2023年(令和5年)は卯年ということで、十二支にちなんでピーターラビットの写真を掲載されている方が多く、穏やかな気分になります。
私が「うさぎ」と聞いて真っ先に思い浮かんだのは、愛知県名古屋市の大須に鎮座する三輪神社(みわじんじゃ)です。
以前、神社仏閣巡りに興じていた頃、「幸せのなでうさぎ」や限定御朱印の種類が豊富である事で有名な神社として、神社仏閣巡りを満喫していた方々の間で広く知られていたと思います。
神話「因幡の白兎」で有名なうさぎの石造が福兎として境内に設置されているのです。
参拝当時、御朱印帳を授与された時の現物が手元にあるので、掲載します。
参拝当時、黄色・紫色・黒・桃色の4色展開だったと記憶しているのですが、希望していた黄色が生憎在庫切れと云う事で、桃色を選びました。
不思議なもので、私は、様々な色違いの物を選ぶ際、当初黄色を希望していた場合、在庫切れが理由となり、結果的に桃色を手にする事が非常に多いのです。
これもご縁だと思い、大切に保管しています。
裏表紙はポップな雰囲気ですが、兎が両手に持っている物は、目標(良縁)を射抜く矢です。
大人しそうな兎が果敢に闘いに挑む裏の姿を垣間見た気がしてなりません。
境内には、尾張藩の矢場跡が設けられ、江戸時代、尾張徳川の矢の訓練場でもあったとの事でした。
名古屋市中区矢場町の地名の由来は、この矢場跡だそうです。
名古屋の地下鉄名城線の矢場町駅という駅も存在しますが、上前津駅や大須観音駅からもアクセス良好な場所に鎮座している神社です。
私の所感に過ぎませんが、地下鉄が乗り入れている駅の中で、全国一乗り継ぎに際して複雑なのが名古屋駅なのではないでしょうか。
東京駅の場合、掲示案内が充実しているのですが、名古屋駅で気を抜くと金時計と銀時計を往復しかねません。
私は、東山線に乗るつもりで桜通線ホームの方面へ歩き、そこからまた地下鉄東山線名古屋駅まで歩くと云う遠足をした苦い思い出があります。
そのような中で、右往左往しながら辿り着いた三輪神社(みわじんじゃ)で授与された御朱印です。
朔日(一日)限定のデザインで、平成29年11月に参拝した際に授与されました。
この兎も背中に弓矢を忍ばせています。
神職の方は非常に親しみやすい感じで、好印象でした。
肝心な「幸せのなでうさぎ」の足元には、5円玉や1円玉などの御賽銭が多数置かれており、私も拝んできました。
そして、「うさぎ」と聞いて二番目に思い浮かんだのが、日本郵便の2円切手です。
エゾユキウサギが描かれています。
消費増税に伴い、2014年、それまで80円であった封書(25g以下の普通定形郵便物)の送料が82円になり、従来の80円切手に追加して貼付する事を主な目的として作られた切手です。
2023年現在、25g以下の普通定形郵便物の送料は84円になり、当時流通していた82円切手にこの2円切手を貼付して用いられているのを目にするようになりました。
今年は十干が癸(みずのと 水の陰)で、十二支が卯ということで、年干支は癸卯です。
卯の刻と言えば午前6時、卯の方角は東、太陽が昇る時刻と方角のような気がしてなりません。
卯は五行で言えば「木」で、天干と地支とが相生の関係になり、順境のような気がします。
【本日のピアノへの取り組みについて】
・バッハ インヴェンション全15曲
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調
(ここまで各1~2回ずつ通しただけ)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調
・ショパン ノクターン第9番 Op.32-1 ロ長調
・シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔 へ短調
現在、シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔を練習していてつくづく実感することですが、バッハのシンフォニアで学習するような3声以上の弾き分けのテクニックが非常に重要だと云う事です。
勿論、本楽曲に限らずクラシックピアノ曲の全てに該当する事だと私は考えているのですが、本楽曲に於いては特に痛感する事が多いです。
変ニ長調の右手アルペジオの連続後、へ短調に転調した部分ですが、オレンジ色の蛍光マーカーの音符を強調して歌わせるようにピアノを奏でるには、再度行き着く先はバッハのシンフォニアに代表される声部弾き分けのテクニックを磨く事なのです。
ところで、右手で打鍵する音符を赤で囲み、左手で打鍵する音符を青で囲んでみたところ、左手が右手になりすましたり、右手が左手になりすましたりしている気分になり、練習している途中、忍術を使って何かに化けているような感覚に襲われる事が多いです。
卯年の前から取り組んでいる「飛翔」ですが、兎が跳ねる如く飛翔の年になる事を願いながら日々練習に励みたいと思います。