これは潤智妄想物語です。腐要素有。潤智好き、大ちゃん右なら大丈夫な雑食の方向き。勿論、完全なフィクションですので、登場人物、団体等、実在する人物とは無関係である事をご了承下さい。尚、妄想ですので苦情は受け付けません。以上を踏まえてからどうぞ下差し


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最終話


居酒屋『相葉ランド』いつもの如く仕事終わりにここへ飲みに来た二宮と櫻井は、大将の相葉も交えて最近の潤と智について会話していた。


「おおちゃんと松潤次の休みに引っ越すんだってさっ♪駅近のいいマンションが見つかったみたい♪松潤はマイカー通勤をやめて電車通勤に完全シフトするみたいだよ♪ウチにも来てくれるって♪良かったぁ~♪」


相葉は2人がまた通ってくれる事が何より嬉しいらしい。一方で複雑な顔つきなのは櫻井である。「俺は松本にマイカー通勤でいいじゃないかって進言したんだけどな。折角いい車に乗っているんだから遊ばせるのは勿体ないだろうって。


そしたらマイカーは実家に戻る時とか、横浜に行く時に使うからいいんだって。ほら、横浜のヨットハーバーに暉雄社長のクルーザーがあるだろう?あれを借りて智くんと月一くらいで釣りに行きたいらしい」


釣りと聞いて相葉と二宮が目を輝かせる。「やったね!♪それじゃあ月一はタダでお魚貰えるじゃん!♪」「それはいいねぇ~♪大野さんからお魚貰ったら電話してよ♪あ、その時は相葉さん料理しなくていいから♪」「何でぇ~♭」「だってあなた寿司と刺身しか作らないじゃん♭俺、生の魚は駄目なんだって♭その点松本君ならちゃんと火を通した美味しい料理作ってくれるでしょうが♭」


二宮の中では松本料理最強説は譲れないらしい。眼鏡の弦を指先でつまみ、「俺にはあなたよりも松本君の作った料理の方が身体に合うんですよ」とわざとらしいキメ顔で相葉をディスった。「殆ど毎日飲みに来てるくせにぃ~♭」


不満げにボヤく相葉をよそに、二宮は今度は櫻井に向かって「櫻井さんが松本君にマイカー通勤を推奨するのってもしかして車だと松本君がここに飲みに来られないからなんじゃ?」と痛い所を突いた。「まさか♭俺はそんな意地悪な上司じゃないぞ♭」


櫻井は「ただ厨房に素人が入って相葉君に迷惑を掛けたりしなけりゃいいと心配しているだけだ♭」と、慌てて取り繕い、誤魔化し笑いを浮かべた。「ウチは全然困らないよ♪でも松潤とおおちゃんがウチ来たら翔君はおおちゃんに接近出来なくなっちゃうねっ♪」


そこに相葉が余計な一言を放ち、櫻井をガックリと項垂れさせる。「あれ?櫻井さんってそんなに撫で肩でしたっけ?」二宮が込み上がる笑いを必死で噛み殺しながらしょぼくれる櫻井の顔を覗き込んだ。


「てか、我々は今松本君と大野さんが本気で同棲を始めるって言うかなり特殊な恋愛状況について話をしているんだけど、オッサンのラブっていつからこんな社会公認されてんの?♭」


二宮は「あー怖い♭リーマンの世界も変わったねぇ~♭」と肩をすくめて白々しい怯え方をすると、眼鏡を外してハンカチで拭きつつ少し遠い目をして微笑んだ。「でもま…。あの誰もが羨む容姿と家柄を持つ松本君が、たった1人の童顔のオジサンを射止めんのに15年も掛かった訳だからさ、良かったと俺は思ってるよ」


**


その週の休日。潤と智は新居への引っ越しを完了させた。以前住んでいた智の独身用マンションと比べると、職場までは2、3駅程遠くなったが、新しいマンションから最寄り駅までは徒歩5分程で近く、交通の便は格段に良くなっている。


何より新築で部屋も広く、セキュリティシステムも万全なので、これからはエレベーター前でストーカーに襲われたりする様な事も無くなるだろう。当然家賃は今までの倍になったが、半分は潤がもってくれるのでなんの問題もなかった。


家具の殆どは潤が実家の倉庫から2人で使えそうな物を持って来てくれ、おかげで家財道具は今までよりもずっと豪華になったし、備え付けのシステムキッチンは使い勝手が良さそうな対面仕様で、潤が料理の腕前を奮うのに最適な環境となっていた。


「親父が引っ越し祝いにデカいテレビ買ってくれるってさ♪大画面で映画やドラマが観られるぞ♪」潤が実家から持って来たソファーに横たわり、セレブみてぇだと喜ぶ智の傍らに腰掛け、潤は愛しげにその頬をつつきながら微笑んだ。


