こんにちは、子亀です![]()
今回は前回のエリートS/色雫編の続きです。
PILOT統一の筆箱紹介、キャップレス・雅絵巻編。
前回のブログをまだ見ていない方はこちらのリンクから飛んでみてください!https://ameblo.jp/myako428/entry-12653331756.html
ショートタイプの万年筆「エリートS」と「色雫」の山栗カラーを紹介しました。
では、愛用中のキャップレスマットブラックととても美しい雅絵巻というボールペンを紹介していきたいと思います!
スタート!
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ということで、PILOTの原点となる金ペンを持つもう一つの万年筆、キャップレスマットブラックから紹介していきましょう。
一般的な万年筆はほぼキャップ式に対して、なまえの通りキャップが無くノック式ボールペンのように上部のボタンを押すことでペン先が出てくるノック式が一番の特徴です。
マットブラックは現在も購入できるものなんですが、PILOTのホームページを見てみますとキャップレスの歴史は1963年にまでさかのぼるようです。
今回紹介するキャップレスはノック式なのですが、世界初のキャップの無い万年筆として登場した時は回転式で、それからキャップレス万年筆の歴史が始まっています。
その翌年にノック式が発売され、オスカー賞などを受賞したということもあるということで、これもPILOTを語る上で欠かせない存在なのかなと思います。
世界初に焦点を当てると、PILOTという社名は、船舶を安全に導く専門家である水先案内人という意味があります。創業者が船乗りだったという事が関係しているのですが、業界や万年筆の水先案内人になるようにという想いが込められているのでキャップレス万年筆は社名にあった存在でもあります。
そして、パイロットができる前に創業者が語った「いつか日本から世界に誇れるものを送り出したい」という夢も新たに叶えているということで、大きい夢を持つことの素晴らしさを伝える出来事としてもキャップレス万年筆は大きな存在となっています。
ちなみに、このようなしっかりとした箱に入っていましてそういう意味も込めてプレゼントとして喜ばれるのではないかなと思います。
ノック式は、方手で操作が可能なので使い勝手がとても良いです。
ノック音が大きいので静かな場所ですと少し気になるかなと思いますし、少し重めのノック感なのでもう少し軽かったらもっと気軽に使えるのかなと思いますが、何かの拍子に勝手にノックされることは妨げられそうですし、安定感のあるノック感は高級感があって良いと思います。
今でも万年筆がノック式なことは珍しいことで、難しい構造なのかなと思います。ただ基本的に分解できるのはこのような3つのパーツでこう見るとシンプルな作りです。
ちなみに、カートリッジを入れる場合は、金属製のカバーをします。見た目もカッコよくなるなと思うのですが、ノックで圧がかかる場所になるところでカートリッジを傷つけないようにという意味があるのかなと思います。
一つ一つ見てみますとまず上部のノックボタンは基本的にノック式ボールペンと変わらないような作りかなと思います。中の部分を押し出して軸からペン先を出し、固定する役割ですかね。
続いては中軸。ペン先を見ると一般的な万年筆より細く長いという特徴がありますが、書く時の問題点はないかなと思います。マットブラックは18金ペンとなっています。
そして、もう一つのパーツが一番重要な部分になってくると思います。
まず中をのぞいてみるとなにやら金属の部品が見えます。バネのような形状です。
中の部分を入れてみると、反発力があるのでノック式ボールペンと同じようにバネのようなものがあるというのが考えられます。
ちなみに、中の部分を入れるためのくぼみと突起物が用意されていまして、万年筆はペン先の方向が決まっているのでずれないようになっています。
それとノック式はキャップが無いということですが、キャップが無いとペン先が乾いてしまうので、なにかしら工夫がされているという事ことで、
前軸の加工が特殊そうですね。
そんなヘッド部分には、シャッター機構搭載とのことで、ノック式ボールペンのようなにキャップが無くてもインクが乾かないようです。
ただ、ノック式の万年筆は珍しく、難しい構造なのかなといいましたが、ノック式の蛍光ペンでシャッターが搭載されている物はたくさんあるので、万年筆はかなり気密性が求められるというのが考えられるんじゃないかなと思います。
シャッターの素材も重要かなと思いまして、キャップレスのホームページに、シャッターの中身の構造が分かる画像を見てみますと、おそらくこちらのキャップレス万年筆は金属製かなと思います。
そして実際にペン先の穴を見てみると、手前の仕切りが倒れながらペン先が出てくるのが分かります。
約2年ほど使っていますが、全然インクの乾きで困ったことはないので密閉性がしっかりしているのかなと思います。一般的な万年筆よりかなり複雑な構造になっているのは確かで、こういうギミックはロマンを感じるなと思いました。
