これは潤智妄想物語です。腐要素有。潤智好き、大ちゃん右なら大丈夫な雑食の方向き。勿論、完全なフィクションですので、登場人物、団体等、実在する人物とは無関係である事をご了承下さい。尚、妄想ですので苦情は受け付けません。以上を踏まえてからどうぞ下差し

ダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツ

3

『PARADOX』でのクリスマスショー開始まで後1週間。そんな師走の忙しい時に因縁のブツが潤の部屋に届いた。

毎日どちらかの部屋に泊まり、今では智の部屋も、向かいの潤の部屋も、どちらの部屋も2人の共有住居の様になっていたのだが、それにしてもこれを智の部屋ではなく潤の部屋へと配送の手配をする辺りに、櫻井の意図を感じた。

「あの人最低だ…♭僕の部屋だと僕が即処分すると思ってわざわざ潤の部屋に送り付けたんだ…♭絶対に潤の目につく様に…♭」一抱え位のダンボールを部屋に持って来た潤に、智はガックリと項垂れた。

「俺もさ、今朝のトレーニングが終わって部屋に戻ったら、アメリカから荷物が届いてるって運送会社から電話が来て驚いたぜ♭『DOGGIE STYLE』なんて会社知らねぇし、怪しいんで警察庁に持って行って中身を調べて貰おうかとも思ったんだけど…♭」

潤が警察庁に持って行かなくて良かった♭♭智は心底ホッとしてダンボールを受け取り、キッチンの床に置くと渋々説明を始めた。

「これは翔さんの嫌がらせだよ♭メールにあった割のいいアルバイトの元ネタ♭翔さんが勝手に僕の名義に変えてこっちに届く様手配したんだ。ジュンってのは男女共通の名前だし、彼女の家か何かだと思って『DOGGIE STYLE』もさして不審に思わなかったんだろうね♭」

「どゆこと?♭」「詰まり、こう言うことさ♭」智は床に置いたダンボールをやや乱暴にバリバリと開き、クッション材と共に詰められた3個の箱を取り出した。英語のロゴが振られた外箱には、一目でそれと分かる程、中身のイラストがはっきりと描かれており、潤のド肝を抜いた。

「う”ぇっ?!♭ソレって明らかにアレだよな?♭じゃあ『DOGGIE STYLE』って…♭」「そう♭最近はエンターテインメント界にも進出して、経営形態はだいぶ変化したんだけど、そもそも『DOGGIE STYLE』はアダルトグッズとか、ポルノ関係専門の会社だったんだ♭

翔さんはアメリカ進出の足がかりとして、日本人でも参加し易いポルノ業界に目を付けてね。経営協力やら、資金提供やら、SNSでの動画配信サービスやら、色んな戦略を打ち出して『DOGGIE STYLE』を盛り立てていたのさ♭その仕事の一環がこの大人のオモチャの検品って訳♭

アメリカでのポルノ業界って実は日本ほどマイナーな分野じゃなくて、ハリウッドともかなり密接な繋がりがあったりする。シルベスター・スタローンが元々ポルノ俳優だったのは有名な話だし、セクシーな女性が出演するB級アクション映画みたいな作品なんてそれの最たる物だろう?

ダイアナが代表のモデルクラブ『Ange Noail』の映画出演の話だって翔さんが『DOGGIE STYLE』を紹介したから実現した事なんだ。もうだいぶ前から翔さんは『DOGGIE STYLE』の制作した発売前のアダルトグッズを検品して会社に報告するモニター協力を行っている。

こう言ったモノの使い勝手だとか、何項目かに分かれた審査内容を細かく査定して『DOGGIE STYLE』の『SEXY TOY』部門にメール報告をするんだ。こう言う審査は世界中のユーザーが行っていて、その中で最も評価が高かったモノが正式に製品化して発売される。

1年に3回、新作が作られる度にこうしてモノが郵送され、それを実際に試してみて査定を行うのが、翔さん発の割のいいバイトの内容だ。僕が彼から離れたせいでそのバイトをこっちに回して来たんだよ♭翔さんの嫌がらせだ♭」

「へぇ〜♭成る程ねぇ〜♭人体を使うからバイト代が高額なんだなぁ〜♭で?試した後はこのオモチャ貰える訳?♭」梱包されていた3個の新作オモチャを代わる代わる取り上げてはマジマジと眺めながら、潤は何度も頷いた。

「勿論貰えるが、翔さんはすぐに処分していたね。言いたかないけど、身体を使われるのは僕だったから郵送されるモノが多い時なんかは本当に大変だったんだ♭多分返品出来ると思うから心配いらないよ♭勝手に変えられた名義なんだから断れるしね♭」

送られたモノを元通りダンボールに詰め直し、ガムテープを取って来ようと立ち上がった智を「ちょっと待て」と、潤が止める。

「そー言う事なら試してみようぜ智♪期限までに審査すりゃいいんだろ?♪櫻井からの折角の贈り物だし、ちょっと変わったクリスマスプレゼントだとでも思っときゃいいじゃねぇ〜か♪」「はぁ?♭」

