約2年半血管肉腫と戦い抜いたルックは
地上での任務を終えお空へと旅立ちました。
最後は心臓からくる肺水腫で
呼吸困難になり、
夜間救急へ
連れていくタクシーの中では
わたしの手のひらに顎をのせ
まだ意識はありましたが
着いて、引き渡したときには
昏睡状態で
必要最低限の処置後
ここから先の治療をするとなると
治療中に亡くなるリスクが高すぎることを告げられ
最後は家で
と、決めていたので
連れて帰ることにしました。
でも連れて帰るタクシーの中、
私の腕に包まれて息をひきとりました。
呼び掛ける度、
思うように動かないからだを
必死にビクつかせ、
わたしの声に答えてくれましたが
次第に反応がなくなりました。
家に着いた時、一瞬意識が戻った気もしたのですが(気のせいかな)
鞄から出したときには首がすわらなくなっていました。
最後は家でというのは
叶ったかどうか曖昧ですが
最後の瞬間は絶対に寄り添いたいと
闘病生活が始まったときから思っていて
それだけでも、叶えられたからよかった。
22日の夜まではいつも通りの生活
23日は呼吸が苦しそうな中、
朝も夕食も完食しました。
おやつには大好きなあんこが入ったどら焼きを一緒に食べました。
日課のトレーニングもしました。
「お手！」というと力強く
わたしの手に肉球を押しつけてきました。
昨日は任務を終えたルックと
一緒に寝ました。
なんだかまだ動きそうで、
たまに動いているようにみえて
呼吸の音が聞こえたような気がして
もー、わたしはだめだめでした。
これからルックがいない生活が
始まるのかと思うと
想像つかなくて、
胸が痛いって
こういうことをいうのかと思いました。
泣きながら寝て
起きてもすぐ溢れてくる涙には、まいった。
この2年半年、
わたしの生活は家族や周囲のサポートもあり
ルック中心で回っていました。
朝4時くらいに起きてルックの朝ごはんを作っていました
今朝は同じ時間に目が覚めるものの
何をしたらいいのかわからずで
ブログを書いています。
ルックがいないことの悲しさや
こうしておけばよかったかなという後悔や
前を向かねばという気持ちが
ひしめき合っています。
どう向き合っていけばいいのか
まだよくわかりません。困った困った。
・・・なんだか
気づけば結構な長文になってしまいました。
すいません。
この辺で締めくくりたいと思います。
今まで長い間応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
励まされ背中を押され、
アドバイスをいただいたりと
ツイッターとブログで沢山の方と繋がれたことに感謝致します。
最後に23日の夕食を待つルックの写真で今日のブログを終わります
ありがとう、ルック
よく頑張ったね
大好きだよ。