そんなキャップレスの歴史は半世紀以上にわたる分様々なモデルが登場しています。キャップレスの特設サイトを見てみると凄く惹かれるデザインが多いんですが、一番気になったのは、先端を下に向けてクリップをスライドさせるとペン先が出る、変わりダネ機構を持つ自重式です。エリート万年筆が発売された年と同じ1968年に発売されていますね。
遊び心ある面白いギミックですしデザインもカッコいいのでこれも復刻して欲しいと純粋に思いました。
それではこちらも少し書いてみるので、場所を変えてインクを入れていきます。インクは前回と同じ色彩雫の山栗です。
普段純正のカートリッジインクを使っていたのですが、インクを楽しみたいというのと、サステナブルも意識しようという意味も込めてコンバーターを使用することにしました。
この作業はアナログなスマートさがあって、万年筆のカッコ良さの一つでしょうか。大人な雰囲気がありますね。
ということで半分ほど入れられたことが確認できたので、キムワイプでペン先を拭きます。
拭いた色を見ると、一見黒ですが、滲んで広がった外側を見ると淡い色が覗いていまして、黒より柔らかい深みのある色というのが分かります。
コンバーターの場合、エコバックのように繰り返し使えてゴミが減らせるのでおしゃれなことなのかなと思っています。
それでは、書いていきましょう。
このキャップレスは近代的な便利さがあるので、若者でも手の取りやすい万年筆かなと思います。
万年筆の上品さはネジ式やキャップ式の方があるので、ノックの音など、情緒が欠けてしまうという点はあると感じました。とても使い勝手が良いのは確かです。
PILOT キャップレス マットブラック ペン先は18金の素材でFニブ。
ちなみに、金ペンではあるのですが、ロジウム仕上げなのでシルバーの色になっているという事だと思います。前回紹介したエリート万年筆もシルバーのペン先なので同じでしょうか。
エリート95Sは軸との統一感があるゴールドのペン先です。
重さは30gほどありまして、ずっしりとしているのでその力もあわさり、全くといっていいくらいに筆圧を必要としない書き心地です。
インクフローが良く紙との接触が少ない感じで摩擦が少ないので万年筆のカリカリとした感じが和らいでいますし、インクの乗りも良いです。
前回紹介したエリートSと書き心地を比べてみました。どちらも弱めの筆圧で書いてみると、エリートSはインクがカスレるのに対して、キャップレスはインクがしっかり乗るという違いがあるので、重さによる軽やかさだったり、インクフローの良さはキャップレスの方があるなと思いました。インクの乗りの違いも一目瞭然でキャップレスの方がインクの色が濃く出ています。
14金と18金という違いもあるので比較対象ではないと思いますが、このキャップレスの軽やかに書ける感じが伝わればなと話してみました。エリートSはやっぱり、特に力強く書くような速記時に向いているんじゃないかなと思います。キャップレスは流れるような文字を書く時にも良い滑らかさがあります。どちらも書きやすいのは間違いないので用途別で使い分けするのも良いですし、違った書き味を愉しめます。
エリートSは使い始めなので使い込んでいくとまた変わるかもしれないです。最初に使った時と今の印象もすでに違っていて、滑らかさを感じやすくなっている気がします。
そして、ノック式の弱点といえばペン先のブレだと思います。
ペン先をグッと力を入れて書くことがないという事もあると思いますが、全く気にならないのでそこは心配ないかなと思います。
18金ペンの万年筆はこちらしか使ったことがないので分からないですが、ペン先の柔らかさが強いなと感じます。ペン先の細さもあるのかなと思いますが、小さい文字を書く時に視界が広く書きやすいと思います。
そして、クリップがグリップにあります。ワイシャツのポケットやロールペンケースにペンを差す際に、インク漏れや誤操作によるインク汚れを防ぐためだと思っています。
最初は不思議な持ち心地でしたが、今は全く違和感なく使えているので慣れれば問題ないかなと思います。
根元近くにくびれがあるのでペン先近くを持つ際は指にフィットしやすかったり、上を持つ際でも切断部分が内側に折られている構造なので指との接触も柔らかくそんなに悪く無いかなと思います。
ペン先の向きのガイドにもなっているのでペン先の向きで気を使う必要がないという点も使い勝手の良さに当たるかなと思います。
ということで、色々なキャップレス万年筆がある中でこちらは、スタンダードなモデルとなっています。
ボディは上品な光沢が見られるマットな質感と全身ブラックでとてもかっこいいデザインが気に入っています。ネジの境界線は光の強い仕上げとなっていますね。
お値段は税込みで19800円と文房具全般的に高級品ですが、一度使って頂きたい万年筆となっています。
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続いては黒の単色油性ボールペン。
PILOTといえば万年筆、PILOTの万年筆といえば「ナミキ」という日本古来の伝統工芸、蒔絵が施された万年筆シリーズがあります。
