黄色いサボテンの花を見かけました。
台風の後で小枝が飛び散った場所に咲いていたのであまり目立たなかったのですが、健気に咲く黄色いお花の様子からは、逆境の中で懸命に生命を全うしようとする姿が感じられました。
標題の通り、ビジネスとしての債務と対価について少し述べたいと思います。
ピアノのレッスンについて、個人教室ではなく、音楽教室のように講師と受付などの案内係が存在する組織の場合、習いに行く側としては教室にどこまでの対応を要求するのが妥当なのかと云う点について、疑問を抱いています。
師弟関係ではなくビジネスとしての関係性であれば、双方が過不足なくサービスを提供し合えばよいと云うのが私の持論です。
それでは、ここで指す「サービス」とは何か。
会社側は規定通りのレッスン時間・回数、利用者(「お客様」と云う表現が用いられる場合もしばしば有りますが、私は敢えて「利用者」と云う表現を用いる事にします)側は、規定通りのレッスン料を期日までに規定通りの方法でお支払いする、と云う関係です。
そこで、レッスンスケジュールについて、高確率で正しい情報を頂けない場合、会社側へ意見を申し出るのはお門違いなのかと云う疑問を抱いているのです。
レッスン前に受付の方へ翌月のレッスンスケジュールを確認すると、
受付「レッスン中に講師が紙を配布しますから、レッスン中に受け取ってください」
講師「(レッスン中)レッスン終了後、受付が配布するので、それを受け取ってください」
レッスン後、上記の件を別の受付の方(シフトの関係なのか、レッスン前にいらっしゃった受付の方は不在の事が多い)に申し出ると、
「講師の方から配布されているはずですが…」
…入会した翌月からこのような状況が続いていたため、私自身も様々な対策を取るよう心掛けていたのですが、お伝えされたレッスンスケジュールについて、受付と講師との相違がある事もしばしばで、ピアノを習うと云う事に要求される「忍耐」とは、この種のものなのかと考える事が多々有りました。
上述のようなトラブル「も」予め想定されたため、私は、個人教室ではなく大手の教室を選んだのですが、何度も同種の誤伝達をされ、不信感を抱き、休会する事に決めました。
1から30または31までの正整数の中で任意の3つを選び取り、伝達する行為が如何に高度な技術を要するか痛感しました。
レッスンについて、会社側は時間厳守を呼び掛けているようですが、会社側がレッスンスケジュールを正確に伝達できない状態でどのように時間厳守するのか、ピアノを含めた芸術の習い事をするのならば、会社側に意見を申し立てるのは品の無い行為で、たとえ起こった事が事実であったとしても営業妨害だと云う風潮を蔓延らせているピアニストや個人教室講師の方々に疑問を呈したいです。
【本日のピアノの練習について】
・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)
・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)
・バッハ インベンション第5番 変ホ長調
・バッハ インベンション第11番 ト短調
・バッハ インベンション第15番 ロ短調
・バッハ インベンション第14番 変ロ長調
・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)
(※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)
・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)
・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)
・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調
・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)
以前から、ショパン ノクターン第5番 Op.15-2の中間部の克服へ向けて、幾つか練習方法を記載しましたが、これらは全て独力で産み出したもので、先生からの指示ではありません。
個々の指導方針によるのかもしれませんが、私の先生は、「次回この曲レッスンするから練習してきて」→次回レッスン時「練習したの弾いてみて。どれくらいできてる?」→楽典が解っていなさそうなので、楽理の解説、と云う流れで指導をなさっています。
元々、私は練習方法を独学で編み出していたので、この流れについては満足しています。
人によると思いますが、演奏技術云々よりも、曲の中に於ける楽典や時代背景などを教わる事の方が私には有益なのです。
先月、「倚音(いおん)」について、用語の読み方とおおよその意味については把握していたつもりですが、レッスン曲の中でどれがそれに相当し、理論的にはどう作用しているのか、問われると返答に窮しました。
このような解説こそが有難く感じています。
さて、発表会の件ですが、真相は、或る受付の方が講師に案内状の配布を依頼し、講師がレッスン中に案内状を配布する流れだったはずが、そもそも案内状自体の流れが受付の時点で止まっており、私の手には案内状自体が渡っていなかったと云う事でした。
別の受付の方に詳しく確認すると、受付職員数名の間で連携ができていなかったと云う事です。
別の受付の方「申込用紙として2部お渡しした案内状のうち、1部に記載しております通り…」
私「2部…?提出した1部しか頂いていませんが…」
別の受付の方「(…困惑)」
頂いていない用紙の存在まで想定し、そこに記載されている期限までに提出できなければ、この教室では「及第点」に満たないと云う事でした。
利用者に求めるスキルが高すぎるピアノのレッスンだと思います。
今回はご縁が無かったのだと受け容れ、早目に退会の連絡をしようと思います。
会社組織全体で事実を隠蔽しようとした者の言葉など全く信用できません。
事実を隠蔽し続け、こちらからお問い合わせしても嘘を嘘で塗り固めたと云う点に対し、非常に腹立たしく思いました。
ピアノのレッスンについては、先生と揉めた挙句辞めた事が過去に一度有るので、ピアノのレッスンの受け方や業界の不文律などを素人にももう少し解りやすくしてほしいと思い、大手音楽教室を選んだのですが、その大手音楽教室でも問題を起こして辞める羽目になるとは、私は全くピアノに適性が無いと言えるのかもしれません。
私自身、成人して保護者の同意が不要な、自分で探した他の習い事やサークルでは揉め事を起こして辞めた事など無かったので、ピアノを習う時には「嘘の集合場所と時間、配布物の不足について、泣き寝入りしなければならない」など、明文化された規則が有ると有難いです。
正しい情報を頂くだけで情報料として「袖の下」が必要だったのか…。
レッスンスケジュールを知る手段はレッスン料や施設管理費に含まれていると云う私の認識は誤りだったのか。
それにしても…あの先生の豹変ぶりは一体何だったのか、あれが本性だったのか…。
これぞ、「本当にあった!怖いピアノのレッスン」にエントリーさせるのが適切だと思います。
先生「貴女、この曲、プロのピアニストが演奏会で演奏するような曲なのよ。それで発表会に出られると思う?」
私「…(趣味で通って『音楽を楽しもう』とか書かれたポスターが貼ってある音楽教室の発表会に、プロのピアニスト並みに演奏できないと出られないなんて初めて聞きました)」
帰りに某ストリートピアノでノクターン第5番を演奏していたら、「ピアノの先生ですか?」とお声掛けされましたが、私は数を数える事や数を正確に伝達する事は可能ですし、自らが配布し忘れたのであれば、非を認める事もできます。
一緒にしないでいただきたいと思います。