近隣の商業施設の入口に活けてあったお花です。

 昨年まで置かれていた花手水とは異なり、生け花を観て感銘を受けました。

 

 

 他の来店客の方々が写り込んでしまう恐れがあるため、全体像を撮る事が難しかったのですが、冬の生け花に葉牡丹の花が使われているのをよく見かけます。

 

 

 近所の公道の花壇にも寄せ植えがなされ、一見して薔薇の花のような印象も受けますが、近寄って見るとアブラナ科特有の肉厚の葉の存在感があります。

 

 昨年は、クリスマスリースに採り入れられている様子も見受けられ、冬を象徴する植物のうちの一つとして根付いている気がします。冬は生花の鮮度が落ちる速度が遅く、葉牡丹はその中でも比較的長持ちするため、フラワーアレンジメントにも採り入れられやすいのかもしれません。

 

 

 昨年まで通っていた某音楽教室の退会届について、本来は用紙を確実に手渡しすべきだと私は考えていたのですが、昨年末の時点で新型コロナウイルスやインフルエンザなどが流行しており、更に教室側が用紙を郵送するよう返信用封筒を同封して送付してくださったので、昨年末に郵送にて退会届を提出しました。

 本来であれば、それまでお世話になった方々へ一言でもお礼を述べて退会すべきだと認識していたのですが、この情勢下とそれまでの関係性、年末年始が近く教室の上層部の方々も慌ただしいであろう事情などを総合的に判断し、特に手紙などを同封せずシンプルに用紙のみ封入して返送する事で以て退会が完結しました。

 勿論、毎回レッスンに通っていた時には、レッスン室(先生と私2人だけで居るグランドピアノが置かれた部屋)を出る時、立って先生の方に身体の正面を向けて「ありがとうございました」と言いながらお辞儀をするなど、私の考えている最低限のマナーを実行してはいました(※もしこのような行為を「必要ない」、「おかしい」と捉えていらっしゃる方にとってはマナー違反なのかもしれません)

 

 用紙到着確認も兼ねて、正式に退会届が受理され、教室側からは今後郵便物をお送りする事が無い旨など、私の方から電話で最終確認をしたのですが、

 

 「演奏指導ができない講師なんてうちの会社が雇っているわけないじゃないですか。〇〇(私の苗字)様以外お客様にはあの講師はちゃんと演奏指導をしています。私も何年も前から発表会に立ち会っていますが、あの講師の生徒も出演して1曲演奏されています。講師は客席から生徒の演奏を見守っていました。あの講師はコンクールの審査員も務め、試験官も務め、立派なキャリアをお持ちなんです。あなたはもう退会届を出されたのでそんな立派な講師から指導を受けられる事はありませんけどね。あなたが退会したいと言うのなら、私に止める権利もありませんしね。あなたが演奏指導を拒否しているんですよ」

 

 退会の意思を正式に表明し、書類を提出したら教室側の主張はこのような内容に変わり、最後の最後まで伝達について不可解な点が残る会社であったのが非常に残念でした。

 通常、私的に何か感じる事が有ったとしても、淡々と事務処理を続け、今後再入会(他のジャンル・楽器、etc.)の希望があった場合の案内など前向きに対応を続けるのが社会人としての在り方だと私は捉えていたため、このような言葉を最終確認の段階でかけられるとは思いもよらず、驚愕しています。

 講師の演奏指導能力については、実際どうであれ、レッスン中にしなかったのが事実であり、その点を捏造する事だけは無かったのは良かった事なのかもしれません。

 

 私自身は、この社員に対し、

 「さようでございますか。私を担当していらっしゃった△△講師はピアノの演奏指導ができないから私は△△講師の前で1曲通してピアノを弾かせていただけなかったと伺っていた記憶が有るのですが、わたくしの聞き間違いだったのかもしれませんね。それは大変失礼致しました。そのような聞き間違いや、勘違いが今回こそはないよう、退会届の取り扱いについてお伺いしますが、*年*月を以て退会とし、受理されたという事でお間違いないでしょうか」

 と交わしながら最終確認を進めていきました。

 

 

 それにしても、私のレッスン中にスケールをみる事をお断りした講師がどのようなコンクールや試験の審査員を務めていらっしゃるのか、想像し難いのですが、私の依頼の仕方にも何か原因が有ったのかもしれません。

 このような習い事(大人になって入会した短期カルチャースクールも含む)の辞め方は初めてで、私は通常、何があったとしても、相手が人である限り、その人と関わる最後に捨て台詞のようなものを吐く事は無く、形式上は穏便に終わらせてきたので非常に困惑しています。

 

 思い返すと、毎回教室(レッスン室とは別)の敷地内を出る時、受付の方々に向かって「ありがとうございました」と一言お声掛けをしていたのですが、同時間帯にレッスンが終了する他の大人の生徒の方々は黙って出ていたので、この教室のマナーとして黙って退室する事が良しとされていたのかもしれません。

 私自身、お礼を述べなければならないと云う義務感からではなく、教室が成立しているのは、講師だけでなく職員全員のおかげなので、人間関係が希薄な法人であっても、業務妨害にならない程度に職員全員に向かって一言でも毎回レッスンが終わる度にお礼を述べるのが礼儀だと考えていたのですが、このような認識は私の主観であり、この会社では無礼な行為だったのかもしれません。

 

 いずれにせよ、その立派な経歴をお持ちの講師の前で、レッスン中にスケールすら1往復させていただけなかったのは、私がこの会社に馴染めなかったと解釈するのが適切でしょう。

 

 

 以前、全く別の会社が展開している施設にて、ヨガやピラティスの1ヶ月限定コースを受講した事があるのですが、私はその時にも、受講後にインストラクターの方だけでなく、私服に着替えた後に受付スタッフの方にもお礼の言葉を述べて施設を退館しており、他の受講生の方々も私と同じような行為をしていたので、このような行為について特に疑問を持つ事が有りませんでした。

 

 そこで、海外旅行ツアーのバスガイドを務める現地通訳の方の言葉を思い出したのですが、「日本人は、バスを降りる時にも、空港で解散する時にも、礼儀正しく『ありがとうございました』と挨拶をするのが気持ち良い」との事でしたが、グローバル化が進んだ今、物事の終わりに挨拶をする習慣が薄れてきたのかもしれません。 

 

 

 【昨日(1/13)のピアノへの取り組みについて】

 ※昨日は早めに就寝したため、投稿が起床後になりました。最近、22時を過ぎると体力的に厳しく、早目に就寝しています。

 

 ・バッハ インヴェンション全15曲

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調

 (ここまで各1~2回ずつ通しただけ)

 

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン ノクターン第9番 Op.32-1 ロ長調

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調

 ・シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔 へ短調

 ・その他(スケール・アルペジオ・半音階)

 

 シューマン 幻想小曲集Op.12 「飛翔」について、変ニ長調に転調した箇所の右手アルペジオが連続する箇所の弾き方にようやく慣れてきたと思いきや、後半の転調部分について弾き辛さを感じるようになりました。

 

 

 インテンポ(四分音符=120)で練習していると、いつの間にか上記添付画像の赤枠で囲んだ部分について右3→5の指のすり替えをおこなっている事に気付きました。

 

 そして、前半の変ニ長調のパートと異なり、主旋律が黒鍵→隣り合った白鍵が2音続く内声という組み合わせが頻出し、弾き辛さを感じています。

 このパートも丁寧に取り組む事で新たな課題を見付けていこうと思います。

 

 ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。