高級なものとなっているので購入できなかったんですが、蒔絵に興味を持ったのでそれに近い加工がなされたボールペンを購入しました。ちなみに、キャップレスマットブラックと同じくらいの2万円の蒔絵万年筆もあったんですが、キャップレスはもらったもので自分ではあまり手が出せない価格帯です。今回の企画では万年筆が2つ決まっていて単色油性ボールペンを探していたところでもありました。
今日、「あさイチ」という番組では80万円の金魚が描かれた蒔絵万年筆が紹介されていました。めっちゃ綺麗で本物を一度見てみたくなりました。
平塚工場という場所で作られているそうで、そこで展示品が見られるので行きたいですね。
話しを戻しまして、先日、魅了されたので単体で動画を撮ってブログもかいてみたんですが、こちらは、蒔絵製作で培った大和絵の表現を生かし、印刷、および手作業での色粉蒔きにより軸に絵柄を描いた雅絵巻が施された雅絵巻という単色ボールペンです。
蒔絵というのは漆工芸の装飾法の一種で漆器の表面に漆で絵や文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。
塗る・描く・蒔く・研ぐを繰り返すことで絵柄が浮かび上がるそうです。蒔絵にも様々な種類があるようで、技法によって格差があり、例えば「研出高蒔絵」は多くの手間と時間、高度な技術を必要とし、上位万年筆のみに使われるそうです。とても迫力のある立体感があります。
彫るタイプや貝殻、卵の殻を使った蒔絵もあり、多種多様であることを知ることができて蒔絵の見方が変わったので予習して実際に見に行くとより良いかもですね。
先ほども話しました、「いつか、日本から世界に誇れるものを送り出したい」という夢が叶った瞬間がこの蒔絵なのかなと思うのですが、PILOTが世界に広まるきっかけが「蒔絵万年筆」ということも知っておいて良いかなと思います。
日本の象徴としてイメージの強い富士山をモチーフに4つの柄がラインナップされているんですが、私は落ち着いた色の「赤富士に鶴」を選んでみました。
逆さ富士の青の鮮やかさとも迷いましたね。
詳しくは、単体のブログをチェックしていただきたいんですが、低粘度でお馴染みのアクロインキが搭載されていますし、本体の25gという重さも加わり、とても軽やかな筆記でストレスも解消してくれるような快感があります。このぬるっと感がたまらないく気持ちいです。
そして話しは変わりまして、ドクターグリップに搭載されているリフィルと同じ形状という事を教えて頂きまして、調べてみたら上部の部品が違うだけで同じということが分かりました。
なのでBRFNの10EFのブルーを新たに購入してみました。
こちらは0.5㎜となっています。
こちらは0.7㎜しかないので、0.5㎜という使う幅が広がって良かったなと思うのですが、0.7㎜と少し比較してみることにしました。
動画では青と比較しましたがより正確にということで同じ黒を使用してみました。
筆跡の太さの大きい違いは見られないですが、書き心地がやっぱり全然違いまして、0.5㎜は紙との接触が直に伝わる感じで硬い印象です。カリカリ感が少しあるので、トメ、ハネ、ハライが0.7㎜よりしやすいので安定感があるかなと思います。
それに対して0.7㎜は紙との接触が柔らかいですし、ぬるっと感が強いです。ペンが勝手に走りやすいのですが、気持ちよさが強いなと思います。
どちらも使いどころで活躍できる場所っていうのはありますが、0.5㎜は書き心地で言うと、ノート取りや公文書など綺麗に書きたい時に向いていると思いました。0.7㎜は素早く書くような速記時や、書くという行為だけを楽しむ時に使いたい芯径だなと感じます。
やっぱりインクだまりはありますが、発色も良いですし、クッキリとした線なので見栄えも良いです。パッと目に入るので記憶にも残りやすいのかなと思いました。何かに行き詰った時に0.7㎜を使って書くという行動で気分転換にしてみてもいいかもしれないです。
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ということで、前回と併せて創業当時に近い歴史の深いものを紹介していきまして、次回からは現代に近いものを紹介していきます。
PILOTは日本らしい和な文房具も取り扱いながら、今時な雰囲気のデザインをした物も多かったり、安いものから高いものと価格の幅も広いので老若男女に好まれるメーカーだなと思いました。
他にもあると思いますが、雅絵巻がまさにその代表的な存在といいますか、大和絵という昔の部分と全体的なデザインやマットな質感という今時な雰囲気な部分が合わさった、今と昔の境界線にあたるような存在と思っています。
今回は雅絵巻の色粉蒔きやキャップレスのシャッター機構というPILOTの技術力が感じられる動画となりました。見た目や書き心地と気持ち良さも溢れていました。
気になった方はチェックして見てください。キャップレスマットブラックのリンクはFニブです。
ということで最後まで見て頂きありがとうございました!
良かったらYouTubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
では![]()

















































