これは潤智妄想物語です。腐要素有。潤智好き、大ちゃん右なら大丈夫な雑食の方向き。勿論、完全なフィクションですので、登場人物、団体等、実在する人物とは無関係である事をご了承下さい。尚、妄想ですので苦情は受け付けません。以上を踏まえてからどうぞ下差し

ダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツ

5

智は32年前、サンフランシスコのリトルトーキョウで産まれた。母は横須賀の米軍基地で通訳として働いていたが、その頃に日系人だった父と出会い、サンフランシスコに移住したのである。サトシ・Sammy・オーノと言うのが智の本名だ。父の名前がサミュエルだった事からサミーと言うミドルネームがついた。

仲のいい夫婦で、父は軍を退役した後民間のSP(セキュリティ・ポリス)として働き、母は翻訳家として地元の出版社で働いていた。そんな二人が不慮の事故で亡くなったのは智がジュニア・ハイの頃。父には元々身寄りが無かったし、母方の両親や親戚は、反対を押しきってアメリカへ渡った母を、決して許そうとはしなかったから、智は14歳にして天涯孤独となった。

智はソーシャルワーカーに預けられ、1年間だけ孤児院で生活していたが、そこで知り合った3つ歳上の日本人少年と親しくなり、その彼が18歳になった時に一緒に施設を退院した。

松岡と言う名のその少年は、とても面倒見の良い明るい性格で、智の事をまるで本当の弟の様に慈しみ、可愛がってくれた。智も松岡を松兄ぃと呼び、2人はささやかながらも幸せな生活を営んでいたのである。

松岡はあるベテランタトゥーアーティストの店で働きながら修行を重ね、二十歳になる頃には固定客が持てる程に腕を上げた。幼い頃からダンスが得意だった智は、そんな松岡の生活を支える為に、持ち前のダンススキルを活かしてストリップバーのバックダンサーとして働いていた。

松岡は更にタトゥーアーティストとしての腕を磨き、新たなタトゥーの可能性を模索して、ありとあらゆる技を身につけて行ったが、やがて自分の店を持てる程になった時、遂に誰も成し得なかった日本古来の技、白粉彫りをマスターしたのである。

今智の脇腹にあるのは松岡が会得した白粉彫りの、最初で最後の最高傑作だった。その頃には兄弟と言うよりも恋人に近い関係になっていたので、この白粉彫りは松岡の、智に贈った愛の証だったに違いない。だが、そんな2人の幸せな生活は思いがけない形で突然に消え去ったのである。

あれは智が18歳の時だ。サンフランシスコで最も治安の悪い、テンダーロイン地区での事である。松岡は智の脇腹にこの最高傑作を施してから数日後、たまたま買い物に行ったコンビニで、いきなり襲ってきた強盗に殺害されてしまったのだ。

店内には松岡の他にも中国人の店長夫婦と、仕事帰りのサラリーマンが居たのだが、強盗は銃を乱射してその全員を見境無く殺害し、レジの中にある金を持って逃げ去った。強盗はヤク中の売人で、クスリを買う金欲しさの短絡的な犯行だった。

その強盗がテンダーロイン地区にたむろする売人の一人だと分かったのは、智が働いていたストリップバーのダンサーからの情報である。強盗は白人で、そのダンサーの元カレであった。智は単身テンダーロイン地区に乗り込み、その時始めて人を殺した。生きて帰れるとは思っていなかったが、別のビジネスで偶然そこに居合わせた櫻井の父、櫻井宗十郎に命を助けられたのである。

テンダーロイン地区でビジネスなど、明らかにカタギとは違う危険な匂いを感じたが、櫻井は表向き実業家の肩書きを持っており、金回りも良かったので、生きているのか死んでいるのか、自分でも分からなくなっていたその頃の智に取っては、櫻井の本当の目的が何であれ、拾ってくれると言うのであれば何でもいいと、ほぼなし崩し的に、櫻井の求めに応じて日本へと渡って来たのだった。

それにしても櫻井の目的がまさか殺し屋の育成だったとは、智にもまるで予想が出来なかった。智が初めて櫻井宗十郎の屋敷に来た時の事は今でもまるで昨日の事の様に鮮明に思い出せる。山あいの巨大要塞みたいな建物で、元グリーンベレーやら元特殊工作員やらのコーチが居て、智と同じ様な年頃の少年少女がそこで訓練を受けていた。

日本と言うのは世界一平和な国だと、亡くなった両親から聞いていた智には、あの時の光景はちょっとしたカルチャーショックであった。色んな国の子供達が居たが、全員身寄りの無い子供達で、中には産まれてすぐに親に捨てられた様な無戸籍児も居た。

一通りの訓練を受け、ある程度使い物になれば、彼等は世界中に送られ、櫻井の息の掛かった様々な事業の手伝いをさせられる。その殆どが違法スレスレの危険な事業だが、基本彼等は使い捨てなので、居なくなれば新しいのを補充すればいいだけの単なる雑兵みたいなものだろう。

櫻井宗十郎はあくまでもビジネスマンだ。だが、反社会的勢力や政治家よりも恐ろしい、日本で最も力を持つ魔王の様な男である。そんな櫻井宗十郎も一人息子の翔には甘い、普通の父親だった。そもそも訓練中の智に始めに目を付けたのは息子の翔である。

あの頃の翔は未だあどけない顔をした、邪気の無い17歳の美少年に見えた。だが、その可愛らしい顔の下で、翔は父親の魔王めいた資質を充分に、否、父親以上に持ち合わせた、二面性のある少年だった。翔は自分の世話役に智を付けろと、まるで新しいゲームでも欲しがる様に父親にねだり、父親はそんな息子の熱意に負け、智を世話係として翔にあてがったのである。

