかなかである。右の顔が「先ずは竹葉青(チウイエチン)【緑色の薬酒の事】だ!」と、切り出すと、翔は「では蓮花白(リエンホアパイ)【河南省名産の白菜の事】では如何でしょう?」←《竹と花は植物で葉と花。青(ここでは黒の事)と白でちゃんと対になっている》と見事に切り返し、向かって右の顔をううむと唸らせた。


心眼効果で言葉の心配も無いので、後は翔の持つ知識で、対になる言葉を瞬時に探し、答えて行く辺りはさすがの知恵者振りである。「やるな小僧!では画角(ホアチアオ)【角笛の事】でどうだ!」「ならば私は扇面(シアンミエン)【扇の絵】です」←《角と絵は物同士。尖った物(角)と平らな物(面)で対になる》


こんな調子で、右の顔が繰り出すどんな言葉にも怯む事無く返答する翔に、右顔は感心仕切りであった。「その若さで何たる聡明さ!そなたなら科挙の試験も容易く合格するであろう!」嬉しそうに笑顔を向ける右顔の反応に、白澤の声が〖天晴れだ朱雀翔!私が見込んだだけはある!〗と得意そうに笑っている。


だが分からないのは向かって左の顔だ。何故かこの顔だけは何も言わず、ただにこやかに残った三人を見つめるばかりで、目的が見えてこないのである。痺れを切らして口を開きかける雅紀を白澤の声が〖待て!緑龍雅紀。左の顔が何か言うまで沈黙を貫くのだ!〗と、制止した。


まるでにらめっこの如く状態で、いたずらに時が過ぎていく。何が何だか意味が分からず、視線を泳がせる雅紀とは違い、潤と智の天門の両名は実に落ち着いた様子で左顔を静かに見詰め、立ったまま瞑想でもしているのではないかと思われる程の集中力で、全く微動だにしなかった。


「…そこな両名は寺院で修行した事があるのか?」先に言葉を発したのは左顔の方であった。「はい。私は天竺で…」少しホッとした様子で潤が答える。潤の答えを聞いた智が「儂は水蓮大那寺(すいれんだいなじ)と言う北の島の寺じゃ」と、穏やかに言う。


「水蓮大那寺だと?その寺院の噂なら儂も聞いた事がござる。大和と言っても北方の果ての果てであろう?あそこの大僧正はかつて当代随一の魔道士であったらしい。その実力を皇帝に買われ、水蓮大那寺は北方からの外敵を防ぐ意味も込めてあの離れ島に建設されたそうじゃ。


そっちの白き衣の若者が修行したのはもしや天竺の山頂にある黄金の寺ではないか?あそこの老師も天竺国王に目を掛けられた程の魔道士で、その実力を高く買われたが故に天界に最も近いあの場所に寺院を建てる事を許された者だと聞く。


だが大僧正も老師も決して弟子は取らぬ頑固者じゃと聞いておったが、そんな両名に師事したのだとすればもしや黒と白の天門同士と言う事か?」


成る程白澤が三首人村の村長が知恵者だと言ったのはこう言う事であったらしい。自分達の師匠がそんな凄い人物だったと初めて聞いた潤と智は目を丸くして「その通りです」と返答した。


左顔は最後に雅紀に視線を向け、「緑の若者よ、さぞかし焦れたであろう?良く頑張った。どうやら入れ知恵した年寄りがいそうだがな」と微笑んだ。白澤の声が〖ふん。脇役だと見せかけて油断させ、忍耐強さを試しおったか。食えぬ爺ぃだ〗と、憤慨する。


どうやら三つの頭の内、向かって左の頭がこの三首人の村長であり主要人物だったらしい。左顔の村長は何か思う所があったのか、六博や対句勝負にいそしんでいる他の二つの首に「もう良いだろう」と、声を掛けて止めさせると、今回の待ち伏せの主旨を改めて説明したのである。


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すっかり遅くなり申し訳ありませんでした🙏🙇💦少し体調を崩してしまい、この十五話が書きかけになったまま、止まっておりましたタラー三日前くらいからだいぶ調子が戻りましたので、漸く仕上げた次第でございます😅ゞ


さて、今回のお話は渓谷越えと三首人でございましたねニコニコ渓谷越えはマダガスカルの世界遺産、ツィンギ・デ・ベマラなる場所を縮小したイメージで描きましたけど、あんな場所を渡るのはそりゃ怖いだろう~ガーンって感じでございますねぇ~アセアセ


こう言う時に頼りになるのはやはり智君と言う事でてへぺろゞ率先して渓谷に突撃の頼もしさでございますグッウインク智君が行けば当然潤君も飛び出しますので、ここでもプチ潤智愛が炸裂でございますねぇ~💜ノノ`∀´ル人(´・∀・`)💙


そして前回の羽民と同じく、今回の三首人も山海経に記載のある異形の民でございましたウインクこの三首人の村長さんは最後の謎を解決する為のスキルを五人に与えてくれる善良キャラクターとして今回の登場となっておりますおねがい


ただ、この三首人に関してはただ三っつ首がある異民族と言う記載だけで、詳細が何処にも記されておらず、どんな人々だったのかよく分からなかったので汗うさぎ(ダメじゃんアセアセ)キャラ設定に関しましては、ほぼほぼ私の創作となっております︎😖՞ ՞


さぁ三首人の村長は何を語るのでしょうか?本当にそろそろ五人を妖狐魔殿に到着させないとね~滝汗アセアセアセアセ