**

「あ〜♪燃え尽きたぜ♪」その夜。櫻井から無理矢理譲られたありがた迷惑なアルバイトを、意外にもあっさりと受け入れた潤は、ややお疲れ気味な智の隣で、満足そうに大きく伸びをした。

「こ〜言うのもたまにはいいんじゃね♪結構コーフンするし♪でもさ、ちょっと動きが固くなかったか?途中何回か止まったろ?締め付けが強いと止まりがちってのはさっきのブツの内部パーツに弱いところがあんのか、それとも…」

潤は傍らの智をムギュっと抱きしめて「智のココが特別キッツキツなのかのどっちかだ♪」と、そのヒップをペタペタと叩いた。「…♭僕はそんなに締めてないぞ♭さっきのオモチャが圧壊し易いんだろう♭改良の余地ありってところだろうな♭」

まさか潤とこんな会話をするとは思ってもみなかった。ほぼ毎晩の様にベッドでは一緒だが、こと 性 に特化したアイテムを介して 情 事 を行ったのは初めての事だ。

なのでそれだけに一層2人の関係が深まった様な感じがして、智は何だか面映ゆい気持ちになる。潤の方も智と同じ事を考えたらしく、智の目尻や頬に軽くキスをしながら大甘な笑顔で言った。

「櫻井のプレゼントのおかげで俺達今までよりずっと仲良くなれそうじゃね?♪俺嬉しいんだよね♪オモチャとかさ、言うなればちょっと恥ズイ代物だろ?そー言う恥ズイ姿を俺に見せてくれる智に、俺としちゃ濃密度増し増しって感じがして嬉しくなっちまう訳♪」

潤の言葉はいつだってストレートである。だからこそどんな気取った言葉よりも、取り繕ったりしない分、智の胸には真っ直ぐに響き、何とも愛しく感じてしまう。恥ズイ姿か…♭この調子じゃ翔さんから押し付けられたアルバイトは続けるより無さそうだ…♭

「なぁ智♪比べる訳じゃねぇけど、櫻井がこー言うのを使ってずっと智を可愛がってたってのを知って、俺俄然ファイトが湧いてきたんだよね♪負けてらんねぇなって思ってさ♪だから智にはもっと ヨ ガ って貰いてぇし、もっとイ キ まくって貰いてぇの♪

もし一瞬たりとも智に物足りないって思わせちまったら俺の負けな気がすんだよね♪でさ、この際智に聞いときたいのよ♪櫻井が智に1度もやんなかった事で、智が俺にして欲しい事♪

どんな事だってドーンと受け止めてやるぜ♪今年のクリスマスのメインイベントとして『聖夜』ならぬ『性 夜』と行こうじゃねぇか♪絶対ぇ櫻井に勝ってみせっからさ♪」一体何を言い出すのやら♭

何だか良く分からないが、どうやら潤は櫻井に妙な対抗心が芽生えたらしい。智が潤との営みで物足りないと思った事などただの1度も無いのだが、自分のやっていなかった事を櫻井がやっていたと言うのが、負けず嫌いの潤には悔しかったのだろう。

こんな子供じみたところが智にはまたすこぶる愛しいのである。智は試しに「ンフフ♪それじゃあ僕がヤりたいって言ったら君はヤらせてくれるのか?♪」と言ってみた。すると潤は「えぇぇ〜っ!!♭♭」とこれ以上ない程に驚いて、急に口ごもり、暫く逡巡してから「ど、努力してみる…♭♭」と答えた。

アハハハハハハ!♪たまらず爆笑してしまう。「本当に君は可愛いな♪冗談だよ潤♪そんなに怯えた顔をするな♪」「ビ、ビビったぜ〜♭♭」

絶対に嫌だと思うのに、それでも受け入れようとしてくれたところに潤の本気が見える。ホッとしてまるで甘える様に智の首筋に顔を埋める潤の背中を撫でながら、智は優しく呟いた。

「君が好きだよ潤…。出来れば君の負担になんかなりたくはないんだけど、僕にはもう君の居ない生活が想像出来ないんだ…。だから君に望む事なんてひとつだけさ。何事も無く健康で、僕の側に居てくれる事…。ただそれだけだ…」「智…」

智の寝室にあったゴールデンゲートブリッジのモノクロ写真も、今では華やかな夜景をバックにしたカラー写真に変わっている。智を取り巻くモノトーンな世界は最近少しづつ明るい色彩に彩られ始めていた。

「潤…翔さんが僕にしなかったのは…」「何何?♪」耳を寄せて来る潤に智がこっそりと囁いた…………………………………。

ダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツ

ポルノだの大人のオモチャだのとちょいエロめな表現もありましたけど、これくらいなら大丈夫かなと思い、ベッドのシーンは限定にせずそのままアップしましたチューハート

智君が潤君にちょっとドキッとする様な事言いましたけど、我が家の場合大ちゃん完全右固定ブログなので、逆のパターンを書く事はありません(逆だと私が萌えないのよ〜ニヤニヤ)

さて、甘々な潤智が続きますが、一体智君は潤君に何を囁いたのでしょう?♪今回の最終章はあくまでもまとめ的なストーリーなので、次回か、長くても次次回には最終話とさせて頂きますねニコニコ(限定もあるよウシシ)