インドで尿路感染症の備忘録です。
6か月のインド生まれの娘が突然の発熱をしました。
もうそろそろ、免疫切れてくるだろうな~と思っていた矢先の出来事。
前触れはなく、本当に突然。
最初は、他の風邪の症状は全くないから、突発性発疹かな~、なんて思っていたのに、
3日経過しても解、熱せず発疹の兆候もありませんでした。
娘を出産した病院、FORTIS MEMORIAL HOSPITALのPediatrics(小児科)Dr.Pinkooを受診し、処方してもらった解熱剤Crocinを最初は使っていましたが、解熱の効果が弱いという事で、Meftaに変更。
その後、経口抗生物質Zifiも飲み始めました。
。。。でも効果が全くない。。。
解熱剤が切れて、また解熱剤を飲んで。。。という繰り返し。
解熱剤Meftalは8時間以上、Crocinは4時間以上明けてからというのに、いずれも持たず、
MeftalとCrocin両方を組み合わせて使うよう、先生から指示を受けました。
尿検査結果から、尿路感染症という診断が出て、経口の抗生物質Zifiを3度飲んでも、まだ熱は収まらず、
5日が過ぎてしまいました。
また、娘の場合、熱が急に上がる前は、手足が冷たく体が震えだし、上がる時は嘔吐。
何時間起きにその繰り返しでした。
子供二人とインドで母子家庭生活をしているので、
娘のこの状態を一人で抱えているのも、もう限界でした。
途中娘の高熱は41度も出てしまって、本当にこの治療方法を続けて治るのかと不安ばかり募り、
ネットで色々調べては、さらに心配を募らせ、毎日寝れない日々でした。
でもそれより、ぐったりする娘を見ているのが本当にかわいそうで、
もし万が一、医療ミスとかがあって、私も見過ごしてしまって、
取り返しの付かない状況に彼女をおいやったら。。。と思うと、
胸が張り裂けそうでした。
3歳の息子も、まだまだ母べったりで、娘が生まれてから赤ちゃん返りが暫く続いており、
娘の体調不良で、さらに赤ちゃん返りが酷くなってしまいました。。。
私も限界に達し、日本の小児科の先生をしている友人にセカンドオピニオンをお願いしたところ、
現段階での色々な可能性を指摘してくれました。
とても参考になったので、彼女からのメールを要約しておきます。
下部尿路感染症の場合だと、経口の抗生剤の効果が遅すぎる。
おそらく、上部尿路感染症(点滴での抗生剤投与が必要)。
もしくは、他の禁の感染(マラリア、デング、川崎熱、チングニア)も疑う。
もしくは、それらの併発。
それ以外に、尿路の奇形による尿の逆流も疑う。
いずれにしても、血液検査は必須。
日本の場合は、高熱が5日続いた時点で入院、点滴は絶対。
翌日朝一番にDr.Pinkooを受診して、もう入院させて欲しいとお願いし、
再度治療法を先生と相談の上、血液検査と点滴による抗生剤投与をする事になりました。
実は、もう少し早い段階で、先生から血液検査をしようと持ち掛けられていましたが、
周りの友人から、インドで子供が経験した血液検査の苦い思い出を
再三、しかも色んな人に聞いていたので、
小さい赤ちゃんにさせる気になれず、
その時私から先生に、もう少し経過を見たいと言ってしまっていて、
血液検査が一日遅れてしまっていました。
その事を後悔しつつ、先生に周りの日本人の友人の血液検査の評価が悪い事を正直に伝え、
必ず、必ず、信頼しているDr.Pinkooの同席のもと、また先生が一番信頼できるお医者様に
血液採取をお願いしたいと伝えました。
先生は快く承諾してくださり、そこから娘と私のEmergencyまで一緒に行き、採血が始まりました。
赤ちゃんの細い血管より太い針を刺すのは、とても難しく、娘のただならぬ、泣き叫ぶ声が響き渡って、私も耐えれず、カーテンの外に出されてしまいました。
娘がと一緒に泣いて、頑張れ頑張れって言う事位しか出来ませんでした。
その後、その日は一端自宅で経過観察になり、家に帰るも再度発熱し、夜9時頃先生と電話で連絡を取り、即入院になりました。
入院手続きももちろん夫はおらず、病気の娘、赤ちゃん返り中の息子二人を連れては何も出来ないので、
メイドさんに入院手続きが落ち着くまで一緒に付いてきてもらいました。
(続く)
