多くの日本企業が進出するティラワ経済特区には、続々と工場や港ができています。インド陸運高速道路省大臣により、総費用約85億円をかけ、総距離約1,400kmのインド~ミャンマー~タイを結ぶ高速道路の建設計画が発表されました。このようなニュースを見ていると、まだまだミャンマーは激動の国だと感じます。

 

その甚だしい変わりようは、ヤンゴンの身近なところでも感じます。

 

写真は毎日通勤途中にある交差点なのですが、

なんと!

いつの間にか!

 

 

歩行者用の信号機ができています!!

ついにこの横断歩道を安全に渡れる時が来たのか、と思いました。

 

ただ、この信号機がしっかりと機能するのかは疑問です。

実際に、ダウンタウンのあたりには歩行者用の信号機があるのですが、人々は完全に信号機を無視し、車だけを見て横断しているように思います。

まるで大阪のようです。

 

また、ミャンマーでは新しいお店がどんどんオープンしていますが、その一方でたくさんのお店がクローズします。行きつけのレストランが閉店していた時はかなりショックを受けました。この時は閉店作業をしていたおじちゃんが、トラックに乗せて、別の場所にあるチェーン店に連れて行ってくれました。

ミャンマー人は大阪人のように優しいです。

 

他にも、事業地へ行くために利用していた朝のボートが先月から休航していたり、住んでいるアパートの隣に新たな建造物がすごい勢いで建てられ、窓からシェダゴンパゴダが見られなくなったりしています。

 

 

しかしこうした変化の中でも、

ネピドーの道路では、普通に牛やヤギが横断していたり、ミャンマーらしさがにじみ出ていて好きです。

 

道普請人の活動地域の一つであるエーヤワディ地域ピャポン地区ケンヨータン村では、先日、約1,500 mの道路の施工を終えました。道が良くなったことにより、村人たちがピョーレー(ミャンマー語でうれしい)と笑顔で言ってくれた時は僕もピョーレーでした。バイクや自転車を所有する人も増え、子どもたちも安全に学校に行けるようになったと聞きます。

 

 

しかし彼らは言います。まだまだこの地域には直したい道がたくさんあるのだと。道が良くなり、地域が発展することを実感している彼らは、さらなる地域活性を望んでいます。まだまだ村の中ではお金を十分に稼げず、外に出て行く人が多いのが現状のようですが、現状を変えたい!という村人たちの地域活性に対する熱い思いは確かです。

道普請人として、このような村人たちの声に寄り添い、力を添えられたらと思います。

 

↑エーヤワディ地域特産の大量のアヒルのたまご

 

↑おまけ バナナマーケットで見た大量のバナナ