某商業施設の入口に花手水が展示されており、心躍る気分になりました。
真ん中の橙色のガーベラの存在により、交感神経が刺激されるような気がします。
その反面、世の中が混乱している時、花手水を目にすると少し精神的な落ち着きを取り戻すようで、お花から受ける視覚的効果は無限なのかもしれないと思いつつあります。
お花と言えば、アメブロの中でピアノを再開された方々が話題に出されていた、3ページ以上にわたる楽譜の製本について、折り畳み式の譜めくり不要の楽譜を製本する際、私は裏面の柄が楽曲のイメージに合うように作成しています。
添付画像はドビュッシーのアラベスク第1番(全6枚)を製本したものですが、厚紙としてはカレンダーの写真を利用しています。
この曲自体、レッスンに持ち込んだ事は無いのですが、自分で製本した楽譜をレッスンに持ち込もうとする場合は事前に先生に相談した方が良いかもしれません。
私は、レッスンを受ける際、楽譜の版を幾つか持ち込み、どれを採択したらよいか、譜面台に乗せても構わない楽譜はどれか、と云う時点から先生に相談し、選曲を行いました。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第11番 ト短調
・バッハ インベンション第10番 ト長調
・バッハ インベンション第14番 変ロ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第15番 ロ短調
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)
(※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
・バッハ インベンション第5番 変ホ長調(メトロノーム八分音符=152で片手ずつやり直し)
昨日、楽曲の完成度を維持する事が困難だとの旨を述べた通り、バッハのインヴェンションを全15曲中14曲毎日最低1回ずつ通して練習しているにもかかわらず、この14曲全曲(※6番は再開後未着手なので現在は除外)を「連続して」「弾ける」と呼べる状態を保つだけで1日最低30分間は投じています。
本日は、インヴェンション第5番のテーマを見失いそうになった事と左手の安定感が危うい事を自覚したので、第5番のみ片手ずつメトロノームをかけて練習し直しました。
メトロノームを1拍ずつではなく、敢えて八分音符毎に1回打つように設定する事により、テンポを正確に保つ事の精度が上がるメリットを享受できる一方、デメリットとして拍感が失われやすいと云う側面も有ります。
この拍感については、昨年11月からの継続した私の克服すべき課題のうちの一つであり、ショパン ノクターン第5番(4分の2拍子)の練習中、意識した項目でもあります。
先日のレッスンにて、第60,61小節の2小節間にわたる右手6連符の下行に於いて、昨年の革命(Op.10-12)にみられたような拍感のなさが再び露呈しているとのご指摘を受けました。
添付画像はパデレフスキ版の楽譜ですが、赤枠で囲んだ部分が6連符として1/2拍ずつを刻むはずのところ、私は無意識のうちに青枠で囲んだ区切りで拍を刻んで下行する癖が付いてしまっていました。
この件は盲点でした。
最後の方で軽視していたのかもしれませんが、元々、テンポを揺らす前に左手の伴奏部分をメトロノームに乗せて正確に練習する事に注力し、連符については右手の拍感を考えていなかった事に気付きました。
この部分については、正しい拍感を身につけるため、メトロノームに乗せて右手のみ何度か練習しました。
中間部の旋律を歌う事と、2拍子を意識する事の2点を主な課題と認識していたため、このような最後の部分で詰めの甘さが露呈するものだと痛感した次第です。
一度癖が付くと改善するのに意識改革が必要なのですが、そもそも何故その癖が付いたのか元凶を考える事により他の楽曲にも及ぼしている悪い癖も同時に改善できそうな目処が立ってきたのは良い収穫だと前向きに捉えています。