あれからもう14年…。他の子供達の様に世界各国に飛ばされる事が無かった分、智は誰よりも長く訓練を受けられたし、誰よりも殺しの腕が上達した。恐らく当時智を訓練してくれたコーチ達よりも今の智は戦いに長けているだろう。ただ…。

「世話係ねぇ…。何の世話だか…。おかげさまでこの有り様だ…」回想から戻った智はポツリと呟き、髪を拭きながらバスルームの鏡に映る自分の姿をじっと見つめた。シャワーの熱で鮮やかに浮かび上がるレッド・ドラゴン…。

サムネ対策に背景に使った加工画像を載せてみました~♡ガラスや水流など、3種類くらいの青系フリー画像を組み合わせて作っておりますてへぺろ




新しいパソコンの加工画像アプリを使って描いたイラストです😅未だ使い慣れていないので描くのにだいぶ苦労致しました~アセアセ白粉彫りの特徴として、ドラゴンは透明加工をあえて少なめにして、皮膚から浮き上がっているみたいな感じを表現しております☆前の白粉彫り画像に比べると、質感がだいぶイラスト風味強めになりましたが💦その分ドラゴンも裸 体 も何気にエロス成分を多めにして描いております~🤭💕

松岡は、白粉彫りは皮膚の下に絵柄を彫り込む特殊なやり方で、血の色に近い赤系の色が1番美しく見えるのだと言っていた。ただ、作業中は酷い痛みを伴うからと、智に睡眠薬を飲ませた後にこれを完成させたのである。

完成した後も皮膚の疼きが酷く、3日は熱が引かなかったし、痛みも激しかったが、やがて熱が下がり、真っ赤なドラゴンが皮膚の下に消えてなくなった時は松岡と抱き合って喜んだ。

だが、まさか松岡が施してくれたそんな唯一無二の技が、引いては翔が智に興味を持つきっかけになったとは皮肉な物である。思えば訓練中の智の脇腹にこの刺青を見てから、翔は智に固執するようになった。

風呂やシャワー等の外的な要因だけではなく、肌が上気する様な事があれば、内的な要因でも現れる赤いドラゴン。今更純情ぶるつもりはないが、いつ終わるとも知れない過剰な 悦 虐 は人間の肉体をこれ程までに 淫 ら に変えてしまえるのだと実感せずにはいられない。

智は深い溜め息をついて、ブラックジーンズと柄入りのシンプルな白Tシャツに着替え、昨夜の過激な遊戯の名残りが濃密に残るシーツを、ベッドから一気に引き剥がした。それをピローカバーやバスタオルと一緒に大型の洗濯機に放り込む。ぐるぐる回る洗剤の泡を眺めていたら、胸の奥に凝(こご)った物も多少は洗い流される様な気がした。

凡そ人間らしい感情など、とうに失ってしまっている。喰って寝て 発 情 すれば 交 尾 をして…。まるで獣だ。なら翔さんは自分の飼い犬とフ ァ ッ クしてるって事になんのか…。そりゃ完全にイカレてる…。少し笑えた。

キッチンにバゲットがあったので、冷蔵庫にあるハムやチーズで簡単なサンドイッチを作り、ミルで挽いたコーヒー豆で丁寧にコーヒーを淹れる。サンドイッチにかぶり付きながらテレビを点けると、昼のワイドショーが丁度八重樫剛弦の急死を報道している所であった。

どうやらバーに来た女については完全にスルーするつもりらしい。恐らく永田町辺りから戒厳令が出ているのだろう。八重樫を葬ったホテルの映像では、警察関係者らしき人物が忙しく出入りしている様子が映されていたが、八重樫の死亡状況をマスコミに報告している官僚の後ろの方、画面の隅に見切れていたスーツの人物の中に、誰かと会話している松本の端正な横顔を発見した。

「あれは…♭」警察庁の広報部に所属している松本があの場にいるのは何も驚く様な事ではない。にも関わらず、あの初めて会った時と同じ様なざわつきが智に頻りと警鐘を鳴らすのだ。どうする?ヤバいぞ?…と…。「まったく…♭何て目立つ奴なんだ…♭」

つい反射的にテレビを消し、残ったサンドイッチをコーヒーで流し込む。ベッドマットに殺菌スプレーをして勢い良くカーテンを開けると、目の眩みそうな太陽光線が寝室の中を明るく照らした。

きっと今夜のステージは休めないだろう。リハーサルまでには未だ間がある。「少し…調べてみるか…」誰の命令でもなかったが、このままではあまりにも薄気味が悪いのだ。煩わしい事柄は先に排除して行動するのが智のモットーだった。偶然にも潤と智の思惑はここで奇妙な一致を見たのである。

ダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツダーツ

松兄ぃ~💦死なせちゃってごめんねぇ~~えーんアセアセアセアセ我がブログの準レギュラーでもあるTOKIO兄さん達の出番を楽しみにして下さっている読者の皆様にお応えする形で、今回も松兄ぃに登場して頂きました~ニコニコ

不幸にしてお亡くなりになったやや可哀想な出演ではありますがえーんこのお話の智君に取っては元カレであり、白粉彫りを施した張本人と言う、かなり重要な役どころでございますので、お許し頂ければと思っております(^^;)))

さて、今回は智君の過去についてのお話でしたので、イメージだけでもと思い、脇腹の白粉彫り的なイラストをパソコンでせっせと作成しましたが、如何なもんでございましょう?てへぺろ

昔BL系のサイトをやっていた頃は細マッチョな男性の裸体を描くの超得意だったんですけどね~アセアセ(一体どんなサイトをやっていたんだ(滝汗タラータラー))もしアメ禁食らったら限定にさせて頂きますね~(^。^;)