公道に多くのサザンカが満開になっている様子を見かけるようになりました。
サザンカと椿の見分け方として、非常に有名な点は、サザンカの花が散る時には花びらが一枚一枚ヒラリと落ちていくのに対し、椿の花は一輪がそっくりそのままポトリと落ちていく事です。
しかし、この情報だけでは、この添付写真のような満開の花や蕾ばかりが見られる時には、どのように見分けたらよいか悩む事も多いと思います。
葉に注目してみると、ギザギザが目立つのがすぐに判ります。
サザンカの場合、葉の淵がギザギザしているのが明らかに判り、椿の葉にはこのギザギザはみられないというのがもう一つの見分け方です。
満開の花に囲まれて歩いていると、コートが必要な真冬であってもうららかな気分に浸れるので有難い存在です。
【本日のピアノへの取り組みについて】
・バッハ インヴェンション全15曲
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調
(ここまで各1~2回ずつ通しただけ)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・ショパン ノクターン第9番 Op.32-1 ロ長調
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調
・シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔 へ短調
・その他(スケール・アルペジオ・半音階)
昨年2月末から、昨年10月に出場するはずであった発表会に向けて練習していたショパン ノクターン第5番 Op.15-2について、昨年12月中旬からは基本的に1日1回通すだけで、5日に1回ほどの頻度で左手(伴奏)のみ練習した後に右手を乗せたり、中間部を丁寧に練習し直したりしていたため、日に日に完成度が下がってきていました。
しかし、本日、
基礎練習→バッハ シンフォニア→バッハ インヴェンション→ショパン エチュードOp.10-4→ショパン エチュードOp.10-12(革命)
【※ここまで全曲1回通しただけ 納得できない完成度でも途中ミスが目立っても次へ進むのみ】
→シューマン 飛翔の右手アルペジオ部分だけを丁寧に30分以上練習
→ショパン ノクターン第5番 Op.15-2を敢えて楽譜を見ながら(譜めくりが不要なよう、4枚を屏風式に製本した物を譜面台に置きながら)1曲通して弾いてみると、自己判断に過ぎませんが、過去3ヶ月間で最高の出来になりました。
シューマン「飛翔」の右手アルペジオの練習の中で、手首を回す方法や内声の響かせ方が培われたのか、日々練習を重ねているうちに完成度が上がってくることが実感出来て自信がついたのか、因果関係は明らかではありませんが、結果としてショパン ノクターン第5番 Op.15-2の完成度にも寄与する事が判りました。
もう一点気になる点が、今年に入り、もうあの通っていた教室で遭遇した嫌な事を思い出したくなかったので、当時持参していた楽譜を開くのを控え、ノクターン第5番については毎日暗譜で1曲通して弾くだけで終えていたのですが、本日久々に譜面を見ながら鍵盤に向かったところ、最初の2~3小節の音を出した時点で嬰ヘ長調特有の輝かしい響きに心を奪われ、気分が高揚したままの状態で中間部に入り、その高揚した気分のまま最後まで弾き続けた結果、演奏が良くなったのではないかと思うのです。
気のせいかもしれませんし、そもそも一度も先生の前で1曲を通して弾いた事がないので比較できないと言われればそれまでですが、上手くいかない時には、同じピアノを使う場合であっても、少し環境を変えてみるのも一つの手段なのかもしれないと考えています。
ちなみに、あのレッスン室に持参していた製本した楽譜は廃棄し、退会後、新たな裏表紙を使い製本し直しました。
何が奏功したのか解りませんが、たとえ少しずつであれ諦めずに練習を続けていると上達する事があると云う事が身を持って判ったので、芽が出ない時期が続いても1回通し練習(もしくは苦手な部分の練習だけでも)を続けていくと無駄にはならないのではないかと私は考えています。
明日からも、またショパン ノクターン第5番 Op.15-2とシューマン「飛翔」の練習を続け、今年2月末にはシューマン「飛翔」の暗譜が完了する事が目的です。