マゾスティンと俺

マゾスティンと俺

この世はでっかい宝島

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もう、一人暮らしを始めて二か月半になるわけです。

料理に煮詰まっています。買える食材が少ないのです。
あんまりいろんな野菜をストックしておくわけにもいかず、一人で食べきれる量ってなかなか難しいし、一単位が滅茶苦茶大きいものを無理やり買ってしまうとそれだけ食べて過ごすことになってしまう。
そんな人にも等しく優しいのが、乾麺であります。

まだ食べてないけれど、これからそうめんだ冷麦だそんなものばっかり食べてすごすことになりそうです。
スパゲティだのマカロニだの、パスタにはもうすでに大変世話になっています。

先日100円均一をうろうろしていたら、懐かしいものを見つけました。キティちゃんマカロニです。
パッケージは変わっていましたが、私は小学生の頃、これがとても好きでした。ゆでて、ハムとマヨネーズであえてサラダにする。それ以外の形で食卓に上がったことはありませんが、大好きでした。もう10年も昔のことです。
形は二種類で、キティちゃんの形と、お花の形がありました。マカロニの宿命で、キティちゃんはのっぺらぼうでしたので、私にはそれがキティちゃんには見えづらく、お花の形のほうが可愛くて好きでした。マカロニサラダが食卓に出たときは、必ずキティちゃんを食べつくしてから、お花をまとめて食べていた覚えがあります。
そして、どうしてキティちゃんマカロニなのに、リボンではなくお花の形なのかは謎です。

そんなことを思い出して、買って帰ってきました。食べる機会がなかなか無かったのですが、昨日、作り置きのスープに入れてオーブンで焼くことを思いついたのです。
9分のマカロニですので、先に少し茹でました。懐かしい作業です。
小学生のころ、マカロニをゆでて、ハムとあえるのは私の仕事でした。基本的に台所に立たない子供でしたが、これはいつもやらせてもらっていました。といっても、私は子供の頃からとても飽きっぽくて、9分も鍋の前に立ってはいられませんでした。
最初こそ、張り切って延々とかき混ぜているのです。けれど、だんだん飽きてきて、母親が「ときどきかき回すくらいで大丈夫」と言うとふらふらと台所を出ていきます。3分くらいしたらまたかき回しにいこう、と思うのですが、気が付けばキッチンタイマーが鳴っていて、慌てて台所に行くと母親が湯きりをしているところでした。それから、ハムとマヨネーズを入れて、あえるところだけやらせてもらいます。当時から、なんか情けないな、とは思っていましたが、食卓にそれを並べるときは、なんだかやっぱり少し誇らしかったものです。

今は一人ですので、放置してそのままというわけにもいかず、というより、他の仕事があるので台所にずっと立っていなければならず、最後まできちんと面倒を見ました。しかし作るのも私なら食べるのも私だけで、味以上の感慨がないのをすこしつまらなく思います。

やっぱり今でも、お花の形のマカロニの方がかわいいと思います。キティちゃんが大勢鍋に入っている所は正直、微妙です。