早いもので、令和5年の年賀はがきの販売が始まっています。

 電子化された今でも、旧友や昔お世話になった方々とは細々と年賀状のやり取りをしている私は、毎年この時期から年賀状のデザインを考え始めます。

 

 

 よく子どもの写真入り年賀状について物議を醸される事が多いですが、私は相手が「本当に子どもを望んでいた友人」であれば大歓迎です。

 実際、学生時代の友人の中で、結婚式に呼んでもらい、私が新婦友人として参列した人は子どもの成長記録や近況が添えられて家族写真を送ってくる人もいます。

 

 「独身の人は子どもの写真入り年賀状を嫌う傾向にある」などとネットに記載されているのを見かけますが、人によると思います。

 

 

 それでは、本ブログ内にて、私が予てより「家族の話を聴くのが苦痛」だと記載していた件と矛盾すると思われた方もいらっしゃると思いますので、「家族の話を聴くのが苦痛」と云う言葉の真意について記載したいと思います。

 

 ネガティブな話以外聴いたことがないから

 

 これに尽きます。

 更に言えば、

 

 そのネガティブな原因を作っているのは話し手自身だから

 

 と云う不幸の自作自演が頻繁に行われていると感じるからです。

 そもそもしなくても構わない結婚を自分からして、自分で家庭を持って、その家庭で起こったネガティブな話を外部に発散する行為自体、発散された側への思いやりが感じられず、「こうやって他人に気を遣えない人だから家でも誰とも上手くやっていけないんだろうな」としか思えないのです。 

 

 「ああ、別居したい別居したい別居したいー。一人暮らししたいよー。独身の頃に戻りたいー!!!」

 「独身は自由でいいなあ。ホント結婚生活辛すぎる。一人の時間がない…」

 

 こういう話ばかりです。

 今まで生きてきて、相手が結婚した状態で初めて知り合った人の中に、結婚に関するポジティブな話を聴いた事がある人が一人しかいません。

 

 独身女性に対して既婚者がマウンティングするなどどこの世界の話なのかと思います。

 

 一人を除き、独身時代からの友人・親戚以外で、私が遭遇する既婚者は最初から結婚したくなかった、もしくは独身時代の方が遥かに良かったと云う愚痴を振り撒く人しかいません。

 

 そこで、既婚者の皆様、結婚生活を送る上で辛い事もあると思いますが、その時は、周りの独身の人を捕まえて延々愚痴を垂れ流すのではなく、自分が結婚式に呼んだ友人や、同じ既婚者の友人に愚痴を聴いて貰っては如何でしょうか。

 友人が居ないのであれば、カウンセラーに相談するのも一つの手段だと思います。

 

 知り合って数日のよく知らない既婚者の家庭の愚痴を聴かされても、聴く側としては、

 「結婚して何か一つぐらいはメリットがあっただろうに、その『良かった事』は全く話して貰えず、八つ当たりのようにデメリットばかり話しているのは、物事の粗探しをしているようにしか聞こえない」

 

 「良かった事は独り占め(二人占め・家族独占)して、不平不満は外部に垂れ流す行為を平気で行う人物が家でも外でも上手くやっていけないのは当然ではないのか」

 

 「そもそもその結婚自体、自分で決めた事だろうに、結婚適性の有無すら成人しても自己分析できなかったのか」

 

 これが本音です。

 

 上述の年賀状を送ってくる方々からはネガティブな話など聴いた事がありません。

 だから友人でいられるのかもしれません。

 

 どうしても辛い事があって、周りに「知り合ったばかりの独身」しかおらず、愚痴を聴いて貰いたい場合、話し終わった後に、「聴いてくれてありがとう。話したら少しは気分が軽くなった」ぐらいのお礼の言葉を添えるだけでも印象はだいぶ変わります。

 実際、職場の話の愚痴ならばこれを言える人が多いのですが、家庭の愚痴を撒き散らす人の場合、この一言すら言えず、自分の期待した言葉が返ってこないと、

 

 「ああ、やっぱり独身には理解できないよね!誰にも解って貰えないってホント辛い…」

 などと更に怒りだす人がほとんどです。

 恩を仇で返すとはまさにこの事です。

 

 このような言葉を聴くと、

 

 「何故独身に理解できない話だと予め分かっていたにもかかわらず、わざわざ独身の私を捕まえて話すんだろう。こうやって人選を間違えてばかりだから結婚相手選びも間違えたんだろうな」

 

 とますます不幸の自作自演説が強化されるだけです。

 

 人を愚痴のゴミ箱にするのはやめ、無料で人を捕まえて愚痴を吐いたからにはどんな言葉が返ってきてもそれが「その人の本音」なのだと受け止め、家族以外の無関係な人に八つ当たりをするのをやめてください。

 無料・無償の関係と云うのは、即ち結果の保障が無いと云う事で、自分の期待した反応が返ってこないだけなら良い方で、愚痴の内容を周囲に吹聴されるリスクも背負っていると云う事です。

 

 …少しはポジティブな話も振り撒いてはどうか、減るものでもなし…と思うのですが、お話を伺ってみると、そもそも最初から結婚自体したくなかったから独身生活を送りたいと主張する方ばかりで、取り付く島もない状態です。

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・ハノン 5~14番,21~23番

 ・バッハ インベンション第1~15番

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調(暗譜済)

 ・ショパン ノクターン第20番(遺作) 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 最近、ハノンの21番~30番について、毎日メトロノームをかけてテンポを一定に保つ練習を兼ねて取り組んでいます。

 バッハのインヴェンション全15曲を毎日通して練習していて思うのですが、私にはテンポが速くなる癖があり、これを改善する為にはハノン1~30番を正確に練習し直すのが一番の策だと思い、地道にハノンに取り組んでいます。

 精神統一の副産物もあり、毎日メトロノームをかけてハノンをやり直すのは非常に良い効果が得られたと実感しています。

 

 ショパン ノクターンは過去に習った第20番(遺作)も毎日1回通して弾くようにしました。

 これからのしんみりとした季節に相応しい曲調で、毎日感情を込めて鍵盤に向かうのが非常に楽しみになっています。