9月に入り、銀杏の葉が色づき始め、空に秋の気配が感じられるようになりました。

 

 

 本日9月1日は防災の日です。

 1923年に関東大震災が起こった日と云う事で、神奈川県横浜市の小学校に通っていた私は、毎年この日に2学期の始業式と共に防災訓練の一環として防空頭巾を被って集団下校していました

 関東地方以外の出身の方にこの話をすると、あまり信じて頂けなかった事が多いのですが、平成時代に実際に行われていた教育です。

 昭和時代から、近いうちに静岡県から首都圏を襲う大震災が起こると言われ、老朽化した公民館などが積極的に建て替えられており、学校では震災への備え避難訓練についての教育が熱心に行われていました。

 

 この教育のおかげで、小学生時代から、家族旅行で宿泊した旅館などでも非常口を意識するようになりましたし、一人暮らしをするようになってからも枕元に非常用の備蓄を常に置いていました。

 

 現在、幸いな事に震災とは無縁な生活を送っていますが、震災に限らず、万が一の時のために「準備」を怠らないようにしていきたいです。

 

 

 さて、「準備」と言えば、趣味として続けているバレエピアノで痛烈に感じている事ですが、

 

 物の準備が万端な人は技術習得が早い傾向に有る

 

 という事です。

 

 予てより感じていましたが、習い始めの頃、バレエのレッスン前にヘアスプレーやピンなどを持参せず、更衣室で他人に借りようとする方と、決して他人に借りる事なく自分で必要な物を持参している方では、同時期に入会しても後者の方が技術習得が早い傾向に有ります。

 

 ストリートピアノに参加しても感じた事ですが、演奏に必要な物を自分が使いやすい形にまとめ、ピアノ本体を傷付ける事無く利用している方は、演奏自体も素敵だと感じた事が多かったです。

 

 自分の必要な物を予め想定し、実際に用意して持参すると云う行為こそが、技術習得への意識の高さを物語っている気がしてなりません。

 

 

 そこで、来月、私はピアノの発表会に出る予定なのですが、先月から衣装について思いを馳せる事が多いです。

 以前、写真撮影を趣味としていた頃の撮影用に用意したロングドレスを未だに何着か保管しているのですが、上下セパレートタイプの或る1着について、感染症流行の影響でまだ撮影ができていない状態でお蔵入りしそうな予感なので、クローゼットから取り出してみました。

 

 

 あくまでも撮影用に用意した物で、演奏会用ドレスとは主旨が異なるため、本番でこのドレスを着用する事は無いと思うのですが、先月、過去に用意していた衣装を取り出してみると懐かしくなりました。

 

 もう既に楽曲のイメージに合う着用予定の衣装は決めているのですが、について少し不安が残るので、考え直してみます。

 

 

 【本日のピアノの練習について】

 

 ・ツェルニー50番練習曲集 5番

 ・バッハ インベンション第1番 ハ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第2番 ハ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第3番 ニ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第9番 へ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第4番 ニ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第7番 ホ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第8番 ヘ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第12番 イ長調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第13番 イ短調(暗譜済)

 ・バッハ インベンション第5番 変ホ長調

 ・バッハ インベンション第11番 ト短調

 ・バッハ インベンション第15番 ロ短調

 ・バッハ インベンション第14番 変ロ長調

 ・バッハ シンフォニア第11番 ト短調(暗譜済)

  (※ここまでそれぞれ1~2回通しただけ)

 

 ・ショパン エチュードOp.10-4 嬰ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-12(革命) ハ短調(暗譜済)

 ・ショパン エチュードOp.10-5(黒鍵) 変ト長調

 ・ショパン ノクターン第5番 Op.15-2 嬰ヘ長調

 ・その他(スケール、アルペジオ、半音階、その他)

 

 本日はショパン エチュードOp.10-4を片手ずつメトロノームをかけて2分の1の速度で練習し直しました。

 

 ピアノ超上級者の方が他の人の或る曲の演奏を聴けば、同時に練習している曲も判ってしまうのでしょうか。

 或るストリートピアノ会場にて、英雄ポロネーズを感嘆するほど安定したタッチで演奏なさった方から、

 

 「エチュードのジュウノヨン、弾けますよね?」

 

 と言われ、このブログをお読みくださっている方から初対面で特定されたのかと思いましたが、私自身、複数の会場を回っていると、立っている姿や1曲演奏を聴かせて頂いた後の様子などから、何となくレパートリーが想定できた事があり、何となく発言の意図が解った気がします

 

 その流れでOp.10-4らしき曲が壊滅的なものになり、その場にいらっしゃった皆様に申し訳なく思ったので、近いうちにリベンジを企てて練習中です。

 この流れで、「いえ…無理です…」などと言って弾こうとすらしなかったら、今頃後悔していたと思うので、挑戦しただけでも良かったと思うのですが、如何せん準備不足にも度が過ぎました。

 

 

 ショパン ノクターン第5番 Op.15-2については、テンポが乱れてきたので、左手のみメトロノームに合わせて練習しました。

 中間部の右手はテンポを落として丁寧にやり直しです。

 

 そして、一番の準備は睡眠を十分に取る事です。