これは潤智妄想物語です。腐要素有。潤智好き、大ちゃん右なら大丈夫な雑食の方向き。勿論、完全なフィクションですので、登場人物、団体等、実在する人物とは無関係である事をご了承下さい。尚、妄想ですので苦情は受け付けません。以上を踏まえてからどうぞ下差し

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CONFUSION spinoff story

《始めに》このお話は、現在始まったばかりの新作『CONFUSION』のこぼれ話的なエピソードとなります。『Endless Game』が長引いてしまった関係で、潤君のお誕生日企画が間に合わずアセアセお茶を濁す感じにはなりますが、潤君メインのミニストーリーとなっております(😝)ゞ

イメージとしては『CONFUSION』で扱っている『ミックス・チャイナ』の事件の捜査途中で起こったちょっとしたエピソードと言った感じでしょうか?(😓)

本筋と直接関係するストーリーではありませんが、少し面白い角度から攻めた潤智ストーリーとなりますので、お楽しみ下さいましたら幸いでございますm(_ _)m

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『雪華情熱譚』

前編

東京郊外の和風建築の一軒家。ここに住まうのは昭和最後の名人と謳われ、人間国宝とも言われている堀部辰蔵(ほりべたつぞう)。通称 “彫辰” と呼ばれる1人の老いた刺青師である。

戦後の時代から数多(あまた)の肌にその匠の技を残して来た彫辰だったが、昔気質の刺青師で、私利私欲の為に殺生をするヤクザ者や、ファッション感覚で大金を積み、彫辰の技を求めて来る様な半端な連中は、たちどころに門前払いにする様な、超の付く頑固者でもあった。

昔はヤクザ者でも1本筋の通った立派な男達も多く、そんな男達が肌に墨を入れる時は常に特別な祈りが込められていた。例えば愛する人の為だったり、死んだ仲間達の弔いだったり、命を賭けた一世一代の勝負だったり…。

だが今の世は外国から入って来たタトゥー文化の影響で、猫も杓子もファッション感覚で親から貰った肌を傷つけ、肉体のあらゆる部所に墨を入れては浮かれ騒いで悪さをする。こんな時代に彫辰の技はもう要らないと、堀部辰蔵はある時期から彫り針を捨て、この一軒家で隠遁生活を送っていたのである。

ところが、昨年辺りに癌を患い、今年いっぱい持つかどうかと言う瀬戸際になってから、最後にもう一度だけ彫辰最後の傑作をと言う気持ちになった。それも世界で唯一彫辰だけが使える技巧、雪華(せっか)彫りの刺青を…だ。

雪華彫りは白粉彫りと並び称される伝統の超絶技巧である。彫辰の記憶では白粉彫りがやれる墨師は50年も前に死に絶え、現在ではその名人技を肌に残す者すら存在しないと思われていた。

だからこそ彫辰が死ねば白粉彫り同様、雪華彫りの技術も完全に消え果ててしまうと杞憂したのである。だからこそ自分が相応しいと思える人物にこの名人彫辰の遺作となる美しい雪華彫りを捧げたい…。

余命幾ばくもない老刺青師のそれが最後の願いであった。だが、そんな彫辰にある日天啓の如く運命の出会いが突然に訪れたのである。

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彫辰はその日久々に家を出て海を見るべく横浜へと足を運んでいた。癌に侵された身体とは言え、79歳の老体だと進行はさほど早くは無く、未だ足腰はそれなりに動くのである。

海岸ぶちの桟橋では数人の釣り人が釣り糸を垂らし、何とも長閑な雰囲気だ。彫辰はそんな人々をのんびりと眺めながら、潮の香りを腹一杯に吸い込んで初夏の海辺を満喫していた。

辰蔵と言う名前のせいか、彫辰は海を見るのが好きで、思う所がある時はこうして横浜に来て海を見ながらそぞろ歩くのが常であった。だからもし自分が死んだ時は海に散骨して欲しいと、司法書士を通じて既に遺言も残してある。

昭和、平成、令和と、刺青一筋で生きて来たが、これと言った身よりもない孤独な独居老人だ。あと半年足らず命を長らえるだけなら充分過ぎる貯えもあった。心残りがあるとすれば最後に雪華彫りを彫辰の遺産にしたいと言う、ただそれだけなのである。

