最近、ついに一人になってしまったという感覚が強い。
黙っていても異性からかまわれる年齢ではなくなったというだけのことなのだろう。
永福町を思い出している。自転車で西荻に通っていた時や、軽く引きこもって夜になったらご飯を食べにだけ出かけていた時、おいしいパン屋、引っ越すのでもう来られなくなるの、とあいさつをした時。
初めての人と話したり打ち解けるのはわりと得意になっていて、たまに驚く。うまくやれない人を不憫に思いさえする。でも夜になるとずーんと一人がのしかかる。なんだか自分が痛々しい気がする。だからといって独立独歩充実した人間にすぐなれるわけでもなく、欠落感に苛まれながらギリギリのところでなんとか歩いている。
ひたすら映画やアニメを見る。落ち着かなくて半年ほど読めなかった本もそろそろ読める気がする。こういう時に芸術は必要だ、誰のためでもなくただ私にとって。でも、究極的な個別は普遍につながっている。