「マジ?♪すげぇじゃん♪」顔を寄せて来る潤に普通にキスを返しつつ智も微笑う。どうやら初体験の金沢で決めた互いの立ち位置は未だに継続中らしい。不思議なもので1度身体の関係が出来てしまうと、恋人同士だと言う認識は何の疑いもなく成立し、それが特殊だとも思わなくなって来る。


好きになった相手がたまたま同性だっただけで、関係性は普通のカップルと何ら変わらないのだ。互いの愛情は日々高まっているし、2人はそれまでの暮らしよりもずっと楽しく、幸せな毎日を送っている。


職場ではちょっと頼りない上司としっかり者の部下として、プライベートでは仲のいい恋人同士として、今のところは仕事も恋もきっちりと両立させ、順調満帆に進んでいた。


勿論家族に対する事だったり、カミングアウトのタイミングだったり、未だ解決していかなくてはならない問題もあるにはあるが、命の危機を乗り越えて結ばれた2人なら、きっとどんなピンチも逞しく切り抜けて行けるだろう。


「今度の食事会楽しみだなぁ~♪ウチの母ちゃんなんて社長の家族と飯食えるって聞いて急に毎晩パックし始めたんだってさ♪姉ちゃんから電話で聞いた♪」「ウチだって智の家族をちゃんともてなさなきゃっつって親父がやけに張り切ってるよ♪ソッコーで銀座の料亭抑えたからね♪」


ソファーから起き上がった智をムギュっと抱き締め、潤は幸せそうに頬を擦り寄せる。「銀座の料亭って良くドラマで政治家が悪巧みしてる様なトコ?♪」「そ、親父みたいなタヌキが常連のトコ♪」「庭でカコーンってなってるやつ?♪んふふ♪母ちゃんも父ちゃんも緊張しそ~♪」


智は姉から聞いた母の嬉しそうな様子を想像して肩を抱く潤の顔をにこやかに見つめた。「潤あんがと♪俺の事ずっと好きでいてくれて…♡」「どーいたしまして…♡15年経ってやっとだからね♪僕にしてみりゃ智との愛は未だスタートラインだよ♪」「んふふ♪それもそうだな♪」


ベランダから吹いてくる初夏の風を感じながら2人は無言で寄り添った。明日からは本格的にペットロボット第2弾『ガラット』の販売促進キャンペーンが開始される。マーケティング部もフル稼働で広報活動に邁進だ。


だがどんなに忙しい日々でもいつだって隣には愛する人が居る。それだけで平凡なリーマン生活も心躍る様な日常へと変わって行くだろう。真夏の暑さも冬の寒さも、2人で居れば何だって楽しくなるのだ。


「これからもずっと一緒にいような…智…♡」「おぅっ…♡」何かのイベントが行われているのか、昼間の打ち上げ花火が何処か遠くでパンパンと鳴っていた。



I seek ~りーまん・らぷそでぃ~


♡THE END♡


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『I seek ~りーまん・らぷそでぃ~』無事に終了致しました~\爆笑/可愛い童顔オジサンとしっかり者のイケメン部下の恋物語は如何でしたでしょうか?♪読んで下さった皆様にちょっとしたハッピーな余韻をお届け出来ていれば幸いでございます照れ


巷では豪雨の被害で大変な思いをされている方もいらっしゃり、コロナ禍も相変わらずでオリンピックへの危機感が謳われておりますね。聞けばジャニーズ事務所が熱海の豪雨被害に義援金を送ったそうですが、自然災害が起こるといつも迅速な対応をして下さるジャニーズ事務所さんには頭の下がる思いが致します。


私達ファンが嵐君達に投資した分も、こうして被災された方々のお役に少しでも立てているのなら嬉しいですね。


以前瀬戸内地方で豪雨被害が大きくなった時、愛媛に潤君が、岡山にニノみぃ~が義援金を持って訪問してくれた時に、地元のローカルニュースでその話題が取り上げられ、同じ瀬戸内地方に住む者としてとても嬉しく感じた事を思い出しました。


どうかこれ以上被害が大きくなりませんよう、心から祈っております。


さて、次回からいよいよP・A・R・A・D・O・X 続編『CONFUSION』が始まりますグッウインク前回大活躍したお馴染みのメンバーが再集結し、豪華客船を舞台にエンタメ感満載でお送りしたいと思っておりますので、またお楽しみ下さいましたら嬉しいです🙇🙇🙇


今回も最後までお付き合い下さいまして、本当にありがとうございましたm(_ _)m