彫辰は白波の煌めくさまを遠くにのぞみつつ、最後の雪華彫りなら彫辰の “辰” にも通じる龍がいいと心密かに思いを馳せていた。

彫辰に思いがけないピンチが訪れたのはそんな時だ。横浜の海岸に和服姿の老人は珍しいのだろう。余程裕福に思われたのか、気づけば彫辰の周囲を数人の若者が取り囲んでいたのである。

それぞれが半ズボンやらダメージジーンズ。彫辰には何が何だか良く分からない英文字のロゴが入ったドクロやら鎖やらの柄が入ったTシャツを身に纏っていた。

金髪や茶髪に染め抜いた髪といい、首筋や足首、上腕等に入れた蜘蛛やら蛇やらの安っぽいタトゥーといい、半グレとチャラい丘サーファーの間みたいな崩れた若者達で、彫辰の最も嫌いな連中である。

彼等は未だ日も高いのに酒の匂いをプンプンさせながら彫辰に絡んで来ると、金を出せと脅し始めた。所謂オヤジ狩り、と言うよりも老人狩りだ。身なりのいい年寄りをこうして狙ってはいつも金を強奪しているのだろう。

だが彫辰はただ怯えて金を差し出す様な老人では無い、勝てる見込みはまるでなかったが、それでも若者達を向こうに張って「えぇい!しゃらくさい!」と啖呵を切ると、「お前らの様なくだらん連中に払ってやる金なぞないわ!!」と、思いっきり突っぱねた。

当然の事なら若者達はいきり立ち、彫辰に向かって口々に怒号を吐きながら襲い掛かって来る。その時、リーダー格らしい若者の後頭部に空のペットボトルがスコーン!と軽快な音を立ててヒットした。

「痛ってぇ…!♭なんだオラ!♭ぶっ殺すぞ!♭」そう言って振り返った若者があっという間に海中へと吹っ飛んで行く。素早く駆け込んで来た何者かにアッパーカットを喰らったからだ。

その何者かは瞬時に彫辰の前に回り込むと、「おいおい、老人はいたわってやれよ。クソガキ共が…」と低い声で呟くと、拳を振り上げ、襲って来る別の1人の腕を払うと、そのまま前蹴りで海中に沈め、返す体で別の1人に回し蹴りを喰らわせて波間に叩き込んだ。

細身だがガッチリとした背中の美しい体型の男である。シンプルなTシャツとジーンズ姿は一見港の労働者風だが、襟足を覆う外ハネの黒髪は、その男が彼等チンピラと良く似た年頃の若い男ではないかと思われた。

「クソが!!♭」「くたばれ!!♭」残りの2人がポケットからナイフを出して振り回す。だが、余程戦い慣れているのか、男は突き出されるナイフをものともせずに軽々とよけ、次々と手刀でたたき落としてから、拳と蹴りで瞬く間に海中へと吹っ飛ばした。

「ほらあの桟橋まで泳いで行けよ。大した距離じゃねぇだろう」「くそぉ〜!!♭」ものの1分でたたまれた不良達は慌てて水を掻き、桟橋に向かって泳いで行く。

それを手を振って見送った男は驚く彫辰に振り向いて「大丈夫かよ?爺さん。あんま無茶するもんじゃねぇぞ」と小粋に微笑った。色白の、目鼻立ちがはっきりとしたその美貌に彫辰の驚愕は更に倍増する。

何と美しい顔をした青年じゃ…♭まるで役者の様ではないか…♭「おかげで助かったわい…♭わしは堀部辰蔵と申すしがない隠居じゃが、あんたの名は何と言う?♭」「何か時代劇みてぇな爺さんだぜ♪俺は潤。松本潤って言うただの日雇いだけど?ほら、向こうの湾岸倉庫で働いてんだ♪」

潤と名乗る美貌の若者が指さした方向には、外国からの貨物船が沢山出入りしている大きな湾岸倉庫が確かに存在している。だが、単なる日雇い労働者にしては喧嘩慣れしている様に感じた。いや、喧嘩慣れと言うより武闘慣れだ。彫辰にはとても只者とは思えなかった。

「いや、わしの目に狂いがなければあんたは単なる日雇い労働者じゃない。恐らくわしが残り少ない生涯で相みまう事の出来る唯一無二の御仁じゃ。どうじゃろう?松本殿。あんた肌に墨を入れてみんかね?」「はぁ?!♭♭」

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かつて警察庁公安部に所属し、現在も警察庁の広報部に所属している潤も、名人刺青師彫辰の噂なら聞いた事があった。恐らく現在の日本で彫辰以上の技巧を持つ刺青師は1人として存在しないであろう。

