こんにちは!
今日は、私の話しです。
今月、4月で「華道いけばな池坊」の稽古をはじめ、
42年目に入りました。
15歳になった時、
華道と茶道を学ぶ機会を与えてくれた、
両親に感謝します。
(茶道は性に合わず、4年で辞めました💦)
「アリアムリーキ」というお花です。
42年前、はじめてのお稽古の花材でした。
珍しく、ユニークなフォルム。
そして、、、ネギ科なのでなんだか臭い(笑)
形はもう少し力強く、ある意味無骨だったかな・・
かなりインパクトの強い花でした。
この時期この花を見ると、
振り返り、
律する気持ちと、
これからの自分の歩む「花のみち」を考えます。
42年の長い道のり。。。
花を活ける技術だけではなく、
様々な学びがありました。
お稽古では伝承していく『型』を学んだり、
現代のライフスタイルに合わせた自由花や立花を学びます。
ほんの少し、アレンジメントなど講座を受けたけど、
やはり私は、いけばなの奥深い表現が好きです。
池坊は557年を超える、
花文化や日本の文化の伝承です。
お稽古とは、古(いにしえ)を稽(かんが)えるの意味です。
また、芸能・武術・技術などを習うこと。と、あります。
先生は私に、特に厳しく、
辛いときもありました。
花が好きで稽古をしているのに、
嫌になったりもして。。。
ある方がお話されていました。
「先生から学ぶことは技術だけではなく、
人としてあり方や師としての振る舞いも学びなさい。
先生の良い振る舞いでない場合も学びです。
批判するのでなく、反面教師にすればいい。
それもまた学びです」と。。
そうですね。。。
私も教える側として、気が引き締まります。
いけばなも、25年前から生徒さんに恵まれ、
先生と言う立場になりました。
「好き」が仕事になる。
気が付くと、花にまつわる仕事が生業になり、
花と一緒に様々なことを乗り越え
常に私に寄り添ってくれていたように思います。
あとわずかで、元号が変わります。
令和の時代になっても、
私の花の道のりは続いていくでしょう。
今ある幸せ。
美しいものに囲まれている環境。
きっかけを与えてくれた両親。
長きに渡り指導くださっている先生。
全てに感謝の気持ちを送りたいと思います。
これから精進してまいります。
ありがとうございます。
29年ほど前に、取得した看板も年季が入りました。