最後の最後が感動の連続

あれだけの物語を
あれだけ沢山の人の心や気持ちを
まとめてキッチリ集結させる作者の力量と視野

道すがら沢山の人が命を落とし
けれども嘘偽りがない主人公の真っ直ぐさに助けられて

長い長い旅を共に過ごした仲間のような気持ちで

全てが終わったのに
まだみんなと別れたくないと思わせてもらえるほど
全ての登場人物に愛着を感じられる、そんな作品

人間に戻ったあとにアルフォンスが言ったことが印象的なので

以下にて少しご紹介

 

旅の中で 

いろんなところで いろんな人に
見えないところでも

本当にたくさん 幸せをもらっていたことに気づいた。

今度は僕が幸せを返す番。

 

それを聞いていた人が

「錬金術師が言うところの等価交換?」
と訪ねると

 

アルフォンスはまた言いました。

10もらって10返してるだけじゃ同じなので、

10もらったら自分の1を上乗せして11にして次の人に渡す。

 

鋼の錬金術師

 

何度も読み返したい作品。

 

子供たちにも読んでほしい作品。