前回投稿時、ジャーマンアイリス(レインボーフラワー)について少し言及したので、勿体ぶらずにブルー系以外の色調のお花の写真も掲載しておきます。

 写真ではお伝えしづらいのですが、優雅な雰囲気で、貴婦人のような佇まいで咲いています。

 

 

 モニターによっては、サーモンピンクのように映るかもしれませんが、実際は橙色が強めの穏やかな夕焼け色のような印象でした。

 風に吹かれると、計算され尽くして何層にも重なったドレスの裾が舞うように揺れるので、静物でありながら動きを感じられる不思議な存在です。

 

 

 意外な見所は雨天時の様子です。

 

 雨に打たれ、しおれたかのような様子が見られます。

 

 

 

 

 不思議な事に、雨が上がって暫く経つと、元通りに優雅な佇まいを見せる、開花時だけでも七変化ならぬ二変化の植物です。

 

 ショウブやカキツバタは水辺を好むのですが、ジャーマンアイリス(レインボーフラワー)の場合、陸地に生息し、降雨により一時的に花の形が崩れるのです。

 

 

 昨日、本物に触れる機会の重要性について述べましたが、インターネットが一般家庭に普及して20年以上経過した今、ネット上に様々な情報が溢れています。

 しかし、上述のジャーマンアイリス(レインボーフラワー)の件一つ挙げても、強風時雨天時雨上がりの後の花や葉の状態の画像や記述をあまり目にする事は無く、晴天でほぼ無風の状態の日中の様子にばかり状況が限定された投稿が多いと思います。

 この状況について何らかの批判をしたい訳ではなく、本物を間近で感じ取らなければ、状況の件だけではなく、香りや丈などを想像する事すら難しいと私は考えているのです。

 

 実際に美術館や博物館、庭園、神社仏閣へと足を運ぶと、学芸員や神職、その他関係者の方々の用いる言葉や案内内容から学ぶ事が非常に多く、毎回勉強になっています。

 

 

 【本日のピアノへの取り組みについて】

 

 ・バッハ インヴェンション全15曲

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調

 (ここまで各1~2回ずつ通しただけ)

 

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調

 ・その他(スケール・アルペジオ・半音階)

 

 本日、帰りに遂にショパン ノクターン エキエル版の楽譜を購入して参りました。

 

 

 アメブロに参加していて心底良かったと思う事ですが、情報提供してくださった先生には感謝申し上げます。

 本当にありがとうございます。

 

 大型書店(私が購入したのはジュンク堂書店)でも楽譜の取り扱いが有るとは初めて知りました

 ※取り扱いが有るのと、在庫が有るのとは別の事象です。実際に陳列してある状態を確認すると、ショパンの楽曲のエキエル版の楽譜は、エチュード、バラード、ノクターン、各1冊ずつでした。

 

 ツェルニーやバッハのインヴェンションの全音楽譜出版社の楽譜も有り、驚きです。

 大型書店にて専門書や洋書を取り扱っているのは以前から知っていたのですが、まさか楽譜まで取り扱っているとは想定外でした。

 

 早速、少し開いて読んでみたのですが、見慣れない記号が…。

 

 

 第28小節赤枠で囲んだ部分のような表記は初めて見たのですが、脚注があります。

 

 この楽曲を、私が習っていた先生の前で実際に1曲通して弾く事は一度も無かったので、新たな気分で練習に取り組めそうです。

 

 

 音楽的な事など先生から何も教わらなかったどころか、私から質問しても毎回雑談にすり替えられていたので、

 「本当は先生が解っていないから先生の前で演奏をしても何もコメントできないんですよね?演奏指導していただかなくても構わないから、コメントだけでもできるものならコメントしていただけますか。そのコメントに対してこちらから質問します」

 と、会社相手に強気に出たところ、あっさり事実を認めていらっしゃいました。

 

 婉曲表現が推奨される日本国内に於いても、顧客(「生徒」ではなく、敢えてこの表現を用います)側から率直に指摘しなければ時間だけを無為に過ごすビジネスが蔓延しております。

 

 勿体つけて雑談する事により核心をはぐらかす人物が、本当はできるのにしないのか、できないからしないのか、その人物に出逢って数ヶ月間経った後に見分ける能力は備わっているようです。

 問題は、遭遇して即座に見分ける能力を備えていないと云う事です。