取り敢えず、"EPISODE Ⅸ"の感想から書こうかな、と思ったけど、考えてみれば、上映が始まったばかりの映画についてあまり細かく書くのもどーかと思うので、"STAR WARS"サーガ全体と、それを取り巻く社会状況について考えてみたいと思います。
わたしの勘違いや記憶違いもあると思うので、お気付きのことがありましたらぜひご教示頂ければ幸いです。
さて。
一作目の"EPISODE Ⅳ"が発表された1977年と言えば、どんな年だったでしょう?
皆さんは何を思い出されますか?
まず、今の世の中と一番違うのは、ホームで煙草が吸えた、ってことかな?
70年代だと、列車の中にも座席の窓のところあたりに作り付けの灰皿があり、何時でも好きな時に吸うことが出来ました。
喫煙者にとっては天国のような時代でしたね!
"STAR WARS"絡みで言うと、77年当時、まだ"スペース・インベーダー"は登場しておらず、喫茶店には"ブロック崩し"しかありませんでした。
それでも"ブロック・崩し"一回100円くらい、かかったかな?
そんな時代に、"STAR WARS"の映像の何と衝撃的だったことか!
特に最後の"デス・スター"を攻撃するときのデジタルの映像は、それまで見たことのないものでした。当時のデジタル映像といえば、グレーを背景に時間の数字だけが表示される腕時計しか身近になく、しかもそれだけの腕時計で数万円もしました。
ところが"STAR WARS"は正にデジタル戦だったわけです。
ま、軍事用にはもう使われていたのかも知れませんが("2001年"にも、ちょっとだけ出てきますね)、一般映画の主要部分に、でこれだけ大掛かりに使われたのは初めてではないでしょうか?
何しろ、初めての映像体験に、当時の少年たちははらはらドキドキ!
それが"STAR WARS"初体験で、この時の衝撃を抱えながら、わたしたちミドルは後のシリーズを40数年間心ときめかせて待っていたわけです。
それで、"STAR WARS"に対する接し方、楽しみ方も、恐らく違うんだろうな、と思うわけです。
どんなふうに?
では、次回。