そんな彫辰がよりにもよって潤に、今後誰にも継承されないであろう今世紀最高の匠の技である雪華彫りを生涯最後の置き土産として潤の為に施してみたいと切望しているのである。しかも図柄は龍なのだ。

それを聞き、潤が智の左脇腹にある無名の名人刺青師、松岡の白粉彫りを連想したのは無理からぬ事であった。だが、潤は現在『ミックス・チャイナ』と言う、日本に蔓延る新種の危険ドラッグの捜査で潜入捜査をしている真っ最中である。

彫辰には日雇い労働者だと誤魔化したが、実際の所、潤は警察庁公安部長直属の秘密機関、『国際特命捜査班』の秘密捜査官なのだ。それを彫辰に明かす訳には行かないが、曲がりなりにも公僕である潤に取って彫辰のそんな願いは中々にハードルの高い事であった。

だが彫辰と言えば、その歴史は江戸時代にまで遡り、一子相伝の技を脈々と受け継いで来た名人中の大名人である。そんな彫辰最後の継承者である堀部辰蔵が余命幾ばくもない命の火を削り、雪華彫りと言う唯一無二の技巧をこの世に残したいと願う気持ちも潤には良く理解が出来た。が、しかし…。

「爺さんの熱い想いは分かるんだけどさ、さすがに即答は出来ねぇわ♭俺の恋人が左の脇腹に白粉彫りとか言うすげぇ綺麗な赤い龍の刺青を入れてんだけど、それと全くおんなじの対になる龍ならちょっと興味も沸くけどな」

そんな曖昧な答えでお茶を濁した潤だったが、白粉彫りと言うワードに彫辰は激しい反応を見せた。

「白粉彫りじゃと?!♭あんたの恋人がその墨を肌に持っておるのか?!♭本当に?!♭」「お、おぅマジだぜ。名人と呼ばれた彫辰さんの目にゃどう見えるか分かんねぇけどさ、俺にゃ智の白粉彫りは世界一の傑作だと思える訳よ。だからこそ余計に、はいそうですかなんて言えねぇんだよな」

とっくに絶滅した筈の白粉彫りが現存すると聞いて、彫辰の熱意はこれ以上無い程に沸き立った。それは彫辰の老いさらばえた肉体の隅々にまで刺青師としての血が再び流れ始める様な、そんな血湧き肉躍る感覚であった。

「松本殿!♭どうかその白粉彫りをわしに見せてくれんか?!♭頼む!!♭」土下座せんばかりの彫辰の勢いに負け、潤はやむなく智がオーナーを務める六本木のキャバレー『PARADOX』の住所を教えたのである。

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まさかの刺青の視点から始まった『CONFUSION』スピンオフストーリーですが、未だ後編が残っておりますので、日が変わった本日8月30日中に書き終えられるかどうか、かなり不安でございます滝汗アセアセ
 
もし今日の深夜12時までに終わらせられなかったら、潤君へのお誕生日おめでとうメッセージが遅れてしまいますのでタラー今の内におめでとうだけ言わせて下さいませ〜お願いアセアセ

改めて、松本潤君お誕生日おめでとうございます〜💜🎉👏😍💐💜素敵なブロガーさん達の記事で、潤君が休止中の大ちゃんに会った事を知り、私の潤智脳はとってもHappyになりました〜ハート音符ハート

映画『99.9』の撮影も終わり、次は大河ドラマが控えておりますね〜♪私のイメージだと潤君は家康よりも信長の方が似合いそうな気が致しますがタラーそんなイメージを潤君家康がどう覆してくれるのか、とっても楽しみにしていますニコニコ

潤君が大ちゃんとずっと仲良く交流を続けてくれている事がジュンサトシックの私には何よりの喜びです爆笑どうかこれからも大ちゃんの事、たまにはかまってあげて下さいね〜音符ハート音符

大ちゃんがVOYAGEで結婚しようと告白した潤君だからこそ、プライベートでは沢山交流してくれていたらとっても嬉しいです照れハート

最後に💜¨̮॰*✩ᎻᎯᏢᏢᎩ ᏴᎥᏒᎢᏲᎠᎯᎩ✩*॰¨̮💜MJ!キラキラ今年も潤君に取って幸せな年になります様、心から祈っております( 🙏˘ω˘ )( ˘ω˘🙏 )