心地良い加減の陽射しに恵まれ、爽やかな秋晴れを堪能できた一日でした。
天候こそがまさに自然の恵みです。
最近、苦痛を感じる事無く何かに打ち込む事ができる事それ自体が才能なのではないかと考えることが多いです。
例えば、私は特に試験を受ける訳でもなく、仕事に必要な訳でもないのに、毎日ピアノの練習を続けています。
あまり体調が芳しくなく、頭がボーっとするけれど、一日中寝込む程ではない日には、ハノンとスケール、バッハのインヴェンションを通して練習し、指の感覚が鈍らないようにしています。
しかし、そのような日にはこのPCを開く事はしません。
趣味として、ピアノの方がPC操作よりも優先順位が高く、ネットなら「集中して画像を見るのが難しい体調なので休みます」と云う結果になる日であっても、ピアノの基礎練習なら夢中になれる訳です。
勿論、体力的な限界は有りますので、その件については考慮した上での行動です。
昨年末、駐車場でのトラブル関連で警察官の方々と少しお話した時、
「薬剤師の方々は、国家試験のために学生時代1日12時間以上勉強していた方々ばかりなんでしょう?普通の人は1日10時間も12時間も勉強なんて続けられないんですよ。大学生があんなに勉強し続ける事ができるのって、才能ですよ」
と言われたのを思い出しました。
厳密に言えば、「国家試験のために」ではないのですが、旧4年制時代は定期試験や卒業研究が重なると、1日合計12時間以上何らかの学問に取り組むのは「当たり前」の環境であったのは間違いありません。
私からすると、警察官の方々が、毎日酷暑でも極寒でも通報があれば駆け付け、24時間の交番勤務をこなしていらっしゃる事自体才能の塊なのではないかと思います。
上述の言葉は、平然と人を騙し、警察官の前でも虚偽申告をする者が居る事について、今後被害に遭う事がないよう何か対策を講じる事が出来ないか、私が相談した流れで警察署所属の内勤の警部の方から発せられたものでした。
警部の話としては、「悪質な者はどの地域にも潜んでおり、取調べをしても否認したり逆上したりする非常識な者が一定数存在する。その人の素質の問題なので我々が教育する事も出来ない」との事でした。
「『皆が常識のある人間』であれば、今の警察官のほとんどが必要無くなってしまうんですよね…」
仰る通りです。
【本日のピアノの練習について】
・ハノン 1~14番
・バッハ インベンション第1~15番
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)
(※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調(暗譜済)
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
最近、テンポを一定に保つ事や指の独立を確実にすべく、ハノンを少しずつやり直しています。
本日、バッハのインヴェンション第6番を練習していて感じた事ですが、ホ長調の曲調が今の実りの秋の雰囲気を醸し出しており、第6番も季節で言えば秋を想定する楽曲のような気がしてなりませんでした。
毎日バッハのインヴェンションとショパンエチュードを練習していても全く飽きがこないのは、楽曲に魅力が溢れているだけでなく、私が惹かれる「何か」があるからだと思えてなりません。
ショパンの楽曲は、ノクターンもエチュードも私の心を惹き付けて離さない気がします。
一言で表すと、「好き」。
好きになる方法を誰かに教わった訳ではないのですが、自然と好きになれるということ、それ自体が才能なのかもしれません。