例年になく暖かい日々が続く中、秋薔薇の見納めの時期がやってまいりました。
ドイツを作出国とするゾマーモルゲン(Sommer morgen)と名付けられた薔薇の花が見頃を迎えていました。
ドイツ語に馴染みのある方はご存じの通り、"Sommer morgen"とは"summer morning(=夏の朝)"を意味するドイツ語です。
湿度の高い日本の夏とは異なり、ドイツの夏の朝はやや乾燥しており爽やかなことから、この色合いにも納得がいきます。
半八重咲ですが、ドイツを作出国とする薔薇の花は花びらの一枚一枚が非常に存在感があるのが特徴だと感じました。
この優美な色合いと控えめな香りとに惹かれます。
今年の11月は例年よりも暖かく、寒さが苦手な私としては非常に過ごしやすい天候に恵まれました。
繁華街を歩いていると、既にクリスマスを意識した装飾が随所に目立ちますが、私はまだ残り少ない秋の自然を堪能するつもりでいます。
コロナ流行期間中に遠出できなかった分、今年は紅葉狩りにも出かけたいと思っています。
娯楽を目的とした外出を極度に控えていたことが功を奏し、幸いな事にこの3年間、一度も何の感染症にも罹患せずに生活できたので、今年の冬もインフルエンザや新型コロナウイルスを体内に取り込まずに済むよう手洗い・うがいを徹底する予定です。
秋の味覚のうちの一つ、無花果(いちじく)を購入してきました。
この物価高の今、大変ありがたいことに相場よりも遥かに廉価で購入出来ました。
果物が大好きな私は、お料理に使うのではなく、毎回皮を剝いて生で食後にデザートとしていただくことにしています。
ところで、最近器を新しく購入しようと思い、色々と見て回っているのですが、大きさや保管方法を考えると現実的な物になかなか巡り逢えず、自分に合った物を一つ選び取るだけでも著しく困難なのだと痛感した次第です。
【本日のピアノへの取り組みについて】
・バッハ インヴェンション全15曲
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調
(ここまで各1~2回ずつ通しただけ)
・ショパン 即興曲 第1番 変イ長調
・リスト 愛の夢 第三番 変イ長調
・その他(スケール・アルペジオ・半音階)
ここ数日、リストのラ・カンパネラの跳躍について記載していましたが、ショパン 即興曲 第1番の中でも左手の跳躍が多く出現し、どこか雑に聴こえるのは跳躍の際の打鍵に問題があるのではないかと考えるようになりました。
冷やかしのような気分で練習を始めたラ・カンパネラのおかげで、別の楽曲の問題点を見出すことができたのは思わぬ副産物です。
肝心なラ・カンパネラの練習記録ですが、まだ楽曲の最後まで音を拾うことができていない状況です。
昨日のstep1.とstep2.を繰り返した後で、本日は譜面を乱読して、第69小節から出現する右12のトリル部分の音を取っていったのですが、第72小節や第74小節の右45トリルの部分を見て少し考えたことが…。
上記添付画像の水色の蛍光マーカーで線を引いた箇所についてですが、右54をオーバーラッピングさせた方が弾きやすそうで、青で書き込んだ指番号で少しだけ練習をしています。
楽曲に跳躍が頻出することを考えると手を広げて移動する練習が必須なのだと思いますが、現時点ではこの運指で暫定です。
最近、日々がいつもに増して充実しているので機嫌が良い時が多いです。
マスクを外して屋外を歩くようになってから、周囲の人たちの表情もよく解るようになり、解放感に溢れていることも一因だと思います。
今後も儚く過ぎゆくこの晩秋を堪能して参ります。