
リアルタイムに追いつきたいので少しピッチあげて書いています

この日も朝食からスタート。
病院の朝は6:00にはじまる。
消灯もかなり早くて21:00なんだけど、個室の場合は自由なので、わたしは21:00以降も余裕で起きてゴロゴロしてる。
前の晩、韓国ドラマを遅くまで見すぎてしまい、朝全く起きられなかった
なんだか平常運転に戻りつつある
体の回復はさらに進み、ついに地面に落としたものを普通に拾えるほど、体が曲げられるようになった。
傷と、ドレーンの管の穴はまだ時々痛むけれど。
うまく言えないんだけど、お腹になにか重りをつけてるような、おなかまわりがずっしり重だるい感覚なんだよなあ。
だから歩く時もちょっとお腹を庇うようにして歩く感じになる...
さて、この日はついに尿道カテーテルが抜けました
これにて、つながっている管は残すところ、ドレーン一個のみ。
どんどん身軽になっていくのがうれしい
ドレーンはビニールのポシェットみたいのに入れて首にかけられるので、尿の管が外れたことによって、歩く時に点滴棒を連れ歩かなくてもよくなったよわーい
お昼ごはんの時間だよ。
THE和食って感じで嬉しいね。
このパンプディングみたいなデザートがけっこうおいしかった
そしてこの日から、残尿測定がはじまりました。
入院生活後半における最大の試練といっても過言ではない、排尿訓練のスタートであります
少し説明すると...
広汎子宮全摘出術を受けると、切除の際に排尿の神経にもダメージを与えてしまうため、術後は自力で尿を出すことができなくなっている状態。
そのため尿道カテーテルが外れたあとは、排尿訓練を行なっていく必要があるのです。
まずは頑張ってトイレで自力で尿を出す努力をして、その尿の量を毎回計測。
それと同時に導尿といって、膀胱に管をとおしてそこから尿をとる。この導尿で取れたぶんも計測していくよ。(残尿測定)
つまり自力で出せば出すほど、導尿で取れる尿(残尿)が少なくなっていくということ。
残尿の量が一定以下の量になれば無事卒業し、おうちに帰れるようです
先生いわく排尿訓練がうまくいけば、最短でここから1週間で退院できる
うまくいかなければもう少し入院は伸びるし、いつまでも卒業できない場合は最終的には自分で管を使って自己導入できるよう覚えて帰ってもらう...とのこと
これはできるだけはやめに排尿をマスターして、おうちに帰りたいところ。
はたしておしっこ界でわたしは優等生なのか、そうでないのか...
ちなみに、「導尿がはじまると、心折れる人が多い」ということは事前に聞いていました。
先生や看護師さんからも、手術前の時点から「あせらなくても大丈夫!なかなかうまくいかないけどきっとうまくいくようになるから!」と励ましのお言葉をいただいていたのはありがたいけれど、
まだ手術もしていなかった頃だし、実際やるまでは導尿や残尿測定のイメージがわかなすぎて「まあなんとかなるっしょ」くらいの軽い気持ちでおりました
最初のうちは一日5回の残尿測定からスタートするとのこと。5時間おきと決まっていて、夜中0:00や早朝5:00でもたたき起こされて管入れられるらしい...
なんて過酷なトイトレだろうか。
そんなわけでわたしの排尿トレーニング生活がはじまりました
まずはトイレにいき、自然排尿にトライ。
ん...
一滴も出ない...
おしっこってどうやるんだっけ
ふつうにしてても全く出なくてびっくりした。
しかしこのあとなんどかチャレンジを重ねていたら、無事おしっこが出たぁ
しかもけっこう出た気がする。
もしかしてわたしってけっこう優秀...!?退院もすぐ目の前かも
...なんて浮かれていましたが、すぐに出鼻をくじかれることに。
はじめての残尿測定。導尿で取れた量が、自力で出した尿の2.5倍くらいあった...
(自力150ml 導尿400mlくらい)
さっきあんなに頑張って出したのに、こんなに残ってるのか。
しかもこの導尿が、けっこう辛い。
管を挿入される瞬間もイヤな感じだし、導尿の後半になると、下腹部がきゅぅぅぅと搾り取られるような感覚でなかなか痛い...
これを一日に5回もやるのかと思ったら気が遠くなってきたわ...
導尿はつらいけど、うれしいことがあった。
夕食でヒレカツが出たこと
ヒレカツは嬉しいよなあ。
今までの病院食メニューでこの日がいちばんかも
具沢山のすいとんまで。給食みたいでなつかしい
デザートは大粒のイチゴだったよ
モリモリ食べて、排尿訓練に打ち勝たなくちゃね