近隣の神社のセンリョウの実が色づき、年末の訪れを感じています。

 

 

 標題の通りですが、密室の中での関係について、しばし思う事が有ります。

 

 私自身、クラシックバレエのレッスンを集団で受けている訳ですが、ネット上でレッスンの様子を記す事はほとんど有りません。

 これは、レッスンを受けていないからでもレッスンを軽視しているからでも何も学んでいないからでもなく、集団レッスンと云う特性上、レッスンを通して私自身が感じた事の中に、他の生徒の方々が指導を受けている場面から学んだ事が多く含まれており、将来私のブログが個人特定された時、他の生徒の方々のプライバシーを侵害してしまう事を懸念しているからと云う理由に因ります。

 個々によって価値観は異なると思いますが、匿名のアカウントでブログを開設しているとしても、自分が記録として投稿している記事について、余程酷い事をされたと感じたなどの場合を除き、有料で同じレッスンを受けに来ている方々が個別に受けた注意内容について、見る人が見ればどの個人の事を指すのか判ってしまう内容の投稿を控えるよう私は心がけています。

 そもそも、レッスンを受けに来ている時点でその個人は未熟な点が有ると云う事で、集団レッスンとは、自分以外の他の生徒が何かを改善すべく先生からご注意を受けている場面を目の当たりにする事が多く、そこから学ぶべきことが非常に多いがゆえ、私自身、特に公開禁止などと指示されずとも、全体公開で記載する項目について自主的に制限すべきだと考えています。

 

 密室の中で行われている集団レッスンだからこそ、個々のプライバシー暗黙のうちに保たれる必要性が有るのではないかと云うのが私の持論です。

 先生だけでなく、同じレッスンを受けている他の生徒達のことを信頼できるからこそ、レッスンが成立するのだと私は考えています。

 

 

 また、密室の中での関係と言えば、20年以上前から大学や大学院のゼミ研究室内に於いて、教授などの指導教官からセクハラをはじめとした不適切指導が問題となっています。

 全国的には少数であるはずの問題を起こす指導教官の影響により、たとえ適切な論文指導であったとしても、教授室のドアを閉めて男女が二人きりで居ると他の研究室の教授から怪しまれる風潮が生まれるなど、一部の不届き者の存在が大多数の誠実な同業者や学生・院生にまで疑惑の目を向けられると云う事態が発生しています。

 適切な指導か否かについては、その分野に精通した者でなければ判定が難しい上、その時の学生・院生の状況にもよるため、結局は、理不尽な指導を受けたが有耶無耶にされてしまったと感じている者や、指導したはずなのに誤解されて担当学生から別の機関に相談されてしまったと云うケースも見受けられます。

 

 

 先日から記載しているピアノのレッスンについても、通常は契約書など交わすこと無くとも、「○月の発表会に向けて1曲仕上げましょう。来週までに選曲候補を挙げてきて。」などと口頭で言われた場合、初めてレッスンを受ける先生との関係でもない限り、それまでのお互い「共通認識」の範囲内に於いて、候補曲を挙げ、選曲するわけです。

 その「候補曲」の中から過去に先生の演奏指導経験の有る曲が含まれていたと云う事情も汲み、私は率先して選曲したつもりだったのですが、選曲した結果のレッスン契約書が無ければ、

 

 「発表会の曲と言った覚えがない」

 「そんな曲の演奏指導をすると言った覚えがない」

 「生徒の捉え方の問題でしょう」

 そもそも私は演奏指導はできないと体験レッスン時にお伝えしたはず。それは当時の受付職員も判っているはず」

 

 などと講師が課長代理の聴取時に返答してもそれが会社としてまかり通ってしまっているので、ここまで不誠実な対応を貫き通す姿勢に呆れ返っています。

 そもそも演奏指導ができないピアノ講師が何故存在するのか不思議でなりません。

 このようなアカハラに遭わずに良かったと捉えるべきなのかもしれません。

 

 ただ、録音禁止と云う理由を逆手にとって指導放棄を繰り返し、課長代理やエリア長からの聴取時に受付職員を味方につけて虚偽の返答を繰り返していても、「無い指導力」「無い」ままで、時間を無為に過ごしては言い訳を繰り返すと云う経営スタイルが強化され、指導年数と指導内容とに矛盾が生じたまま年月だけが過ぎ行くのではないかと思います。

 

 今まで、ピアノのレッスンについては、口約束でレッスン曲やレッスンスケジュールが成立しており、その件についてはトラブルを経験した事が無かったので、今回は驚愕です。

 アメブロにいらっしゃる個人教室の先生方が子ども達のコンクール受賞歴を記載している理由少し解った気がします。

 

 私自身は、レッスン曲について「言った覚えがない」と先生から告げられたのが初めてで、他の先生方はそのような事を通常はなさらないと認識しているため、「この曲をレッスンするという契約書を作成してください」などと申し出る事はしませんが、初めてピアノを習った時にこのような事に遭遇した場合、何でも契約書・証拠音源が無いと怪しく思うのではないかと考え、仰天するような要求が各地で散見される理由の一つとして、どこかのごく少数不誠実な同業者の影響が有るのではないかと感じます。

 

 

 通常、過度に警戒する必要はないと思いますが、密室の中で、誠実さを欠く者が権力を握ると、「そんな事を言った(した)証拠が無い」との理由で以て事実が隠蔽されたり他の者にも口封じをする事になり、そのような集団に残っていると後ろ暗いオーラが身についてしまうだけでなく、自分が向上しようと努力するより他人の勘違いだという方向捏造する思考の癖がついてしまいます。

 

 

 【本日のピアノへの取り組みについて】

 

 ・バッハ インヴェンション全15曲

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調

 (ここまで各1~2回ずつ通しただけ)

 

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調

 ・ショパン ノクターン第9番 Op.32-1 ロ長調

 ・シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔 へ短調

 

 シューマン 幻想小曲集Op.12 飛翔 へ短調

 昨日、変ニ長調に転調する箇所の右手アルペジオ部分の音が汚い事について言及しましたが、改善策として、

 1.旋律となる音(オレンジ色の蛍光マーカーを引いた部分)をメトロノームに合わせて右5(場合によっては4)で弾いていく。

 

 

 

 2.左手と旋律となる音(オレンジ色の蛍光マーカーを引いた部分)をメトロノームに合わせて弾いてみて拍を正確に取る。

 3.全ての音を弾いてみて、粗がどこに出るのか炙り出す

 

 上記1.~3.の工程にて、右手旋律部分が白鍵5→黒鍵5上行で移動する時に、音の汚さが発生しやすい事が判明したので、本件克服に向けて明日から練習に取り組みたいと思います。

 

 ショパン ノクターン第5番中間部と同質の克服法が必要で、毎回克服すべき本質は同じなのかもしれないと思いつつあります。

 時には開き直りも大切かもしれませんが、幾ら指導放棄されてもここは私なりに独学で丁寧に取り組みたいところです。

 

 

 毎回思うのですが、虚言癖を持ち金銭が絡む事柄に於いて他人を騙す人物について、友人関係としてならば「縁を切ればそれでおしまい」で、習い事でも「早めに辞めればよい」、「習いに行かなければよい」と処理する事が可能ですが、義務教育の教員がこの思考の持ち主で、やってもいない事をやったと濡れ衣を着せる者であったり、私物を隠す者であった場合、無力な子どもはどう振る舞えば良いのか。

 結局、「公の教育や大衆に開かれた施設は信頼できないから子どもを産み育てる自信が無い」と云う思考に至る者が増え、少子化に拍車をかけるだけではないのかと憂慮しています。

 

 ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。